1935年当時のライカ用フィルムの値段7/27(水)
戦前のライカのカタログを結構大変な量を処理しているのであるがこれは30年ほど前に私が日本カメラ左から1番最初に出したカメラ本を読んでくださった兵庫県のお医者様が自分はもう使わないからと言うのでまとめて送ってくださったのである。そのお医者様は若い頃に礼香買おうと一念発起してありとあらゆるカタログを集めて結局は買わないでライカオーナーにはならなかった。大体戦前にライカを買うと言う事自身が今の私みたいに暇だからライカでも買うかみたいな感じではなく当時はちゃんとした資産家でないと買えなかった時代である。そういう資産家と私が何が違うかと言えば、うちは資産家の没落の成れの果てであってそこが大変な違いだ。だから私が物陰などで共感するのはたくさんいるが内田百鬼園みたいに没落した果ての人が考えていることに共感するのである。
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