私は女の子〜サンドさんの主張①〜
先日の『動物界のLGBTQについて』
続編を楽しみしています、とのお声をチラホラいただきましたので
詳細をご紹介することにしました。
5月某日
ボランティアセッションをしているソラネコせたなさんから
1件の依頼が来ました。
『先々週あたりから我が家の敷地内に現れるようになり
責任はとるつもりでご飯やお水をあげている猫がいます。
・どこから来たの?どうしてココにいつも居るのかな?
・男の子?女の子?
・人間と一緒に暮らしたことはあるのかな?
・もし良かったら、家の中に入らない? 猫はたくさん居るんだけど(^_^;)』
といった内容でお話ししてほしいとのことでした。
しかし、この時はまだ名前もつけてないとのことで
名前が無い子とはお話しできない旨お伝えし、
後日「サンド」という名前に決定しました。
名前の由来は
小屋の下に何日もいて、そこがちょうど「砂地」だった
ここで寝てるんだな、と思うくらい丸くくぼみができていた、ということから
砂=sand と命名されたとのことでした。
アニマルコミュニケーションの際は
名前・性別、年齢も聞いた上でのセッションを基本としますが、
今回は性別も年齢も不明、でもお話ししてみれば声や話し方で分かるので
さほど気にせずに話してみることにしました。
=====
私は今サンドさんにご飯をあげている、わーこさんとカズさんからお話しを頼まれたキョウコと言います。何個か質問があるのでお話しさせてもらえますか?
「はい、いいですよ。」
サンドさんは女の子ですか?
「私は女の子ですよ。わかりにくいかしら?」
女の子の顔かなと思ったんだけど、写真で見ると体が大きいので、男の子かなとも思って。
「そうね、聞いてくれてありがとう」
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一言目の声や口調で「女性」だとわかりました。
でも一応、確認のためにサンドさんにも聞いてみたのです。
お話しの仕方は「上品で穏やかな女性」という感じでしたし
本人がこう言っているのだから、と私はその後、なんの疑いも持たずに
女性と思いながら話を進めていったのです。
=====
人間と一緒に暮らしたことはあるのかな?
「うん、あるわよ。少しの間家の中で飼われていたわ。」
それはいつぐらいですか?
「うん、少し前までね。でもやっぱり猫はいらなかったみたいね。」
どこから来たのかな、どうしてココにいつも居るのかな?
「ええ、この辺に置かれたのよね。きっとご飯をくださるところがあるって(元の飼い主が)わかってたからじゃないかしら。」
だからサンドさんもここから移動しないのかな?
「そうね、甘えていいのならばと、居させてもらってるのよ。」
もし良かったら、家の中に入らない? 猫はたくさん居るんだけど(^_^;)
「ええ、いいのかしら?私は全然構いませんよ。入れてもらえるのならば。」
家の中で暮らしてもらって少しずつで良いから仲良くなりたいんだよね!って。
「まあ、そう思ってもらえて嬉しいです。私は他の子ともうまくやれると思うので、ぜひ仲間に入れてくださいな。」
サンドさんは何歳ぐらいかわかりますか?
「そうねぇ、私は2,3歳と思ってるんだけど、どうかしらね。」
もうちょっと大人かな?とも感じます。
「うん、よくわからないのでおまかせするわ。」
近々、多分[捕獲器]という、こういう入れ物で保護されると思いますけど大丈夫ですか?(捕獲器のイメージを送りました)
「あら、そうなの。少し怖い気もするけどわかりました。」
中にご飯が入っていて、入ると扉が閉まるようになっています。
その後すぐにおうちの中に入れてもらえるので安心してくださいね。
「うん、わかりました。よろしくお願いしますね。」
サンドさんは、どこかのうちにこの後もらわれたりとかするのかな、と思います。でもソラネコにまずは慣れて幸せに暮らしてくださいね。
「ええ、ありがとうございます。こうして話しかけられるなんて思わなかったわ。心構えができたし、嬉しいです。ありがとう。」
=====
捨てられた、ということも理解できていましたが
心に傷を負っている感じでもなく、とても柔らかい印象の女性だったサンドさん。
話し方や雰囲気からは3~5歳くらいかなと感じました。
自分でも他の猫ともうまくやれると言っていましたから
問題を起こしたりはしなさそうでしたし
捕獲器のイメージを送って、内容も説明したので色々とスムーズに運ぶかな、と
無事の捕獲を祈っていました。
しかし、この後まさかの事実が判明することに!!
続く
第二話はこちら→ 私は女の子〜サンドさんの主張②〜
最終話はこちら→ 私は女の子〜サンドさんはトランスジェンダー〜
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