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手技療法の役割

 桜山整体院で行っている長生療法は僧侶であった柴田純宏法師(長生上人)によって創始された、脊椎矯正、精神療法、プラナー療法を三本柱とする手技療法の一形態です。
今回はその手技療法について記事を書きます。

 近年、「未病治」や「健康寿命」という言葉をよく耳にするようになりました。医療技術の進歩や生活環境の改善により、長寿の人が増えてきましたが、果たして長生きすることが本当に充実した生活につながっているのでしょうか。体が思うように動かず、日常生活に支障をきたす状態が続くことは、決して幸せとは言えません。
 そんな中で、手技療法は体の外側から刺激を与え、私たちの健康に良い影響を及ぼす可能性を秘めています。

健康寿命と生活の質
 健康寿命とは、日常生活を支障なく送れる期間のことを指します。日本では、医療の進歩や栄養状態の改善により平均寿命は伸びていますが、健康寿命がそれに追いついていないのが現状です。つまり、長生きしても身体的な問題や精神的なストレスが多ければ、QOL(生活の質)は低下してしまうのです。

手技療法とは
 手技療法は、体の外部から手を使って治療や改善を行う方法です。鍼灸やマッサージ、整体などが含まれる古くから伝わる療法です。それぞれの手技療法には独自の理論や技術があり、体の特定の部位にアプローチすることでさまざまな効果が期待できます。

手技療法の身体への影響
 手技療法が体に与える影響は多岐にわたります。例えば、マッサージは筋肉の緊張をほぐし、血流を促進することで、体内の生理的活動を助けます。さらに、体にかかるストレスを軽減し、リラックス効果をもたらします。これらの効果は、体全体のバランスを整えることに貢献し、自分の力で歩んでいくためのサポートとなります。

手技療法と免疫系
 研究によると、手技療法は免疫系にも良い影響を与えることが示されています。体への刺激は神経系を活性化させ、免疫反応を促進することができます。特に、慢性的なストレスや疲労が蓄積されると免疫機能は低下しがちです。手技療法を通じて、ストレスを軽減し、体の自然な免疫力を高めることが期待できるのです。

手技療法の未来
 手技療法は、今後さらに注目を集める分野だと考えられます。科学的な研究が進むことで、手技療法の効果やメカニズムが解明され、より多くの人々にその恩恵がもたらされるでしょう。医療と手技療法の融合も進んでおり、予防医療の一環として位置づけられる可能性も高いです。

まとめ
 手技療法は、私たちの健康寿命を延ばすために重要な役割を果たす可能性があります。体の外側からの刺激は、神経系や免疫系にプラスの影響を与え、生活の質を向上させる手助けをしてくれます。長寿社会において、手技療法を適切に取り入れることが、より豊かな生活を実現する鍵となるかもしれません。

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