カメラノートスペシャル10月第二弾4 10年前デザイン雑誌Axisにカメラデザイン論の連載をしていたのでその続きを書いてみよう
二眼レフのローライフレックスの話である。われわれはあのカメラが120フィルムを使ってレンズは下がテイクレンズで上がファインダーレンズであると言うことに長年親しんでいる。ところが20世紀初めの頃のあの会社でメジャーに売られていたのは全く違うタイプのカメラであった。それはステレオカメラであった。20世紀初めと言うのはステレオ写真が大流行した一時期なのである。それから50年後の1 950年代頃にもステレオ写真の大流行があった。なぜステレオ写真が大流行したのであろうか?我々の普通の感覚からするとアーティストで小説家の赤瀬川さんのような変わり者が立体写真に興味を示したと考えるのが普通である。
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