『ムンバイの恐れ知らず(Anjaan)』ネタバレなしの感想

『シンガム2』の時と違ってお髭を男前に整えたスーリヤ兄様は本当にハンサムで、劇中でも当たり前のように「あの色男」みたいな形で言及されてました。タミルの端正だもんね♪  でも『シンガム2』同様にライオン(シンガム)に例えられてるんだよ。たまに虎だけど、基本獅子。

しかしスーリヤ兄様の最大の魅力はアクションではなく、その弁舌の説得力にあるのよ。『ジャイ・ビーム』見た方はご存じね♪ 俳優としての兄様は「相手を説き伏せる」能力に非常に長けているの。もちろんこの映画にもそれは発揮されています。意外な場面なんで笑っちゃったけど。

本作でのスーリヤ兄様の魅力は美男、アクション、説得力に留まらず、その愛の深さにも凝縮されてるんですね。ヒロインとの恋愛だけじゃなく男同士の友愛も語られて、これが激しい。どちらも一方通行じゃないですからね、双方向で両方とも激しいですからね。いやあ見応えあります。

全体的にテンポが良く、コインやようじ(stick)の使い方など小技も効いてて非常に面白いアクション映画です。テーマは「信義」。裏切り者は許さないというこの一点だけで物語りを貫いてます。キャラの使い方も上手で、キャスティングも文句なし。是非日本語字幕作って公開してください!

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