Marketo運用スタートしました。
今回は、昨年から地道に準備を進めていたマーケティングオートメーション(MA)の「Marketo(マルケト)」の本格運用を開始したので、それについてご紹介。今後、MAを導入することを検討している人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
Marketo導入背景
2020年は私がいるシノプスにとっても激変の年になりました。その中でも最も大きなことがビジネスモデルの転換です。パッケージ販売モデルからクラウドサービス(いわゆる「サブスクモデル」)に大きく経営方針を変更しました。
2020年3月にサブスクモデルに転換することを社内発表し、6月にはクラウド型の新サービスを開始。そこで、これまで重視してなかったマーケティングに力を入れることを決め、Marketo導入を決定しました。
Marketo導入で実施したこと
2020年10月からMarketoプロジェクトがキックオフしました。実は、ほぼ同時タイミングでSansanDataHub(SDH)の導入も決めていました。もともとSFAでSalesfore(SFDC)を利用していたのですが、MAを活用する最初の壁がマスタ整備と想定していた為です。そこで、SFDCとSansanを連携させ、マスタ整備もセットで進めてしまおうとSDHの導入を同時並行で進めました。その結果、システム構成はこんな感じになっています。
Marketo導入3ヶ月後
当社はマーケティングの初心者ばかりだったのですが、導入から3ヶ月後の2021年1月時点でなんとか設定と基本的な使い方が分かってきました。まず実施できたのは、こんな感じです。
・コーポレートサイトの問い合わせをMarketo連携
・SFDCでリード運用開始(もともと商談のみの運用)
・SFDCでキャンペーン運用開始
・Marketoでメルマガ開始
まだまだですね。。。
Marketo運用してみて感じた大事なこと
導入前から「THE MODEL」なども熟読してみて大事とは言われていましたが、本当に以下のことが大事といま実感しているところです。
・顧客ステージの設計
・マーケティングコミュニケーションの設計
・マーケティングKPIの設計
まだ運用開始したばかりでズレているところも多いと思いますが、いま見えている課題はこんなところで、少しずつ進めています。
・Marketoの基本的な使い方レベル強化(ウェビナー連携など)
・WEBサイト強化(そもそもマーケティングしやすい設計になってない)
・顧客ステージの再設計
・マーケティングKPIの設計
・ナーチャリング設計(エンゲージメントプログラムなど)
・MarketoとSFDCの連携強化(アラート設計など)
Marketoでプログラムとか作ってると「あれ?そもそもMA入れた目的なんだっけ?」と忘れがちなので、noteで定期的にまとめると良い振り返りになることにも気づきました。まだまだ導入したばかりですが、今後もMarketo運用で気づいたことを定期的にアップしていこうと思います。