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子どもに毎日絵本を10冊ずつ読んでいくとどうなるか(1歳4ヶ月時点)

 生後2、3ヶ月ごろから絵本を毎日10冊程度読み聞かせしている。平均して10冊くらいなので、日によって多少増減はある。読み聞かせを始めた理由は2つある。一つ目は日本人は日本語で物事を考えるので、日本語の語彙が豊富にある方が、思考が深まるとの思いから。二つ目は、私自身絵本が好きだったこともあり、ページを開けるごとにあたらしい世界に出会える喜びを娘にも体感してほしかったから。
 そんなこんなで、お熱がある日や特別忙しい日以外は絵本を読み続け、気がついたら1年以上経っていた。ここらで経過をメモしてておく。
 
 まず、特筆すべきことは、娘は大の絵本好きになっていたこと。もはや、私から絵本を読もうと誘うことはなく、娘自身が毎日読んでくれと、本を持って私に催促してくる(数十冊を超えることもありなかなか重労働)。
 それから、集中力が上がってきた(ような気がする)。結構長めの絵本でも最後まで集中して聞いている。そして年上のお子さんがいる友人にも結構驚かれるので、そこそこ集中力がある方なのではないかと思う。
 みっつめは、記憶力。久しぶりに読んだ本でも、内容を覚えているのか自分で私より先に声に出して読むようになった。うすら怖い。いろんな本を毎日読み聞かせしていて、語彙も長期記憶になっているからなのか、比較的発語も多い。
 
 大人の方といえば、「本読めば賢くなるんだから〜〜〜〜!!!」と思い込まないと娘の絵本リクエストに答えるのがしんどい日もあるが、読んでいるうちに絵本独特の語感?リズム?に癒されることもあり、まあまあ楽しんでいる。あとは、1日ひどい過ごし方をしても、絵本を読んであげている時間だけは良い母親をしていると思える。笑 そういう自己承認も、不安になったり落ち込んだりしないために必要なのかなと思っている。

 かの有名なレオ=レオニーさんの文を、谷川俊太郎さんが翻訳されている絵本があり、それがもう、全世界の大人に読んでほしいくらい優しい。優しく包まれているような感覚になる。生産性を上げろ、有意義な過ごし方をしろ、などずっと煽られて生きていて、なんか息が詰まるような気持ちになってしまうこともあるけど、好きなことすりゃあ良いじゃん。なんでもいいのよ。チーズ食べたっていいのよ。と、優しく語りかけてくれる。子どもが大きくなっても一人で絶対読む本。


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