22/03/2022
ある仕事でバイヤーの一人に褒められた。「優秀な方ですね、前職は?」と聞かれたので前職があるように見えるってそんなに老けたかと心配になる。「ニートしてました」と正直に答えると「大学は」と聞かれ、優秀なら優秀でいいじゃん根拠いる?とすこし悔しかった。
仕事に忙殺され、本当の目的を見失いかけている。徐々に目的を見失っていることにも気づかなくなっている。ポッドキャストから「したくない事をし続けると本当にしたいことも何れ気づかなくなる」と流れてくる。タイムリーな訓示は説教にしか聞こえない。
DVDを返しに二駅先のTSUTAYAに行く。距離にして約一キロ。今日見た「トレインスポッティング」と「セルピコ」のおかげで格好は何枚もレイヤーを重ねてニット帽をかぶる。無駄に帰りは歩きで帰った。歩きながらたばこを吸う。意味もなく道を渡る。遠回り知らない道へ。どこかで本が読みたくなった。マクドナルドはとっくに過ぎたし戻りたくない。気晴らしにイヤホンを耳に入れる。とりあえずポップスのプレイリストを再生。西宮にいた頃不眠になって毎晩これを聞きながら歩いていた。夕方にカフェインを取っているから今晩の足どりには力がある。昔の眠気が来るまで歩いていた時もこれくらい足取りは力強かった気がする。
昔も今も状況はそんなに変わらない。ただバイトと仕事の頻度が全く異なって、今では変えればバタンキューで眠れる。靴もかなり分厚いスニーカーになった。当時はいていたスニーカーは今でも残っているが足裏の地形がもろに感じれるくらい薄いソールになった。昔もよくTSUTAYAに行った帰りにふらふらしていた。なんとなくもっと歩きたくなってくる。昔みたいに夜通し歩いて、朝方に白い目で見られて、帰りにコンビニでロング缶のビールを飲む生活はやろうと思えばすぐに手に入る。今は仕事という責務でそこに踏み込めない。でもやりたいことはどうせできていない、もしかしたらないままだし。今日は休みで動いてもないからこんなことを思うのだろう。でも踏み込んでみようかな。