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カメラノートスペシャル10月第二弾7  10年前デザイン雑誌Axisにカメラデザイン論の連載をしていたのでその続きを書いてみよう

初期の35ミリ一眼レフのデザインを考える。ミノルタSRのデザイン論。1950年代のミノルタが作った最初の一眼レフいわゆるSRシリーズのデザインは素晴らしいと思う。仔細に観察してみるとトップカバーの巻き上げレバーの軸の中心にシャッターレリーズボタンが付いているなどと言うところは当時のライカエム型とそっくりであるがその理由であろうかシカゴに住んでいた写真家Ishimoto TaihakuはArt Institute of Chicagoの秀才であるが彼が使っていたM型ライカとミノルタSRとは操作感覚で似通っているので当時の写真家は大抵レンジファインダのライカともう1台一眼レフを使っていたから使いやすかったのではないかと想像している。

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