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子どもの頃は妹とそんなに仲良くなかったけれど、大人になってからはわりと仲がいいほうだと思う。

私としては昔から可愛がってきたつもりなのだけれど、得てして妹や弟というのは子ども扱いされる事にうんざりしているものなのだと思う。

こちらは良かれと思ってやっている事が、有難迷惑な事もきっとたくさんあったのだろう。

姪が生まれてからは可愛がる対象が増えたけれど、結局は妹可愛さが派生していっただけのことで。

今は姪との付き合いも少しずつ長くなり、彼女がまだ小さいながらも一人の人間として生きている事を健気で可愛いと思っているけれど。

生まれてすぐの頃は「この赤ん坊はあの妹の子なのだ」という事実を依り代にして可愛がっていたように思う。

妹にそんな事を言ったら、「もうオバさんなのに、可愛がってくれてありがとう」と笑いながら言われた。

オバさん、、、なのか。

あの小さかった妹が、もうお母さんなのだから、そりゃ世間から見たら立派にオバさんか。

でも未だに私は妹の事を「ちいさい妹」と思っているところがある。

どう言えば伝わるだろう。

例えば可愛がっている猫がある日子猫を連れて現れたら?

子猫はそりゃ可愛いけれど、親猫だって今までと変わらず可愛いと思うもんじゃないのか。

そういう感覚なのだ。

きっと80になっても90になっても、妹に孫ができても、私は同じ事を言っていると思う。


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