タラパティの BEAST 15 首領の正体
ネットフリックスにあるインド映画の『BEAST』英字幕部分を翻訳してみました。素人の意訳ですがご参考までに。
基本的に映像を見ながらというのが前提。
話者の名前はネタバレ防止のため、最初は「見たまま」。その後正体が判明した時点で「男」→「キーリ」のように変化。
ネタバレの影響がない場合は最初から役名で記載。
台詞以外の字幕部分は「字幕」「歌詞」と記載。
話者が不明の場合は「音」等と記載。
【 】は場所・場面・状況等の説明。
( )筆者による注釈。
<>筆者による状況説明。
タイムコードは残り時間を指す。
見出しは筆者の趣味です。
首領の正体
マスクの下は普通の男
【臨時作戦本部】 54:51
大臣:そいつは頭がいかれる程の大ニュースだ!
君を実に誇りに思うよ!
その彼も!
素晴らしい!
アルターフ:彼は勝負に負けたんだ。
ゴーパール 、私には彼が笑ってるのが
つらくてか嬉しくてか分からん。
上に立つにはどうするかあの男から学んでおけ。
あれはオスカーだってとれる男だ。
ゴーパール(従者):サー、私は彼が態度が豹変させるのを見ました。
アルターフ:それが現実に我々にとって問題となるかもしれん。
【モール内テロリスト拠点】
部下:サイーフ、あの男の話は本当だ。
あいつはバングラデシュ人だ。
それにまだチカラを出し切っていないように感じる。
だからもっと聡明な人間として扱わないと。
私の考えですが。
サイーフ(首領):ありがとう。
【モール内厨房】 53:55
<交換条件の人質が次々に入ってくる。サイーフが入り込んでいる>
ドミニク:私はドミニクだよ。
この作戦は私が指揮をとっている。
【ニュース画面】
女性アナウンサー:チェンナイのイーストコーストモールを
ハイジャックしたテロリスト達は
計画を中止して帰国することを決断しました。
最新の情報によると、国は
彼らを速やかに出国させるべく調整中とのこと。
【厨房】
ドミニク:お前さん、泣いてるのかね?
泣き虫だな。
何が問題だ?
今は安全な場所に座ってるじゃないか。
サイーフ:とても恐いんです。
ドミニク:どうして?
サイーフ:あなた達全員、見るだけで恐い。
ドミニク:どうしてそんなにわしらを恐がったりするのかね?
お前さんの面構えはテロリストだって恐がらせそうなのに。
その上立派な”悪役眉毛”をお持ちじゃないか。
何を恐がることがある?
何か他に心配事があるなら
わしに打ち明けてみなさい。
サイーフ:私の妻と子ども達はまだ下にいるんです。
ドミニク:そのことか?
彼らは次のグループで無事に連れて来て貰えるさ。
心配せんでええよ。
おい、ムヌスワミ。
カップ麺にお湯を注いで持ってきてくれ。
なんでまだ泣いてるんだ?
サイーフ:皆さん方全員バングラデシュ人じゃないんですか?
ドミニク:バングラデシュ?
それはテロリスト用にでっちあげた話なんだ。
混乱するようしむけた。
それであいつら脅えて、今や退却計画を練ってる。
サイーフ:あなたはバングラデシュの方じゃないんですか?
ドミニク:バングラだって?
わしを悩ませるのはもうよせ。
ベサント・ナガー(チェンナイの住所)
ドミニク&ソルジャーズ警備会社。
聞いたことない?
わしがオーナーなんだ。
ドミニクであるわしがこの作戦の指揮をとってるのさ
うちのソルジャーズのチカラを借りてな。
このわしが全員を救い出し、命を助けてる。
理解できた?
サイーフ:からかってるんじゃないでしょうね?
ドミニク:わしがお前さんの足を引っ張る必要あるか?
お望みとあらばわしのIDカードを見せてしんぜよう。
これ以上の証拠は見せんぞ。
わしは嘘つきか?
