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AwesomeでCheerfulでCuteな3人組の話。

はじめに

 来る10月7日、あんちろちーは解散となりました。こちらは解散に寄せる文章ということになりますが、思い入れの深さとかあんちろちーずのみなさんの顔が浮かんだりすると結構ギュッとなるというか、うまく体系的に書ける自信がないのでバーッと書きます。なにとぞ。

あんちろちーが残したもの

 グーグールルが「おひらき」になり、3人+新メンバーで新グループを始動させるぞ!という期間があり、当初のあんちろちーは「その間の期間における暫定ユニット」みたいな立ち位置として認識していました。グーグールルの楽曲を引き継いで歌う新グループが立ち上がるまで、楽曲たちとメンバーを守っていくための形といいますか。ただ、内情を窺い知ることはできないのでどんな事があったかはわかりませんが、6月3日には「あんちろちー活動終了」の報が公式より発表されました。これにより、正式にグーグールル〜あんちろちーの系譜にピリオドが打たれることが確定し、「夏頃」(実際には10月7日だった)のライブをもって解散という形になったわけです。

 もうあの楽曲たちが歌われなくなるのか、という寂しさももちろんあるんですけど、なにより3人としての活躍の場がAqbiにおいてはなくなってしまうという事実が改めて堪えた部分はありましたね発表時点では…。ただ、誰かの卒業ライブにせよおひらきのライブにせよ、だからこその笑顔とパー↑ティー↑で明るくブチ上げてきたのが彼女らだったので、多少の寂しさはありつつも、変わらずいつもどおり顔出せる日には出して目一杯目の前のメンバーに、パフォーマンスにブチ上がっていこう、と思って解散当日まで過ごしていました。

 グーグールル解散については過去に書いたものがあるのでここではあんちろちー以降の話をします。(↓はぐーるる解散に寄せた文章)

 あんちろちー期間においてはまず楽曲としての『あんちろちー』がリリースされたことがでっかい功績といいますか、後世に残るものを生み出してくれたのがたまらなく嬉しかったですね…。こういう自己紹介ソング大好き。振付もね、過去のぐーるる曲のエッセンスが散りばめられていたりと文脈の要素もありながらも楽曲としての遊びが効いていて楽しいし、3人が3人のかわいさを120%発揮していて楽しいのよ。

 そして、「あんちろちー」というチームを作れたことは、グループの過渡期(はたして今後そういったケースがあるかは不明だが)における一つの形になるのかもしれないな、というのチラッと考えたりするなど。あれですねそういう意味だとNILKLYが終わり新グループ始動待ちの唯ちゃんにとってのベルハー’22的な立ち位置ですかね?田中さんちのグループはあんまり長く続かないイメージがどうしてもありますが、それこそミグマシェルターはかなり長いことやってる方の部類だと思うので、続けたいとメンバーが願うならば、それを守っていってあげてほしいなあと思います。持続可能なアイドル活動。

 とまあ色々書いてきましたけれど、「あんちろちー」としても活動をしてくれた3人には本当に感謝していて、僕はあやのさんの卒業によって一旦のオタク人生にピリオドを打った(と思っている)オタクなので(今も色々行ってるだろ的なツッコミが雨霰と来るのは甘んじて受け止めます)、大好きな3人がステージに立ち続けるという選択をしてくれたことがたまらなく嬉しかったし、だからこそこうして解散という結果にはなってしまったものの、3人それぞれの道が明るいであろうことはこれまでの姿を見て知っているので確信しているんですよね…。

ライブ当日

 もうめちゃくちゃに雨。Rain Rainでした。らしいっちゃらしいというか、なぜかここぞのライブで雨が降る印象があったのでフフフっとなるなどしました。会場の代官山UNITはかつてコマチ生誕としてだったり東名阪ツアーの東京会場として使っていた馴染みのあるハコで、とにかく音が良いのでラストパー↑ティー↑にはふさわしい会場だなと。
 ライブ本編は1曲1曲が「これで最後かもしれない」という一抹の寂しさと、それを上回るブチ上げでもって最初から最後までハッピーでピースフルな空間のままラストまで駆け抜けていましたし、それはひとえに彼女らの持つ空気感であるとか、そこに集うあんちろちーずが作り上げてきた唯一無二の空間で、ふとフロアでぶち上がっていながらも、こうしてここにいるオタクの皆ともこう一堂に会する機会はほとんどなくなっていくんだなあと思うとやっぱりね、寂しさもあります。でも離れてたって僕らは元気なので!3人の未来がそれぞれの方向に進んでいくならば僕たちはそれを応援するだけなので。
 セトリの中で個人的に特に思い入れが強かったのは『CRAZY BUT GENIUS』や『Caution!!』、『妹の恋人』、『Rain Rain』、『GOOD LUCK』(いま公式ツイートの画像見ると『GOOD LUCKす』って書いてあるのに気づいた笑)、『Picked』、『あんちろちー』ですかね…。CRAZYはぐーるる終盤期にドロップされた大アンセムで、メンバーの変遷に伴うパートの受け渡しだとかも含めてアツいんですけど、「君の笑顔をみせて 僕は歌うから」でこみ上げるものがありました。『Caution!!』『妹の恋人』は僕がぐーるるに通い始めた2019年を思い出しますし、『Rain Rain』は僕にとってのマスターピースです。『あんちろちー』はこの3人だからこそ生まれた、「あんちろちー」だからこそ放っていた輝きを凝縮したようなパーティーチューンで、このままでは終われない!もっと聴いていたい!!!!というオタクたちのグルーヴ(という名の脚を踏み鳴らすアンコール)が呼び込んだダブルアンコール、2022年でいっちゃん好きな空気感でした。

