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ポーカー大会の決勝で得た、デザイナーとしての新たな洞察力

どうも、ポーカーディーラー兼プレイヤー兼デザイナーのさやです。
ちょっと株式会社 Advent Calendar 2023」のエントリー記事、12月13日号です!

アドベントカレンダーの企画に勢いでエントリーした後、何を執筆するかずっと悩んでいたのですが、こんな時にしか書けないような、特別感のある記事が書きたいな〜とぼんやり思っていました。

ちょうど趣味のポーカーで、とあるポーカートーナメントの決勝に進出したこともあり、「ポーカーとデザインを絡めた記事を読んでみたい!」と社内の方からリクエストをいただきました。
日頃ポーカーをやっていて、デザインと共通する部分が多いなと感じていたので、この機会に頑張って書いてみよう!ということで今回この記事を執筆することとなりました。

なるべくポーカー用語は少なめに書いたつもりですが、わけわからん!となってしまう方がいるかもしれないので、先に謝っておきます、すみません。が、がんばって書いたのでぜひ読んでみてください。


♠️ポーカーとは

ポーカーってなんぞや?な方もいらっしゃると思うので軽く説明しますね。

ポーカーにはいくつか種類があって、それぞれ遊び方・ルールが違います。私が今からお話しするポーカーは、テキサスホールデムといわれるものです。フルハウス・フラッシュ・ストレートなどの役が10種類あり、より強い役を完成させたプレイヤーの勝利となります。

詳しいルールや遊び方を知りたい方は、以下からどうぞ!

Youtubeにもルール説明がわかりやすいおすすめの動画がありますので、よかったら見てみてください。

♠️大会の振り返り

♦️決勝に進むまで

今回のポーカー大会は、「関東戦線」というイベントで、関東にあるポーカールーム13店舗同士のチーム対抗戦でした。

各店舗が開催するサテライトで参加権利チケットをゲットし、DAY1と呼ばれる代表決定戦で上位3名まで生き残れば、店舗代表としてDAY2(決勝)に出場できるという流れでした。

DAY1を2回行うので、6名+店舗のオーナー1名の計7名のチーム編成です。
基本的にポーカーは自分1人で戦うゲームなので、チーム対抗戦って面白そうだし楽しそう〜というわけで私もチャレンジ!することに決めました。

コツコツチケットを集めて、DAY1に参加。
運よく1位通過することができ、DAY2に進出が決定します。

DAY1で1位通過した時にウキウキで撮影したもの。カードプロテクターのサメにゃんたち

♦️結果はいかに?

DAY2の参加人数は、13店舗×7名=91名でした。
ポイント制になっており、1位が15pt、2位が14pt…というように、個人の順位にポイントがつき、チームの合計ポイントで勝敗が決まるという方式でした。下限が35位の1pt。

ポーカー用語では、あと1人飛べば入賞する順位のことをバブルと呼びます。今回で言うと36位がバブルです。

結論から言うと、私は91人中の37位だったのでバブバブでした。
同じチームの1人もその後すぐに飛びバブルに。
最終的に、私たちのチームは1人が入賞し、1ptを獲得して大会を終えました。

1度目のブレイク中の写真です。初期スタックの40,000点より少し増えてます

♠️大会で得たものとは

さて、やっと本題ですね。
ここからはデザインと絡めて、大会で感じた事やこれから意識していきたい事を書きたいと思います。

♦️思考を駆使して状況を分析する

ポーカーでは、シチュエーションを分析することですべき行動というのが見えてきます。
相手の行動一つ一つにヒントが隠されています。プロセスが重要なんです。
なぜここでこのアクションを選択したのか?を分析・理解することができれば、自ずと相手のハンドが見えてきます。

私もはじめは考え方がわからなかったのですが、大会中、思考の順序なるものを上手い人から教えてもらい、理解しやすくなったと思います。
教えてもらうって大事ですね。勉強になりました。

デザイナーも、なぜこのデザインにしたのか、意図は何なのか、論理的に説明できなければいけません。説得力のあるデザインを作っていくために、ポーカーに習ってプロセスを大事に、常に思考していきたいです。

2度目のブレイク直後くらい?まだ49人います

♦️客観的な視点を取り入れプレイに活かす

客観的な視点というのは、自分を客観視することと、物事を冷静に判断することの2点を指しています。

他のプレイヤーから見て私はどのようなプレイヤーに見えているのか?を意識してプレイに反映する事ができれば、もっと長く生き残る事ができたはずです。
意識はできていたものの、活かしきれず、チップを取りこぼしてしまった場面がありました。もったいないですね。

