ミタライチハル

はたらくのデザイン|オフィス家具メーカーでマーケターっぽい職種不明の社内インテグレーター|毎朝4:30起床のガチ早起き勢|早稲田大学理工卒|妻と小2ちゃんと4歳くん|※投稿は個人の見解です

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最近の記事

オフィスの在り方を再定義した25社の事例と、私見のメモ(リモートネイティブ/解約/縮小/分散/維持/拡大)

緊急事態宣言前後の "emergencyコロナ期" から、"withコロナ期" へとシフトしてきた中で、多くの企業が試行錯誤を重ね、新しい働き方を模索したことで、企業や人々の「オフィス」に対する考え方が変化してきています。 この文章を書いているのは2020年10月下旬ですが、ここ数か月の間に、実にさまざまな企業がオフィスの在り方を再定義し、その結果、オフィスを解約したり、縮小したり、拡大したり、分散したりする事例が出てきました。 それらの判断が正しかったのかどうかは、af

    • リモートワークはオフィスをホテルやテーマパークに変え、通勤を旅路に変える

      今日書き留めておくのは、 「在宅勤務が働き方の選択肢として定着した組織のオフィス空間は、きっとこうなるんじゃない? そうなったら、オフィスへの通勤はこう変わるんじゃない?」 という(願いを込めた)ライトな考察です。 オフィスは消えるか、残るか2020年3月以降、オフィスを解約して完全リモートにシフトする企業をちらほら見かけるようになりました。今後も、全従業員が100%リモートワークでオフィスをもたない企業、というのは少しずつ増えていくとは思います。 しかし、ほとんどの企業

      • 就活生が志望業界・志望企業を絞り込むときに、意識してほしいこと

        1dayインターンシップのプログラムづくりを通して、就活中の学生の方々が「意識しておくといいかも」と思ったことを書き留めます。 はじめに私は、グループ全体で従業員5000名くらいのメーカーに勤めています。会社としての主事業はオフィス家具などの製造・販売ですが、コーポレートメッセージとして掲げている『人を想い、場を創る。』に象徴されるように、近年はプロダクトとしての家具だけでなく、空間づくりや働き方の提案などを通して、人々が幸せになれるような「はたらく」を創る、という価値を社

        • Future Visionを通して自分が創りたい未来を考える

          つい先日、Future Visionをつくる、という仕事に携わらせてもらいました。(私たちが制作したFuture Visionはこちら)Future Vision制作を通して学んだことは、「未来を想像するだけでなく創造したいのであれば、それを言葉や映像などで表現することはとても大切だ」ということです。 創りたい未来の在り方や、これから目指していく未来を表現したFuture Visionは、企業の描く世界観を知る良い方法であるとともに、自分自身がどんな世界を創っていきたいか、

          はたらく場を彩る"アート&グリーン"と"食"のサービス10選

          「オフィスのレジデンシャル化」は、近年の大きなトレンドです。 レジデンシャル化とは、オフィスを「自宅のような雰囲気」にすること。しかし、家具や内装でリビング感を演出するだけでは、毎日を過ごす生活空間としてはちょっと味気ないものになってしまいます。 そこで注目したいのが、「なくても仕事はできるけど、あるとオフィスがちょっといい空間になる」という、はたらく場に彩りをそえるサービスです。 今回は "アート&グリーン" と "食" にまつわるオフィス向けサービスをそれぞれ5つず

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          おもしろい色があるんだけど、見に行かない?

          ひとことで言い表すことが難しい色に出会うたび、思い出す場所がある。 27年前、たった一度だけ訪れたパキスタンのケウラソルトマイン、塩の山脈だ。150年以上に渡り採掘が続く巨大な塩鉱山の内部では、神秘的な色が育まれている。 あるところは、くずれそうに甘い桃のようにやわらかい色。 あるところは、朝焼けを飲み込む雲のようにあざやかな色。 あるところは、不敵に笑うジャックオランタンのように猛々しい色。 それらの色のどれもが私のこころに宿り、今もなお、人生の端々で顔を覗かせては、

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          創造性の高い会議をやるなら「ホワイトボード」もこうでなくっちゃ

          皆さんのオフィスにホワイトボードはありますか?壁掛けだったり、自立スタンドだったり、壁面全体がホワイトボード塗装だったり、と、姿形は様々だとは思いますが、ホワイトボードはオフィスの必需品ですよね。アメリカのAmazonオフィスではエレベータのカゴの中までホワイトボードになっているというのは有名な話です。 そんなオフィスに必ず1つはあるホワイトボード、選ぶときはとかく後回しにされがち。デスクはこれ、チェアはこれ、、、と、オフィスに必要なあれこれを一通り決めてから、「あ、そうだ

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          平成最後の夏に、自分の30年を振り返る

          平成最後の夏を終えるにあたり、自分自身がどのように平成という時代を過ごしてきたかを振り返る、長い長い回顧録のような自己満足のポストです。恥ずかしいのであまり真剣に読まないでください。 写真はニューヨークの Herman Miller ショールームに置いてあったタワシのようなハリネズミさん。なぜこの写真を使おうかと思ったかというと、ハリネズミさんは私自身と共通点が多い動物だと思っていて、 ・ 夜行性(夜更かし癖) ・ 単独生活の習性(ひとり大好き) ・ 恒温動物だが暑さ寒さに

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          「自由な働き方」と「多様な働き方」は似て非なるもの、働き方改革に必要な個人の主体性

          「多様な働き方」の実現には「ある程度の自由度」が必要です。在宅勤務、モバイルワーク、フレックス、育児・介護休職、時短勤務、複業、といった勤務制度にしても、フリーアドレス、ABW、ノマド、コワーキングスペース、共創空間、といった場・環境にしても、画一的で自由度の少ない働き方しか認められていなければ多様な働き方は実現できません。 しかし、ちょっと立ち止まって考えてみたいのが「自由な働き方」と「多様な働き方」について。どちらも、働き方改革に関連してよく使われる言葉ですが、両者が持

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          新品オフィス家具の月額レンタルサービス「Kaggレンタル」様への余計な心配と大きな期待

          47インキュベーションさんが運営するオフィス家具の通販サイト「Kagg.jp」が、新品オフィス家具の月額レンタルサービス「Kaggレンタル」を開始しました。現在は東京23区限定のようですが、今後の広がりには非常に注目&期待しているところです。ただ、いくつか気になることがありましたので、オフィス業界で禄を食む一人として(余計なお世話ですが、勝手に)この家具レンタル事業について考察してみたいと思います。 オフィス家具の買い替えサイクル皆さんはオフィス家具って何年くらい使うものだ

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          黒のオフィス - 海外事例6選

          海外の最新オフィス事例をチェックするのに、多くの方が OFFICE SNAPSHOTS をご覧になっていると思いますが、ここ1年くらいの間に私が見かけた、”黒”のオフィスをまとめてみます。 ここで言う”黒”のオフィス、というのは、例えばコーポレートカラーなど、何か他の色を際立たせるためにベースとしてブラック色を多用したデザインにしている、というオフィスではなく、とにかく”黒”に振り切ったオフィスです。 今回は OFFICE SNAPSHOTS で紹介されたオフィスの中から

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