英語学習008 英文法まずはじめの一歩、の続き。英文は、主語+動詞+ダラダラ〜。
前回の英語学習007では文の中の「〜が」「〜は」の部分にスポットをあてて見ていったけど、今回は残りの部分である「〜する」「〜です」の部分(専門用語では「述部」と言う)について見ていくことにする。
この「〜する」「〜です」の部分も前回紹介した主語(S)同様に二種類に分けることができる。
Simple --- 動詞だけ(動作についてのみ)
Complete --- 動詞とその他全部(動作についての説明も含む)
英文って必ず主語の後に動詞がくるのよ。そしてその主語の後に来る動詞には、たいていの場合、色々と説明がついてくるの。そうじゃないと味気ない会話になっちゃったり、そもそも文が完成しなかったり(会話にならなかったり)するから。
例えば
「その歌い手は終えた。」という意味なんだけどこれって主語とSimpleな動詞だけ。つまり歌い手についての動作のみを語った文。味気ないでしょ?そしてなんか中途半端じゃない?
だから普通、その後に色々と説明がくっついてくるもんなの。例えばこんな感じで。
「その歌い手は最後の歌を歌い終えた。」
この文の「〜する」「〜です」の部分を分解すると
Simple (動詞だけ) --- finished
Complete (動詞とその他全部) --- finished her last song
細かい文法についてはまだわからなくてOK。とにかく英文というのは「〜が」「〜は」という主語(S)の次は必ず動作を表現する動詞(V)がきて、その後にダラダラ説明が続くものなんだ。
もう一つやってみようか。
主語(S)は先頭にあるBlueとして、動作を表現する動詞(V)がねーじゃねーか、と。
そこで先生は言う。「isは『です』と言う意味で、それが動詞です。」と。そこで君は思う。「いやいやいや、『です』は動いてねーだろーよ。」と。
まーまー、落ち着けって。実はここだけの話、この動詞(V)ってやつは二種類あってさ、。。これについてはまた詳しくやるからちょっと待っといてよ。現時点ではこれだけ覚えといて。動詞(V)ってのは二種類あって、(1) Action verb(動作を表現するやつ)、(2)Linking verb(つなぐだけのやつ) の二つで、上記例文に出てきたisってやつは、ただ単に左右を繋ぐだけの(2)Linking verbってやつなんだ。
話は戻るが、上記例文の「〜です」の部分を分解すると
Simple (動詞だけ) --- is
Complete (動詞とその他全部) --- is my favorite color
になる。
意味としては「青色は私の好きな色です。」てな感じかな。
今回学んできたこの「〜する」「〜です」の部分では、Simpleな動詞(V)、つまり動作だけを表現する動詞(V)だけで完結する文ってのはまあほぼなく、その他ダラダラと説明がついてきてCompleteな完全な、動詞(V) + ダラダラ〜 な状態になることがほとんどなんだよ。それだけでも理解できれば今回は合格!!
じゃあちょっと発音やっておくか。
favoriteって英単語ね。意味は「お気に入りの」とかそんな感じ。
で、発音記号だけどそれがこちら。
カンマがついてるところが強く読むところだから、最初に「フェイ!!!」って勢いよく発信して、後に続くeの逆さまの記号の母音は全部シュワ音だから「やる気のない『あ』」だったよね。思い出した?
あえてこのfavoriteの発音を文字で表現すると
最後のT音は喉の奥の声門を閉じて終わりにする発音なんだ。音出ないんだけど「STOPサウンド」とでも呼ぼうか。最後がK、P、Tで終わる単語はこのSTOPサウンドで終わる。「あっ!」って言った時、自然と喉の奥が閉まるでしょ?その感じよ。少なくとも「フェイバリット」の最後を「ト」と思い切り「と」って言っちゃわないことね。
例えばtentと言う単語の最後のtも同じ感じね。音としては最初の「テン」しか聞こえなくて、最後のt音はSTOPサウンドで終了ね。
まとめ
「〜する」「〜です」のいわゆる主語(S)以外の部分もSimpleなもの(動作だけ表現)とComplete(動作とその他全部)の二種類に分かれる。
そして英文というのは主語(S)がまず登場して、その後動作を表現する動詞(V)が来る。後はダラダラ〜だ。
主語(S) + 動詞(V) + ダラダラ〜
動詞(V)については今後もっと詳しくお話ししていくけど、とにかく主語(S)と動詞(V)の切れ目をまず見極めれるようにすること。
ここまでが主語(S)になると言い切れること。それには主語(S)、つまりは名詞というものをしっかり理解すること(英語学習001〜006)。
そして今後詳しく学んでいくことになる動詞(V)について、文中最初に動詞(V)が登場する場所で、「あっ、動詞(V)が来た!」と気づける力をまずつけること。
英文法、まずそこからスタートで。
それではまた。