日常のあらゆる要素からデザインのヒントを得る
デザイナーのヨシヲです。
「ちょっと株式会社 Advent Calendar 2023」のエントリー記事、12月19日号をお届けします。
クリスマスを通り越して、早くも年末モードでせっせと片付けや掃除をしています。片付けの最中、散らかった部屋を見渡して、改めて思ったんです。
日常生活の中で意識しているかどうかにかかわらず、たくさんのデザインに囲まれて生活しているんだなぁと。
毎日使う食器、家電、家具の配置にしてもデザインです。さらにはスマートフォンのアプリのインターフェースまで、すべてがデザイン決定の結果と言えます。つまり、誰もが日常のあらゆる要素からデザインのヒントを得る機会があるということですね。
日常的にあふれているデザインをもっと観察していこうと思い、デザイナーとして初心に帰るつもりで書いてみました。
デザインが好きな人、デザインをしてみたい人、デザインに少しでも興味がある人にとって、身近にあるデザインの楽しい発見につながれば嬉しいです。
デザインの基本原則からヒントを探す
知ってるとデザインがより楽しめる(と思います)一般的なデザイン基本原則を5つピックアップし、ヨシヲ的に軽〜くまとめてみました。それらをベースに、日常で発見できるデザイン例をあげていますので『へぇー』っという軽い気持ちで読んでいただけると嬉しいです。
①コントラスト(対比)
コントラストにはデザインに焦点をもたらす視覚的な効果があります。
目立たせたい要素を強調するために、色、サイズ、形状などで他の要素との違いを明確にします。
②整列と繰り返し
同じ要素(色、形、テクスチャーなど)を整列し、繰り返し使うことで統一感と認識しやすさを高めることができます。またデザインにリズムと視覚的な効果を与えて心地良いデザインになります。
③バランス
バランスは要素の配分や配置のことで、デザインが視覚的に安定して見えるようにするデザインの重要な原則です。バランスがうまく取れているデザインは快適で調和がとれていて、視覚的な混乱を避けることができます。ここでは割愛しますが、バランスにはいくつかの異なる形式があります。ちなみに個人的には空白(余白)のバランスが好きです。
④スケール
オブジェクトのサイズやその相対的な比率をいいます。例えば、大きな要素はより重要または目立つように見えますね。また、サイズの異なる要素を使うことで情報の階層を作り出し、視覚的に優先順位を示します。つまり情報を効率的に伝えることができるのです。
⑤ハーモニー
異なる要素が一緒になって全体的な一貫性や統一感を生み出すことです。色、形、サイズ、テクスチャーなどの要素が調和している状態を指し、デザインを整理し、視覚的な「快適さ」をつくります。要素がうまく組み合わさることで、デザイン全体が統一された印象を与え、視覚的な混乱を防ぎます。
いかがだったでしょうか?
毎日目にしているデザインってとってもたくさんあります。少しでもデザインを身近に感じて、興味をもって楽しんでもらえたら嬉しいです。
私もデザイナーとして身近なデザインをしっかり考察してインプットしていこうと思います!