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5歳の誕生日のはずでした。
昨年の4月に亡くなったシマリスのシュシュちゃん。生きていれば、今日5歳の誕生日を迎えるはずでした。
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被っているのは自作のシマリス(羊毛フェルト)
右の子は頂いた羊毛フェルトのジュニアちゃん
誕生帽子は、
リス友さんに作ってもらっていました。
「死んだ子の年を数える」という言葉、あまり良い意味には使われないと思います。いつまでも思いきれず、誕生日などと読まされるのは嫌な気分を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
未練が残るのには理由があります。
シュシュちゃんは、私にとって初めて一緒に暮らしたシマリスです。最初から懐いてくれて、スキンシップもとれました。シマリスさんとしては少数派だったと思います。
とっても健康で、昨年の今日迎えた4歳の誕生日でも毛並みも艶々していて食欲旺盛でした。でも、シマリスは4歳以降は病気がちになると言います。また、森の中の弱者なので、弱みを見せるとすぐ襲われるため、最後の最後まで弱った様子を見せないとも言います。
ちゃんと分かっていたので、4歳の誕生日を機に健康診断に連れて行くべきでした。肝臓にできたガン、もし発見が早ければ治療もできて、少しでも延命したかもしれません。
私が違和感を覚えたのは、昨年の4月の中頃でした。その少し前から食欲が減って、早く休むようになっていたのですが、深刻には考えていませんでした。部屋遊びでは、元気に動いていたのです。
そのうち部屋んぽのときにぐったり休むようになり、病院に連れて行きました。最初の病院では、病気には見えない、ストレスじゃないかとのことでした。でもやっぱりおかしいと思い、今度は福岡で最もエキゾチックアニマルに詳しいと言われる病院に連れて行ったら、肝臓ガンの末期で肺にも移転している、4月いっぱい持つかどうか、と宣告されました。
その時の気持ち。言葉では言い尽くすことはできません。
結局、シュシュちゃんは、4月末日に亡くなりました。
周囲からは、悲しみすぎたり謝ってばかりだとシュシュちゃんが心配して安らかにお空で過ごせないなど慰めてもらいますが、どうしても考えは堂々巡り。私が悪かったのだと。
今でも、楽しいことをしていても、頭にシュシュちゃんの姿がよぎることがあります。夢を見ることもあります。夢の中では、私は泣いてシュシュちゃんに謝っている。
思い出すことが供養になると言ってくれた人もいたので、これからも、日々思い出すのはもちろんですが、誕生日、命日、そしてお迎え記念日はシュシュちゃんのことをいろいろ考えようと思っています。
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1歳の誕生日
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2歳の誕生日
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3歳の誕生日
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4歳の誕生日
虹の橋の話を御存知でしょうか。
愛するペットは死後お空の上、虹の橋のたもとで楽しく遊んでいるが、ふと飼い主のことを思い出すことがある。ある日、飼い主も亡くなり天に召される。愛するペットは飼い主の姿を認めるや否や飼い主のもとに飛んでいき、飼い主とペットは再会の喜びに震える。
以前は面白半分で聞いていたのですが、昨年、この話がどれだけ心の支えになったことか。
シュシュちゃんは、病気の苦しみから解き放たれ、幸せに暮らしているのだ。そして、いつかまた会える。信じたいです。