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受容と成長③

M様からはルルくんとのセッション報告の後

『先週まで9割ムリかも、週末は8割ムリかも、と感じていたのが
もう少しハードルが下がってきた思いです。
ルルの悲しい思い、、
彼は声にも行動にもはっきりでるので
思っていた通りでした。ありがとうございます。』

そしてルルくんにも変化が現れていました。

『夜はセンの聖域である私の寝室で寝るようになり
今朝はとうとう隠れずに私に着いて回って
センへのちょっかいも増しましです。』


ほとんどのペットさんたちは
私とお話しした後、何かしらの変化を見せてくれています。

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翌朝、私は再びセンちゃんとお話しさせてもらいました。
質問はM様から頂いた変化の様子に基づいて私の方でいくつか事前に考えさせていただきました。

・センちゃんが鼻ツンをかなりトライするようになったと言っていましたが
ルルくんとの距離を縮めようとしてくれているのか?

・ルルくんが私とお話しした後に積極的にセンちゃんに近づいて行くようになって
センちゃんは迷惑顔で逃げているとのことだが、実際一緒に遊ぶことは難しいか?

・ルルくんはトライアル期間で、正式なお家の子ではないが
保護施設に戻らずに、このままお家の子になりたい、と言っていました。
その気持ちに応えてあげられそうか?


これに対しセンちゃんは
自分から歩み寄らないとかわいそうかな、と思ったこと。
やんちゃな盛りの子に対して、どう接していいかよくわからない。
申し訳ないけど、ちょっと勘弁してもらいたいなっていう気持ちの方が強い。

しかし、今後のルルくんのことに関しては

【私も無理をしない範囲で付き合っていこうかなとは思ってるよ。
戻すのはやっぱりかわいそうじゃない?
こんなに慣れてきて、甘えてる子を、
私のせいで追い出すわけにはいかないもん。】

そう言ってくれたセンちゃん。

私は彼女の言葉から大きな愛を感じ、感極まっていました

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ありがとうございます。
私もセンちゃんに無理はさせたくないんですけど、
ルルくんの気持ちを聞いたり、
野良猫で頑張って生きてきた期間が、あんなに小さくてもあるので
どうかルルくんと一緒に生活してほしいなって思ってたんです。

→わかってるよ、あなたの気持ちも伝わってきてたから。
時間が解決してくれるんじゃないかな。
私だって、そんなに意固地な嫌な猫じゃないんだよ。
こうやって慣れていく中で、
あの子がいることが自然だなって、思えてもきてるから。
だから、いいよ。あの子をうちの子にしてあげて。


ありがとうございます!
私は実際に会ったこともないですし、こういう形でしか協力できないっていう
もどかしさもあるんですけど、こうやってお話をして、
センちゃんの心が動いてくれたことにとても感動しています。

→え、泣かないで!仕方ないなぁ。
私だってそんなに頑固になるにはまだ若いと思うし。
私のためにも、あの子がいた方がステップアップができるんじゃないかな、
って自分でも思うんだ。

生きていればいろいろあるよね。仲良くできる日も来るかもしれないし。
だから、いいよ。
こんな感じでいいんだったら見守って欲しいな。

センちゃんの優しさに嗚咽が止まりませんでした。

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M様からは
『センが嫌じゃないなら、それで十分です。
昨日はやっとルルのお尻の匂い嗅ぎに成功してたんですもの。

ルルに嗅がれるのはシャー言うてましたけど
このお返事を書いてる間に撮った
写真の距離で居てくれるならこの数日でもの凄い進展です!!』


実際にお送りいただいた写真


『こうしている間、センがずっと私のほうを見ています。
表情や目から感情を読み取りにくい子ではありますが
彼女を信頼して、彼女のペースに任せて
日々の小さな変化を楽しむ気持ちで生活して行けそうです。』

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この翌日、M様から私に届いた1枚の写真
涙が自然と溢れていました。


『おかげさまで距離はぐーんと縮まり、
シャーも数日に一回あるか無いかまでになりました。
来週23日には正式譲渡の予定です。

今日はセンがルルの方を向き、
ルルがセンの手を何度も握ってました。素晴らしい瞬間でした。』

たった5日間の奇跡


センちゃんからいただいた名言があります。

【全く、人間っていうのは世話が焼けるよね。】

「世話の焼ける人間」のために
そして自分の成長のために
ルルくんの運命を受け入れてくれたセンちゃん。

すでに素晴らしい成長を遂げられていました。


こんな奇跡のような出来事が起きるから
アニマルコミュニケーションはやめられないんです!!

終わり



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