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カメラノートスペシャル. その5 スナップ写真取り始めて半世紀ここらでスナップ写真について考えてみる。 オーストリアウィーン1973

スナップ写真は出会いの瞬間の迅速な反応である。どこかの世界的有名写真家の制作ノートにそんなことが走り書きされていそうだ。実際そうなのである。写真家はカメラをぶら下げて時間軸と空間軸の両方を体に引き受けながら世界中の街をうろうろしているのである。五感の感性を広げて何かが自分のクモの巣に引っかかるのを期待しながら街を北輝歩いているのである。まず組もうと言うよりか野良犬であるのだがその事は森山大道さんの名作振り返った野良犬に証明されている。でもこれが勘違いの元なのは写真美学として考えた場合価値があるのは常にエキセントリックな方向が勝利すると言う間違った方向なのである。

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