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風景の遠近感の消失点が2つあるところが好き

8年間暮らしたウィーンで面白かったのは、時々出かける美術館であった。いくつか気に入った映画があって、それはフェルメールの名作とかそういうのではなく、私の知らないルネッサンスより後に描かれた絵描きの作品なのだが、その風景を見ていると、何か空間感覚がバラバラになるような気がして、それが不愉快ではなく、快楽に通じるようなのがある。

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