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【レビュー】ゼルダ無双 厄災の黙示録

ゼルダの伝説 BoWをやった人ならマストバイ!

「ゼルダ無双 厄災の黙示録」をクリアしたので、レビューを書いてみたいと思う。ネタバレはしないのでご安心を。ただ、BoWをプレイした前提で書いていますので、そちらのネタバレはご容赦ください。

正直、なんでもかんでも無双にするのはどうなの?とちょっと思うところがあったので、前作のゼルダ無双は購入していなかった。けれど今回、BoWのアナザーストーリーが見れるということで、迷わず購入を決意。
発売当日、ヤマダ電機に向かった。

開店間もなくという時間なのにレジには長蛇の列が。まさかそんなに人気なのか……!?と身構えるが、よく観察してみるとSwitchが入荷したのをどこからか嗅ぎつけた中国人の転売ヤー団体らしい。本当に欲しい人が、適正な値段でゲームを買える日が戻ってくることを、切に願ってやまない。

閑話休題。さて、肝心のゲームだが、事前に体験版をダウンロードしていたので、まずは操作を思い出すところから。舞台は、厄災ガノンが復活する少し前、約100年前のハイラルだ

遊べるキャラが多い!

ゲームが始まって少しすると、BoWではお婆ちゃんになっていた、インパとプルアの可愛さに引き込まれる。若い頃はこんな美人だったんかい。あと、声だけは飽きるほど聞いた四人の英傑たち。生きて動いている彼らの絡みを見るだけでも買う価値がある

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最初に使えるのは、リンク、インパ、ゼルダ。ストーリーが進むと、四人の英傑たちも使えるようになる。わりと操作はシンプルなのだが、三種類の属性のロッドと、シーカーストーンアイテムの使い分けがちょっと難しい。やってるうちに慣れるあたり、BoWリスペクトと言えるのかもしれない。

さて、書き忘れていたが、ゼルダ無双を遊ぶ前に、ぜひ見てほしいものがある。BoWのウツシエの記憶だ。トライフォースの力に目覚めることができず、苦悩するゼルダが、どのように厄災ガノンに立ち向かおうとしていたのかが描かれる一連のストーリー。

四人の英傑たちと徐々に結ばれていく絆や、騎士としての才能に恵まれたリンクとの比較、そして防衛の要と用意していたガーディアンが敵の手に落ちる絶望感……。

基本的に辛いムービーだが、だからこそ、この結末を変えることのできるチャンスを私は手に入れたのだ! 今度こそはみんなを救ってみせる! そんな意気込みでゲームをはじめると、よりお話にのめり込むことができる。

原作愛がすごい!

無双ゲームなので、基本的にはボコブリンのようなザコ敵を薙ぎ払っていく場面が多い。なかにはライネルみたいな強敵もいて、そんな相手にはうまく弱点をついたり、タイミングよく攻撃をかわしたりして、スキを作り出さなければならない。

こいつらの倒し方をーー私は知っている。BoWのリンクとともに歩んだ記憶が覚えている。ライネルのラッシュ、ガーディアンのビームのはね返し方、イワロックはよじ登って殴りまくることを。

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いちどは救ってみせた世界。そう、ゼルダ無双では、すでに敵の攻略法がわかっているのだ! つまり二重の意味で、異世界で俺TUEEEEEができるということ。これがつまらないわけがない。

そして、マップのあちこちにはコログが潜んでいる。さすがに全部回収する気はまだ起こってないけど、なんとなくいそうな場所はわかる。そしてマップはおなじみの見覚えのあるステージばかり。もう一度あの広大な世界を冒険している気分になれる。細かいところまで原作を再現してくれているので、プレイヤーもストーリーにのめり込みやすい。イーガ団のアジトでは、無駄にマグネキャッチを起動させてしまったりした


AIが賢い!

無双シリーズであるあるなのが、弱すぎる味方だ。基本的にはすぐ敵に負けるし、あちこち動き回るし、泣き言ばかり伝えてくるのでタチが悪い。

本作は、同じマップ中で複数のキャラクターを切り替えられるので、マップの端から端まで移動する必要がない。それだけでなく、味方は自動的に次の目的(ボスの場所や拠点)に向かってくれるのだ!

そのおかげで、キャラを切り替えれば基本的にボスが目の前にいて、それを倒したらまた次のボスとすぐ戦って……というプレイになる。無駄な時間をとらせない、プレイヤーに快適に遊んでほしいという心遣いが嬉しい。こんなところでAIの進歩を感じるとは思わなかった。

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リンクが強いので思わす彼ばかり使ってしまうのだが、キャラ変更があると、半強制的に他のキャラを使う機会ができる。それぞれ使用感が全然違うので、いつでも新鮮な気持ちで遊べるのも要注目だ!


神獣操作がアツい!

無双シリーズ特有の爽快さに拍車をかけるのが、神獣操作。ギミックの一部でしかなかった(そしてRTAではほぼスキップされる)神獣たちが、ゴジラみたいな感じで暴れまくる。戦略もなにもなく、ひたすらビームを撃ってるだけで何千体と敵を倒せるのでとにかく気持ちいい。おまえたちガノンに照準を当ててるだけのポンコツじゃなかったんだな。

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ふとRTAが気になって調べてみたら、いまはもう40分どころか30分を切っているとのこと。ゼルダ無双をプレイ中も、何度も「厄災リンク」という言葉が浮かんで消えなかった……。


結論! 英傑が好きなら買い!

若返ったインパもさることながら、ミファーのメインヒロイン感がすごい。サメなのになんであんなに可愛いんだろう。ミファーの守りに命を救われすぎた吊り橋効果のおかげかもしれない。いちばん使うのはリーバルトルネードだけど。

BoWの世界観がとてもよく再現されているので、妄想でしかなし得なかったアナザーストーリーを楽しみたい人には、とくにオススメの本作。

「これだよ、これ! この展開を待ってたんだ!!!」
と何度叫んだかわからないくらい激アツな物語になっているので、気になっている人はぜひ手にとってみてほしい。体験版もあるよ!


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