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英語学習032 形容詞節(Adjective clauses)について、「節」の中の「従属節」の中の「形容詞節」

前回までの節(せつ)についての話で、節には独立節従属節があって、独立節はそれら同士がFANBOYSでくっつけて文を作れるやつらで、従属節は二つの節のうち、どちらかが独り立ちできないやつみたいな話をしました。もし覚えていなければ、こちらでまず復習してから先に進めていこうか。

その上で、今回から、その従属節のなかでも、形容詞節(Adjective clauses)についての話を始めていく。

「ところでこの人はいったい何を言ってるんだ」と混乱してくる頃だと思うので、その辺のやつらの関係性をちょっと以下にまとめてみる。

つまり、従属節でもいろいろあって、まず

  • 形容詞節 (Adjective clauses)

  • 副詞節 (Adverb clauses)

の2種類がある。

で、形容詞節(Adjective clauses)のなかで、さらに

  • 関係代名詞 (Relative pronouns)

  • 関係副詞 (Relative adverbs)

があるという構造。

私を始め、英語を日々使う人たちが、こんな細かいことを意識して日々英語使ってるわけじゃなく、人に英語について語っている際に、「ああ、こういう関係になっているのね」と気づいたぐらいのこと。だから、別にこれら全体の構造を細かく覚える必要はないんだけど、整理するとこんな感じになるということ。

知っていればそれなりに頭の中で整理はつくけど、知らなくても英語を学ぶ上での支障はないかな。そもそもこのように偉そうに英語について語っている私がこのことを整理できてなくて、この機会にちょっと頭の中を整理してみたぐらいの話だから。

話は本題に戻るが、形容詞節って「形容」という言葉がついているように、つまり「名詞を説明する節」ぐらいに覚えておくと良いです。

例えば、

「プレゼントとして母親が受け取ったきれいな花」

という言葉があるとして、

「プレゼントとして母親が受け取ったきれいな」が形容詞節で、
「花」が名詞

となる、と。

前回、以下の文を使って従属節を学びましたが、

It was a beautiful flower that my mother received as her wedding gift.
「それは、彼女の結婚のギフトとして母親が受け取った綺麗な花だった。」

that以下の従属節(that my mother received as her wedding gift)が、メインとなる独立節(It was a beautiful flower)の中のflowerを「形容詞節」として修飾している、説明している形になっています。

このように、形容詞節は名詞や代名詞を修飾・説明するわけです。
そしてその形容詞節は、まず、「関係代名詞」から始まると覚えておけばよし。(上記の例文で言うと、thatがその「関係代名詞」というやつになります。詳細については後ほど。)

そう、形容詞節というのは、メインとなるの文の意味に変更を加えることなく、むしろメインとなる文で言いたいことをさらに深く説明する役割を果たします。

そろそろ関係代名詞とやらについて説明してくれという気持ちになりそうですが、今回は、まずいくつかの例文から覚えていって、あとから「そういうわけであそこではthatを使ったんですよ」みないな運びにします。そのような学び方の方が頭に入ることもあるので、今回はその形でやっていきます。

では例文。

Is she the girl whom you met at the party?

まず、二つの節に分けてみる。

節1・・・Is she the girl

主語(S)・・・she
動詞(V)・・・is
補語(C)・・・the girl
「彼女はその女の子ですか?」

節2・・・who you met at the party?

主語・・・you「あなた」
動詞・・・met「会った」※meetの過去形
at the party「そのパーティーで」

Is she the girl whom you met at the party?

つまり、You met the girl at the party. 「あなたはパーティーでその女の子にあった」という文があって、その文の中のthe girlの部分が抜け落ちていて、その説明が形容詞節として関係代名詞whomを使って後ろからくっつけられて行われているということ。

Is she the girl?  You met her at the party?

と言っても良いかもしれないが、それを一つにくっつけた文になります。

なんでこの文で使う関係代名詞はthatじゃなくて、whomなんだ?という質問あるかな。

それは、

You met the girl at the party.

という文がもともとあって、the girlの部分に当たる、つまり、そもそもの文の目的語にあたる部分を説明する場合、それが「」であれば、関係代名詞はwhomを使うというルールがあるから。

たとえば、その目的語にあたる部分が「人」じゃなく、「もの」だったら、そこに使う関係代名詞がthatでもOKよ。

This is the book that I like.
「これは私が好きな本です。」

では、関係代名詞について、どんなときにwhomを使って、どんなときにthatを使うのか。それを整理した一覧表がこちら。

今回はここまで。
次回は、この関係代名詞というやつについて、より深く見ていくことにしましょう!

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