真夏のアンダルシアに行ったら46度の炎天下でバスケをやるはめになり死にかけた話〈3〉|茉野いおた
光。光と熱。
白。光。光。熱。熱風。熱。
エントランス前の小さな通りに勢いよく出た瞬間、あまりの暑さと日差しにすぐに後悔する。
熱。白。白い壁。白い道。
反射。反射。熱。光。
後頭部がずんと重くなり立ちすくんでしまうが、もう引くに引けない。ニューバランスのスニーカーを石畳へ下ろす。
コルドバには昨晩着いた。
マドリッドから電車を5時間ほど乗り継ぎ、お目当てのホテルのお目当ての部屋にチェックインしたのは10時過ぎだったろうか。
夜の暑さは恐れたほどではなく、マド