デザインにおいても、自分の作ったデザインが本当に適切なアウトプットなのか、クオリティ的には問題ないのかなど、自分で判断する能力が求められます。

1つの方法として、デザイン完成後に時間を置いてから再度確認すると、客観的な視点で粗を見つけやすいということがあります。実は、ポーカーでもそれは有効です。
即決する前に「本当にそのアクションは正解か?」と心の中で唱えてみるだけで、冷静になって考え直すことができます。
一度呼吸を整えてから挑んだ方がいいのは、どの分野でも同じですね。

♦️他のプレイヤーを観察して洞察力を高める

同卓しているのはどんな性質のプレイヤーかを分析する洞察力があれば、格段にプレイはしやすくなります。
普段見知った仲でプレイをすることが多いので、今回の大会で初めて注意深くお相手を観察してみました。
表情から読み取る技術は私にはまだ早いので、まず、自分が絡んだアクションの時にメモを取ることにしてみました。

急いで書かないと忘れちゃうので雑な感じになってます

こうしてメモを取ると、後から振り返ることもできるのでいいですね。今回はメモの効力が際立った場面はなかったのですが、プレイヤーを観察する癖はつけられたと思います。

観察=分析力は、Web制作において必要な能力ですし、ユーザビリティやアクセシビリティを考慮したデザインを行う際には、さらに重要になってきます。
デザイナーの意地で、観察力を養っていきたいです!

こちらも2度目のブレイク直後くらい。ちゃんと減ってます

♦️相手に合わせて戦略を変える

デザインでも、クライアントの要望や、ターゲット層などによってアプローチが変わると思うのですが、ポーカーも全く一緒といっても過言ではありません。
これは、前述している自分を客観視することと、他のプレイヤーを観察することの応用です。
今回の大会では、全くできませんでしたね。
比較的タイトなプレーヤーが多かったので、自分が若干有利な場面でベッドしたり、ブラフをしてもよかったのですが、度胸が足りませんでした。
経験が物を言うと思うので、これから鍛えていきます。

♦️勝負どころを見極める

今回のDAY2での私の勝敗を決めたのは、勝負どころを見極められなかったことです。
終盤はもうスタックが少なくなっていて、オールインをするか否かの状態になっていました。
オールインのタイミングを決めきれておらず、もっといいハンドが来るかもしれない、と待ちすぎて飛んでしまったのです。

「見極め」というと難しいんですが、厳しい状況に陥る前にオールインするハンドやスタックやブラインドなど、具体的に決めておくことが大切だと学びました。
実際に厳しい状況になってから物事を決めると思考がブレてしまいがちです。
制作でも、具体的に仕様を決めていなかったことが原因で、後々苦労する場面を幾度か経験したことがあります。見極めは事前準備から成り立つということを実践していきたいところです。

敗退後はオーナーにお寿司を奢ってもらいました。アナゴ美味しかったな。

♠️まとめ

結果としては望んだものではなかったけど、学びも多く、最後まで楽しめた大会だったと思います。
こうして記事を書いてみて、改めてデザインとポーカーって共通点が多いなと感じました。

また、大発見なのですが、デザイナーとしてのスキルが高まれば、ポーカーも強くなれるし、ポーカーが強くなればデザイナーのスキルが高まるのでは?

まさに一石二鳥です。
これからもデザインとポーカーを両立しつつ、相乗効果でスキルを磨いていきたいと思います。

この記事を読んで、少しでもポーカーに興味が湧いてくれたらうれしいです。
もちろん、ちょっと社のデザインもね。ではまた。

♠️おまけ

🐹ちょっと社内で嬉しかったこと

ちょっと社では、日報を投稿する用のSlackチャンネルがあり、みんなが今日どんなお仕事をしたのかが分かるような仕組みになっています。

その日報の項目の中に、きょうのひとこと(任意)欄があって、みんな思い思いのことを書いていてそれを見るのがまた楽しいんです。
私もそのひとこと欄に、ウキウキが抑えられず「DAY2(決勝)進出決定しました!」だとか、「明日頑張ってきます!」とか書いていたんですが、みなさんスタンプ大量に押してくれていて。

励みになったし、すごく嬉しかったですね。本当はいい成績を残して報告できたらもっとよかったのですが、ほっこりできました。ありがとうございました。

END

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