東京バレエ団 かぐや姫 初演
めちゃくちゃ面白かった、、
芸術に触れるとやはり本当に心が潤う‥
なーんもわかんない素人のなんもわかんないなりの感想です
今回見たのは第一幕
どうせ観るならと奮発しS席で鑑賞した。
目録の存在に気が付かず、1演目めの、ドリームタイムを鑑賞。バレエ初めてなんだけどな、わかんないんだよな。と不安ながらも開演。
結果、話の筋や表現したいものはなんだかわからなかったけど、寝ている様子、ドリームという名から夢のような幻想的な踊りをしているのだと想像した
めちゃくちゃしなやかで筋肉が美しく、足音すら美しかった、プロのバレエって人間という生き物が美しく舞う身体芸術なのだと身をもって知った。やはりあの異次元の体幹と柔軟性を間近で観ると、演者さんたちの苦労や努力を感じざるを得ない。
幕間の20分間でかぐや姫の目録を購入。急いで予備知識を入れる。
これがまたすごくわかりやすく解説してあり、場面展開から使用音楽まで知りたいことが網羅されていた。どうやら話の筋は
・翁がいた
・竹が月パワーで伸びた
・竹を切った
・かぐや姫になった
・童と遊んだ
・道児がいた
・道児にかぐや姫が恋した
・翁はかぐや姫と道児を引き離した
・翁は竹を切りまくった
・竹から財宝出てきて翁は金持ちになったけど竹は枯れた
・翁はかぐや姫を宮廷へと嫁に出した
のようであった
古典文学であるかぐや姫、どうバレエで表現するんだろう、衣装はどんななんだろう?台詞がなくても伝わるのかな?など思いながら開演。
流石の小道具や大道具、衣装の作り込み。どれ見ても、めちゃくちゃおもしろかった。
プロジェクターと、スクリーン、上からの落下物演出、花吹雪など、あらゆる仕掛けを用意し、金森さんワールド全開の演出。めちゃくちゃ驚くし、やっぱり面白い。アッ!!というしかけを用意してくれるから本当に面白い。
振り付けもnoism感があった。
翁は特別出演って書いてあったからどういうこと?って思っていたけど、動きを見ると本当におじいちゃん、翁!!って感じで、バレエっぽくは動かない。どちらかと言うと演劇で、本当におじいちゃんの動きをしている。飛び跳ねたり、開脚したりはしない。でも、それがまたすごく良かった。ぴょんぴょん動き回る翁もいいけど、やはり翁はこうでなくっちゃ。
翁のそばに黒子がいて、演出を手伝ってたけど、翁に月パワーがかかっている様子や、(翁自身で振り返ればいいところを黒子が翁の肩を持ち振り返らせるなど、振り付けの随所に、月パワー(未知なる見えない力)の象徴としての役割が感じられた。)
かぐや姫はめっちゃ可愛かった
いやかわいいというかやっぱり、そもそもが宇宙人の役なので、異次元の美しさを体現しなければならないという尋常じゃない難しさのある役柄ではあると思った。
竹の緑の精たち、すごーくスレンダーで、動きがぴっちり揃ってて見ていて気持ちよかった。すごいこれがバレエか。
童もちょんまげしてたり、三つ編みしてたり、動きがぴょんぴょんして幼かったりして、本当に幼く見えた。めちゃくちゃ不思議だった。
とにかく、あの、宝物が飛び出てくるシーン、(花吹雪とオーガンジー?)めちゃくちゃ美しかった。人間のエゴと汚さと自然の儚さと美しさと‥
やっぱりかぐや姫のストーリーには長く愛されるだけの理由と魅力があるのだと、思う、めっちゃ面白いし、脚色したくなるし、表現したくなるし、創作したくなる。かぐや姫すごい
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