予告編。間違いだらけのデジタルカメラ選び宣言 2020年新年の特集ノートです🐥📷12/29📷🐥
われわれは今非常に大きな変革の断崖に立っている。デジタルカメラそのものの存在理由が問われようとしている。
デジタルカメラの売り上げが減少してきてスマートフォンに食われているというのが社会現象化している。それでどんなことが起こっているかと言うとこの上の画像にあるカメラなどを使っている上級カメラ人類がもうこういうカメラはいらないなると言っているのである。
それでそういうカメラはもういらなくてスマートフォンとかiPhoneの11があればいいと言っているらしい。さらに別の意見の人はこの上の画像の上のほうのデジタルカメラではなく同じオリーブ色のライカカメラなのだがフィルムカメラが面白いと言っているのである。デジタルカメラが順調に進化を続けてきたのであるがここにきて乱世になってきたと言う感じがする。
なぜか?
20年ほど前に私のベストセラーになったのはそのタイトルが間違いだらけのカメラ選びと言うものであった。そこに登場する200台位のカメラは今思うと面白いのだが全てがフィルムカメラなのである。その本がよく売れた。初版は2万部であった。2020年にもう一回間違いだらけのカメラ選びを出そうと思いついたのである。でも時代が違うからタイトルは変わって
「間違いだらけのデジタルカメラ選び」と言うことになるな。
最近の私が使っているカメラをここに書き並べてみるとまず上の写真のカメラである。オリーブ色のカメラには野口ルクス50ミリがついている。同じメーカーのライカでモノクロしか取れないやつも使っている。それと20年近く前のニコンD200、同じ時代のキャノンの20D、エプソンRD1と言う所だ。最近興味を持っているのは私の周囲の若い世代の皆さんが15年以上クラシックなデジタルカメラに興味を示してそれを使っていることだ。
これはかなり怖いことです。
デジタルカメラの販売が頭打ちになっている一方で若い世代の連中がクラシックなフイルムカメラと同じ意味合いでクラシックデジタルカメラを持っているのだ。
それともう一つは面白い傾向でレンズ交換マウント1000日回峰行者と言うのであるが一新興宗教でありとあらゆるレンズを勝手にデジタルカメラにつけてこれで遊ぶと言う国民ムーブメントがある。これをやられるとカメラメーカーやレンズメーカーが一生懸命生産の高いレンズが売れなくなります。
25年前に今やメジャーな上の印刷物になったデジタルカメラマガジンと言う雑誌の創刊号のトップに私は文章を寄稿した。ソニーのサイバーショットのフロッピーディスクで動くカメラであった。そしてその時の私の文章の内容は向こう10年間フィルムカメラの画質にデジタルカメラが追いつく事は無いであろうと書いたのである。
とんでもない間違いであって私がその文章を書いてから3年もたたないうちにデジカメのクオリティーはフイルムカメラを抜いたのである。つまり私のデジタルカメラに対する未来図そのものが間違いだらけであったわけだ。
ここに
間違いだらけのデジタルカメラ選び宣言を宣言するものである。