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【英検1級】概要、和訳付き 音読用モデルスピーチ分野別10回分

こんにちは。
英検1級を受けられる方にお勧めのノートです。
私が対策用に作成したものです。

音読にぜひお使いください。
モデル音声が必要な方はこちらのサイトにコピペして読み上げてもらってください。→https://ondoku3.com/en/


まずは面接の概要についてまとめます。


A. 面接の概要

1. 試験の流れ

面接官(通常1人または2人の英語話者)との対話形式で進行します。以下が基本的な流れです。

① 準備時間(約1分)

試験が始まる前に、いくつかのトピックが書かれたカードが渡され、その中から一つのトピックを選びます。選んだトピックについて、スピーチをする準備をします。

② スピーチ(約2分)

自分で選んだトピックについて、2分間スピーチを行います。このスピーチは、しっかりとした構成を持ち、序論・本論・結論を意識する必要があります。スピーチ中にメモを参照しても構いませんが、メモに依存しすぎないように注意が必要です。

③ Q&A セッション(約3分)

スピーチの後、面接官からスピーチ内容に基づいた質問が数問されます。これに対して、適切かつ詳しく答えることが求められます。質問はスピーチの内容を掘り下げるものや、関連する別の視点からのものが多いです。

④ ディスカッション(約4分)

面接官とのディスカッション形式で、与えられたトピックに関連する追加の質問や新しいテーマに関して、さらに深い議論が行われます。このセッションでは、自分の意見を論理的に展開し、面接官の意見や反論に対して柔軟かつ的確に答えるスキルが試されます。

2. 採点基準

英検1級の二次試験は、以下の4つの観点から採点されます。

  1. 内容の質と構成(Content): スピーチの内容が論理的かつ説得力があるか、意見の裏付けがしっかりしているかが評価されます。

  2. 表現力(Delivery): 言いたいことを流暢に表現できているか、語彙や文法の正確さ、発音などが見られます。

  3. 相互理解(Interaction): 面接官の質問に対して、適切に応答し、議論を進める能力が評価されます。

  4. 総合的なコミュニケーション能力: 話し手としての自信や、全体としてのコミュニケーション力が評価対象です。

3. 具体的なテーマ例

テーマは社会的な問題、環境、教育、テクノロジー、国際関係など、幅広いトピックから出題されます。たとえば、「環境問題に対する政府の役割は何か?」「教育システムの改善点は?」「テクノロジーが職業に与える影響は?」など、深く考えさせられるようなテーマがよく出題されます。

4. 準備のポイント

  • 構成の練習: スピーチの構成(序論・本論・結論)を意識して、短い時間で論理的に意見を述べる練習をしましょう。

  • 幅広いトピックに触れる: 社会問題や国際的なニュース、現代のテーマについて自分なりの意見を持ち、それを英語で表現する練習が重要です。

  • 模擬面接の実践: 模擬面接を通じて、緊張感のある状況で話す練習をすることも有効です。

英検1級の二次面接は難易度が高いですが、十分な準備をすればクリアできる試験です。

スピーチについても詳しくまとめます。

英検1級の二次試験におけるスピーチは、試験全体の中で非常に重要な部分です。スピーチは、自分の意見を論理的に述べる力を評価する場であり、試験官に対して自信を持ってプレゼンテーションを行う必要があります。ここでは、スピーチの詳細な流れや構成、評価されるポイント、練習方法について詳しく説明します。

B. スピーチの概要

1. スピーチの流れ

① トピック選択(Preparation time: 約1分) 面接の冒頭で、いくつかのトピックが書かれたカードが渡されます。通常、5つほどのトピックが提示され、どれか1つを選びます。選んだトピックに基づいて、1分間でスピーチの準備をします。短い時間ですが、構成を考える時間に充てましょう。メモを取ることも可能です。

② スピーチ本番(Speech: 約2分) 1分間の準備が終わったら、面接官に向かって2分間スピーチを行います。このスピーチは、事前のメモを見ながら進めても構いませんが、できる限りアイコンタクトを取るよう心がけ、自信を持って話すことが重要です。

2. スピーチの構成

スピーチには、以下のような明確な構成を持たせることが大切です。英検1級のスピーチでは、ただ意見を述べるだけでなく、論理的な流れと説得力が求められます。

  1. 序論 (Introduction)

    • トピックの導入: まず最初に、選んだトピックを明確に述べます。

    • 自分の立場や主張の要約: トピックに対して自分がどう考えているのか、立場を簡潔に説明します。例えば「私はこの問題に対して〜〜と考えています」など。

  2. 本論 (Body)

    • 理由1、理由2…: 自分の意見や立場をサポートするために、2つ〜3つの理由や例を挙げます。各理由や例は論理的に説明し、具体的な事実やデータを用いると説得力が増します。

    • 因果関係や対比の強調: 英検1級のレベルでは、ただ意見を述べるだけでなく、複数の視点から問題を捉え、複雑な因果関係や対比を説明することも期待されます。

  3. 結論 (Conclusion)

