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池袋駅東口。私の記憶の奥にある木炭バス

私の物心がついた頃だから、4歳位だと思う。と言う事は昭和26年頃と言うことになる。池袋駅東口当時はまだ西武デパートができていなかった。その頃の池袋駅の感覚がいまだによく記憶していて、鉄道の枕木でできた囲いがあって、そこは有刺鉄線で結ばれていた。そしてそこにはぺんぺん草が生えていたと言うのは、いつも私が土地の老人として話すときの決まり文句なのであるが、やはり池袋の昔の風景と言うのは、ぺんぺん草なしには語れないのである。

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