英語学習033 関係代名詞(relative pronouns)、主格(「〜は」)の説明をするときに使う関係代名詞
これまで、節(せつ)から学んできて、そこに、独り立ちできない「従属節」があって、従属節には形容詞節があり、それは形容という名がつくだけあって、前出の名詞をより深く説明するための節としてその名詞の後ろから接着剤みたいな「関係代名詞」というのを使って文を繋げていくと言う話を少ししました。
今回は、形容詞節のうちの一つである、「関係代名詞」についてお話ししていく。
この「関係代名詞」ということば自体にそれほど深い意味はないのかもしれないが、「名詞や代名詞と関連づけるために使われるもの」みたいな意味なのかもしれない。あまりこの辺は考えたことなかったが、要するに、使えるようになればOK。
その「接着剤」と呼んでいた「関係代名詞」の用途一覧みたいな表がこれ。
ちょっとずつやっていこうか。
例えばこんな二つの文がある。
別にこれら文をそれぞれの文として一つずつ話しても良い。でもその意味的に関連している部分を持っている文同士はくっつけて一つにすることができる、というやつ。それが、関係代名詞を使ってできる、と。
実際は、
とか言ったりするかもしれないけど、今回は関係代名詞の説明ということであえて関係代名詞を使っていく。
ちょっともどって、
で、friendとlivesの間に挟まっているのが、関係代名詞のwho。
元の文("A friend lives in Yokohama")の中で主格(「〜は」にあてはまる部分)になる名詞("A friend")を説明していて、それが「人」のことなので、whoが使われる。
この表の中では左上に該当する。
こうやって、関係代名詞というのは使っていく。
なんだか、パズルみたいでいちいちこんな表見ながら英語使ってられないと思うだろう。この辺は「慣れ」です。そもそも言語なんて使わないと忘れます。一回学んで覚えたから終わりというのは言葉を覚えるという分野では通用しない勉強法で、語学というのは何度も何度も同じ文や表現を口で唱えて覚えていくものだから。外国語話せるって見た目かっこいいけど、結構地味なのよ。
では次の例。
合体!!(トムブラウンみたいな感じで。。)
こんな感じで、文の中央に位置する形容詞節は、一見ややこしいが、カッコでくくって弾き出してやると、わかりやすくなる。
単に、"The boy was my brother"というシンプルな文だったというわけ。ちなみにこれはSVCの第二文型ね。
次。ちょっとテイストを変えてみる。
地元感満載の例文で。
これらを「合体」させてみると、
今回は、主格(「〜は」にあたる部分)の説明なのに、使われた関係代名詞はwhoじゃなく、whichだった。
それは、主格は主格だけど、説明している先の対象が「人じゃない」から。
以下の表でいうと、真ん中の行の一番左にあたるね。
今回は、上記表の一番左の列(主格)についての話をしてきた。
一気に全部頭に入れようとすると混乱するかもしれないので、今回はこの辺にしておこう。
「〜は」にあたる部分を説明する節をくっつける関係代名詞は、
人の時・・・who
人じゃない時・・・which
どっちの場合でも使えるやつ・・・that
じゃあ全部thatでいいだろ、と思うかもしれないが、言語は算数じゃないので、それらの絶妙なニュアンスの違いみたいなのは、今後英語を学び続けることで、だんだんとわかってくる。逆に、最初のうちからそういう細かい部分にこだわりすぎる人が多いから日本人は語学が苦手だったりするのかな。これもひとえに日本の減点主義?教育の賜物なのかもしれないが。
ではまた次回!!