    • 要点のまとめ: 自分の主張や理由を再度簡潔にまとめます。

    • 解決策や将来への展望: トピックに関連して、将来的な解決策や望ましい状況について述べると、より深みのあるスピーチになります。

3. 採点のポイント

スピーチは、内容の質や構成、表現力など、複数の観点から評価されます。以下は、採点基準とそれに基づく評価のポイントです。

  1. 内容の質と論理性 (Content and Logic)

    • 意見が論理的に展開されているか。

    • 説得力のある理由や具体的な事例が提供されているか。

    • 自分の意見が明確で、支離滅裂になっていないか。

  2. 構成の明確さ (Structure)

    • 序論・本論・結論がしっかりしているか。

    • 話の流れが論理的で自然か。

  3. 言語の豊かさと正確さ (Language Proficiency)

    • 使われている語彙や文法が適切か。

    • 高度な語彙や構文が効果的に使われているか。

  4. 発音や流暢さ (Fluency and Pronunciation)

    • 発音が明瞭で、面接官が聞き取りやすいか。

    • 話すテンポが自然で、スムーズに進行しているか。

  5. 自信と態度 (Confidence and Delivery)

    • 話している際の自信が感じられるか。

    • アイコンタクトやジェスチャーなど、面接官とのコミュニケーションが良好か。

4. 練習方法とアドバイス

効果的なスピーチを行うためには、以下の点に注意しながら準備を進めましょう。

  • 構成を意識する: スピーチの構成を常に意識し、短時間で論理的な意見を組み立てる練習をしましょう。序論、本論、結論を練習し、2分間で効果的に話せるようにすることが重要です。

  • タイムマネジメント: 2分間という限られた時間で話すため、時間内に話を終わらせる練習が必要です。1分で序論と本論の一部、残りの1分で本論の続きと結論を話すような時間配分が理想です。

  • 多くのトピックに慣れる: 環境問題、教育、テクノロジー、国際関係など、出題されやすいテーマに関連するニュースや記事を読み、自分なりの意見を持つことが大切です。また、それを英語で表現できるようにしましょう。

  • 過去のトピックを利用した練習: 英検の過去問や模擬試験を使って、実際に出題されたトピックでスピーチを練習することも効果的です。スピーチ練習中にフィードバックをもらうと、自分の改善点を把握しやすくなります。

  • 自己フィードバック: 自分のスピーチを録音し、発音や構成の改善点を見つけるのも有効です。

5. トピック例

英検1級のスピーチでは、社会問題や時事的なテーマがよく出題されます。例えば以下のようなトピックが考えられます。

  • 教育制度の改善について("How should the education system be improved?")

  • 気候変動への対応("What steps should governments take to address climate change?")

  • テクノロジーの進化と雇用("How will the advancement of technology affect employment?")

  • 国際関係と平和維持("What is the role of international organizations in maintaining global peace?")

このようなテーマについて、自分の考えを論理的に組み立てて発表できるように準備しましょう。

まとめ

英検1級の二次試験のスピーチでは、意見の論理的な展開、説得力のある理由付け、明瞭な発音と流暢さ、そして面接官との良好なコミュニケーションが求められます。練習を重ね、自分の意見を明確かつ効果的に伝えられるようにすることで、スピーキング力を高め、試験に合格する確率を上げることができます。

それでは、音読用スピーチを10回分記載します。

1. 教育: "How can the education system be improved?"
Introduction: The education system is fundamental to shaping the future of society. However, many countries struggle with outdated curricula, unequal access to education, and lack of student engagement. I believe that improving the education system requires updating the curriculum, integrating technology, and focusing on individual learning needs. In this speech, I will outline how these changes can make a significant difference.

Body: Firstly, curricula need to be modernized to reflect the changing demands of the workforce. Critical thinking, problem-solving, and digital literacy should be prioritized over rote memorization. Students need to be prepared for the dynamic nature of today’s job market.

Secondly, technology can play a transformative role in education. Online resources, virtual classrooms, and interactive learning platforms can make education more accessible and engaging. For example, students in remote areas can benefit from online lessons, reducing educational inequality.

Finally, education should cater to individual learning styles. Not all students learn at the same pace or in the same way. By offering personalized learning paths and more flexible approaches, schools can help every student reach their full potential.

Conclusion: In conclusion, by updating curricula, incorporating technology, and focusing on personalized education, the education system can better prepare students for the future. Governments and educational institutions must work together to implement these changes and ensure that education evolves to meet modern needs.

1. 教育: 「教育制度はどのように改善されるべきか?」

序論: 教育制度は社会の未来を形作る基盤です。しかし、多くの国では、時代遅れのカリキュラム、不平等な教育へのアクセス、そして学生の関心の欠如に苦しんでいます。教育制度を改善するには、カリキュラムの更新、テクノロジーの導入、そして個々の学習ニーズに焦点を当てることが必要だと考えます。このスピーチでは、これらの変革がどのように効果をもたらすかを説明します。

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