サイーフ:それならあなたと同じ民間人が……
どうやったら訓練されたテロ組織と相手に勝てるのですか?
ドミニク:わしはまあ普通の男だが
わしの計画はとてつもないのさ。
サイーフ:どのように?
ドミニク:テロリストの一人をこっちの仲間に引っ張り込んだんだ。
あいつらが計画を部下に伝えるだろ。
そしたらそれを聞いた仲間が来て
わしらに全部教えてくれるんだ。
これでもまだわしが信じられない?
ばかだな。
仲間がここに来たら教えてやるよ。
わかったな、泣き虫君。
早く受け取れ。
おまえさんの頭の上にこぼされる前に。
ほら。
(ムヌスワミに)なぜお前は占い師がでんでん太鼓を鳴らすように
ぶるぶると手が震えるんだ?
持ち場に戻れ。
(サイーフに)食べて。
熱くて刺激的。
お肌にいいよ。
(隣の女性に)お嬢さん。
寂しそうに見えるな。
通信:ヴィーラ
ヴィーラ
ドミニク:開幕ベルだ。
彼の出番だな。
(サイーフに)よ~く目をあけて見てろよ!
見どころだぞ。
【ヴィーラがおおいを外すと仲間になった”父親”が現れる】残 50:15
父親:ボスが今どこにいるのか誰も知りません。
ドミニク:あのテロリストがどんな風に情報を運んで来たか見ろよ。
父親:ボスには他の計画か何かがあると思います。
充分気をつけてください。
キーリ:もうこれ以上質問するな。
ヴィーラ:おい。
なんでお前は自分の子が座ってる横で泣いたりできるんだ?
娘が脅えると思わないのか?
(少女に)もう心配しないで。
ビスケット欲しい?
キーリ、こっちにビスケットを。
どうぞ。
あとでアイスクリームを貰ってきてあげる。
(父親に)お前がちょっと鼻をすすった音がしただけでも
踏んづけてやるからな。
子ども達はおとなしく座ってるのに
水牛野郎共が死ぬ程脅えてるとはな。
ドミニク:どうしてそんなにじっと見てる?
40人があそこから降りてきたんだ。
換気口から上ってダクトを通り
安全にここに降りてきたんだよ。
ちょっと不思議だったよ。
彼らがどうやってここに辿り着くことができたか。
恐怖だよ。
死の恐怖さ。
ちょっとここの席、とっておいて。
すぐに戻る。
わしが戻ってくるまでずっと見続けてるがいいさ。
<サイーフ、ダクトを使って脱出>
ダクトから見える風景 48:10
ドミニク:どうしてまたみんな同じ場所を見つめてる?
おい!
カップ麺を持って行けよ。
食べ残しは誰も食わないぞ?
あの男は家族をそこまで深く愛しているのか。
変わり者め!
ヴィーラ:おい。
何があった?
ドミニク:特に警戒することはないよ。
あの男は財布を取りに戻ったんだ。
わしに家族の写真を見せたがってた。
ヴィーラ:ふざけてるのか?
どこの世界にわざわざ財布を取りに戻るヤツがいる?
ドミニク:一理ある。
あの男はわしらが皆バングラデシュからやって来たのかと脅えてた。
わしはベサント・ナガーから来たと言って落ち着かせてやったんだ。
実際わしはIDカードまで見せてやったよ。
ヴィーラ:待てよ。
彼はどうして俺達がバングラデシュ人だと思ったんだ?
ドミニク:それはその、たぶん
彼は地理の研究者とかなんだ!
ヴィーラ:うっかり全部喋っちゃった?
ドミニク:わしはただ考えてた事を口にしただけなの。
あいつがこの事件の首謀者じゃないといいんだけど。
ヴィーラ:あいつがボスだ。
ドミニク:本当?
わし、死んじゃう。
ラーム:黙ってられないのか?
なんで何もかもべらべら喋っちゃったんだよ?
ドミニク:秘密を知られちゃった。
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