メンバーみんなへ

朝比奈るのさんへ

 これをしたためている間にSAKA-SAMAでの活動が発表されてめちゃんこうれしいぬでした。SAKA-SAMAも好きなチームだし、『抱えきれないわ』とかをるのちーの歌声で聞けると思うとそれだけのためにでもライブに行きたいくらいの気持ちです。るのちーは「うるさいぬピンク担当」としてグループにおいては色んな意味でしんがりをつとめるというか、グループカラーが伝わる人としての役割が最初は強いのかな、とぐーるる通いたての時は思っていたりしましたけれど、いろんなライブやイベントだったりお話を重ねていく中で、その思慮だったり内面の奥行きといいますか、人間的な魅力がたくさんあることにも気づくことができたし、その歌声がグループの柱だったということは紛れもない事実でしたので、でっっかい自信を胸に今後の活動も歩んで行ってほしいなと思います。きっとそのうち顔出すこともあると思うので、そのときにでもまた色々話しましょうね!るのちー語はわたしが木村日音ちゃんに布教(?)してるので任せてください(?)

遠藤遥さんへ

 あんちろちーとしての最後のチェキのときも話したけれど、お互い出会った時は20歳で、あれから何年も経っていてもこの場で会えていることが感慨深いねえなんて話をしたりして。紆余曲折あった中でも「ステージに立つ」という選択を続けているというところには尊敬ばかりですし、エンターテイナーとはこの人のことを言うんだろうな、と感じることが日々多いです。ソロ活動も再びスタートするようですし、なんだかまた会いに行けるんだなあという嬉しさと、これが当たり前ではないんだよなとうありがたさを噛み締めながらも、今後もふらっと顔を出すのでその時はなにとぞ。常にサイコーを更新し続けている姿はとっても格好いいし人生の一側面においてあなたは僕の目標です。これからも!!!!!!

瀬戸杏奈さんへ

 これまでのアイドル活動、お疲れさまでした!!!解散ライブの最後の最後、撮影タイムも終わったところで「言い残したことはない?」って聞かれて「やりきった!楽しかった!!」って言ってたのがたまらなく大好きで。僕はそのうちの3年と少しの期間を見ていたにすぎないんだけれど、こんなに「太陽のような」がこんなに似合う子はどこを探してもいないし、パフォーマンス面ではしなやかさと強さと明るさをすべて併せ持つヒーローみたいな存在感で、杏ちゃんのいる場所はオタクの皆含めてあったかくて、そんな杏ちゃんが大好きだ!!!となったライブでもありこれまで僕がグーグールル〜あんちろちーとして見届けてきた「瀬戸杏奈」さんの集大成だなあと感じた日でした。不思議とアイドルラストだという感覚はあんまり無くて、でもこれから描く杏ちゃんの将来は明るいってきまってますからね。「いつだって、未来は味方だ」だね杏ちゃん!

おわりに

 僕がオタクとして復活した2019年からここまでは常にグーグールルが、あんちろちーがともにありました。その間、人生的な紆余曲折もありましたけれどこうして元気でここに僕は立っていられています。たしかにあなた達はいちオタクの人生を救っているんですよ、ということをどうしても伝えたいなあと。色んな感情を知り、色んな体験をし、人と関わることの楽しさ、心からの歓びとその表現、魂でぶつかるということ、現場で知り合った仲間たち、そのどれもが欠けては今の僕はいません。歴代含めたメンバー皆が好きて、歌い継いできた楽曲が大好きで、そんな素敵なグループは形としては
「解散」として終了しますけれども、ふと何年後、何十年後かに振り返ったときに、この記事だったりぐーるる時代の自分の熱量迸る感情の記録だったりを見返して、縁側で茶をしばきながら猫を撫でるのが老後の目標です。
 「あんちろちー」というAwesomeでCheerfulでCuteな3人組がいたんだよ、というのをここに残しておきたいと思います。またどこかで。

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