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3月新マガジン ファインダー2. 若かった頃のロバートフランクの貴重な写真を発見した。写真家はライカカメラにアクセサリーファインダーをつけている。

ライカでスナップショットを取る写真家として1番有名なのはアンリカルティエブレッソンであった。しかし写真芸術としてさらにレベルの高いのはロバートフランクだと思う。ロバートフランクは1947年にスイスからニューヨークにやってきて当時のファッション雑誌関係の大御所の門を叩くのであるが、その偉い人がフランクに対して行ったのがライカを使いなさいと言うことであった。それ以前の写真学生の卒業制作みたいなシリーズをおそらく彼はニューヨークのボスに見せたのであろう。それはごくごく普通な大判カメラで撮った40枚の写真のポートフォリオであった。そこでボスはフランクに小型カメラを使うようにサジェスチョンをしたのである。20歳代の青年がこのサジェスチョンを受けていなかったらおそらく彼は後年世界的な写真家になる事はなかったであろう。

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