
大阪で「日本国家祈祷会」盛会
関西から、今の日本の政治の状況を憂え、クリスチャンで政治に携わる人たちを祈り励まそうと、超教派、超党派で4月1日、300人近くが集まり、大阪市内のホテルで日本国家祈祷会を開いた。
石破氏「神がいないと考えたことはない」
石破茂氏は地方選挙の責任者のため来れなくなったが、「私の政治信条と聖書」との題で20分のビデオメッセージを寄せた(10分の依頼だった)。

クリスチャン4世として「生まれてからこれまで、神がいないのではないかなどと怖ろしいことを一度も考えたことはない」と証し。政治家としての務めの中で、「御用のために用いて下さいと常に祈っております」と「兄弟姉妹」に向かって真情を披瀝した。聴衆は水を打ったように聴き入っていた。
高校時代、書籍を通し山本七平氏の言う「空気」(日本独特の同調圧力)の問題や、三浦綾子氏の描く「無私の愛」に衝撃を受けたことを述べた。
政治家も力を尽くすが「皆さん祈りが必要です」「皆さん、世界の平和のために祈ってください」「また機会があれば皆さんに直にお目に掛かりたい」と講演を結んだ。
国会祈祷会を継続したい 遠藤氏
遠藤良太・衆院議員は挨拶で、自分の当選時119回だった国会内の祈祷会が130回目に及んでいることに言及「いろんな人に声かけてしている。国会でも祈っているんだというころ覚えて欲しい。クリスチャンとして議員にチャレンジする人増えて欲しい」と述べた。
思いがけなくも国会で牧師と呼ばれる 金子氏
奇跡的な当選だった
金子道仁・参院議員は、昨年の初当選につき、「牧師としての立候補が認められた3か月の準備期間しかないのに主が扉を開いてくださった」ことに感謝を捧げ、「それだけで終わる奇跡でない。これから国政で何していくか探り祈っている」と語った。
「真理とは何かな?」と問われる
福祉、アガペの愛が実現していくように、また教会が社会に愛の実践を行うことができ福音を語る機会が増えるよう政治家として尽くしたい。
また思いがけなくも、多くの議員から「牧師さんと呼ばれ、真理って何ですか? 本物って何ですか?」と話しかけられていると語った。本会議ですら福祉や外交につき質疑の機会が与えられていることに感謝を述べた。


愛を動機とした政治を 瀬戸・草加市長
瀬戸百合子・草加市長は、同じく政治家だった夫の遺志を継ぎ、分断の社会の中、愛を動機とした政治、「みこころが地にも行われますように」との志を述べた。
地方自治は牧師の仕事に似ている 柴橋・岐阜市長
柴橋正直・岐阜市長は住民自治の重要性を述べ、「基礎自治体は365日何かが起こっている。牧師の仕事と重なるところがある」と述べ住民のために汗を流す心構えを述べた。

イエス様の十字架を大胆に伝えることが平和の礎
メインスピーカーの有賀喜一牧師は「平和を作る者は幸いです」とのテーマでその第一は、平和の君である十字架に掛かって復活してくださったイエス様の福音を大胆に伝えることだと語った。
合同の祈りでは牧師の高田義三、富浦好之、大久保みどり、小平牧生氏が代表して祈った後、会衆も声を出して自分の祈りを祈り、文字通りの祈祷会となった。事務局長の管原亘牧師は「思いがけなくも石破さんのメッセージを頂くことができた。このような祈りの時ができて光栄」と語った。

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