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英語学習007 英文法まずはじめの一歩。文を主部、述部と二つに分けるところから。

英語学習006までずっと名詞やってきたので今回から英文法っぽいことについて話していきます。

英語には文型が5つあってSV、SVC、SVO。。

この話きついでしょ?
つまんないでしょ?
もう読むのやめようと思うでしょ?

これ、確か私が高校一年の時、新しい英語の先生が教室に入ってきていきなりSV、SVC、SVO、SVOO、SVOCと黒板に書き殴って、その先から記憶がないんだけど、「こいつは何を熱弁してるんだ?」と敵意を抱いたことだけ覚えている。
おそらくすごく良い話をしてくれたんだと思うんだけど、それまでまともに英文法を勉強してこなかった私にはこれ全く響かなかった。高校に入るまで英語のテストは感覚でなんとか乗り切ってたからなあ。

文型は5つある、みたいな話って本当は素晴らしいものなんだけど、同時に英語嫌いも大量生産してしまうものなので取扱注意。

ではどうするか?

よし、まず文を二つにぶった斬るところからはじめてみよう
このぶった斬られた二つを主部(subject)、そして述部(predicate)って専門用語で言ったりするんだけど、まあ今は覚えなくてもいい。
ここではこんな感じで話していく。

まずごく簡単な文の例、それは

  • 「〜が〜する。」

  • 「〜は〜です。」

だろう。この最初の「〜は」とか「〜が」に該当する部分に、英語学習006まで話してきた名詞というやつが入る。英文でもこれらは先頭にくる。わかりやすい。
名詞といえば、friend、women、apple、など、いくつか紹介してきたよね。
名詞ってなんだ?と言う人は001〜006をもう一度読んでみてくれ。

で、英文法のまず一歩目として、この「〜は」「〜が」の部分まで確認できたらそこで一発ぶった斬るんだ。何度でも言う。そこでぶった斬るんだ。そして残ったものは「〜する」「〜です」の部分だ。

「〜は」「〜が」の部分をS(エス)と呼びたい。主部と呼びたい。主語と呼びたい。。 ダメ?だよね。。
じゃあ呼ばない。でも呼ばせてくれ。わかった、併記する。

で、「〜は」「〜が」(S)には二種類のSが存在する

  • 単一のS <Simple Subject>

  • 完全な(説明付きの)S <Complete Subject>

単一のSっていうのはつまり、dogとかdeskとか。
完全な(説明付きの)Sとはつまり、my dogとかher deskとかだ。

何らかの説明がついてるものか、何もついてないものか
では文の中でこの「〜は」「〜が」に該当する部分を探すにはどうすればよいか。それは「〜する」をやった人、「〜です」の対象となるものを探せばいい

まずは日本語だけで考えてみよう。

私のおじさんは犬を飼っている。

という文があるとすると、「犬を飼っている」のは「誰か」を探す。正解は「私のおじさん」。だから「私のおじさん」はS、つまり文の主語になる。

英文で考えてみよう。

My uncle has a dog.

「〜する」に該当する部分がhas a dog、「〜は」に該当するのがMy uncleだ。

そして、「〜は」(S)の部分は二種類に分かれるとさっき話したけど、それは、

  • 単一のS <Simple Subject> --- uncle

  • 完全な(説明付きの)S <Complete Subject> --- My uncle

というように二種類に分類できるということだ。
一方は説明なしの単一のS(主語)、もう一方は説明付きの完全体なるS(主語)だ。

先ほど、「『〜する』に該当する部分がhas a dog」と簡単に書いてしまったが、実はこれを見極めるには「〜する」「〜です」にあたる「動詞」の部分がどこなのかを判別する能力が必要だ。上記例文で言うと、hasが動詞にあたる、つまり「〜する」とか「〜です」にあたる部分がどこにあるかわからないと文をぶった斬るのは難しい。動詞については別途また詳しく触れるので、今はわかる範囲で文をぶった斬ってみてくれ。

日本語文も英文も最初はSにあたる主語から始まるという共通項があるからわかりやすいといえばわかりやすい、ぶった斬りやすいといえばぶった斬りやすいが、Sの部分が長く、つまり説明部分が長くなってくると、このぶった斬りが難しくなってくる。

例えばこんな英文。

My favorite green sweater got a food stain on it.

My favorite green sweater までがS(主語)だが、長い。
gotがgetの過去形で動詞だとすぐにわかればgotの直前でぶった斬れるが、それがわからないと、文頭からどこまでが一括りの説明付きの主語になるのか確認していく必要がある。

まずはわかる範囲でいいから、文を二つにぶった斬っていこう。

最後に一つ、発音記号をご紹介。

例文中にも登場したuncle。この発音記号は

このVの逆さまの記号は日本人なら普通の「あ」と覚えておけば十分だろう。深く考えなくていい「あ」
※その他の子音の発音記号についてはおいおいね。

で、uncleは「アンコゥ」みたいな感じの発音かな。
意味は「おじさん」ね。「叔父」ってやつよ。


今日のまとめ。

文があったらまず「〜が / 〜する」とか、「〜は / 〜です」のように、二つにぶった斬る。

そして、「〜が」「〜は」の部分S(主部・主語)には二種類のSが存在する。

  • 単一のS ・・・説明なし

  • 完全なS ・・・説明付き

このSを見つけるには「〜する」をした人や「〜です」の対象となる人・ものを探せばいい。
実はこの「〜する」や「〜です」にあたる部分(「動詞」)をいかに発見できるか、その使われ方が理解できるか、が今後英語を読み解いていくカギになる。むしろそれが英語の全てかもしれない。そのへんについてはまた別途詳しくお話しするので楽しみにしててね。

次回は、二つにぶった斬った後半部分である「〜する」「〜です」の部分についてお話ししていくよ。
それではまた。



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