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『スプラトゥーン3』のワクワクできるUIデザイン

この記事はちょっと株式会社の社員ブログで公開されていたものです。

こんにちは、ちょっと株式会社CDOの久保田@へっぽこシューターです。

遂に『スプラトゥーン3』のリリース日が発表になりました!
早くて年末シーズンかなって勝手に想像してましたが、あと4ヶ月ほど、あと126回寝ればリリース日がやってきます!!

ゲーム開発に携わっていたこともあって『スプラトゥーン』シリーズは無視できません。
ゲームの面白さはもちろんのこと、アート面では際立った別格の存在で、真似をしたくても出来ない、もう一つのデザインジャンルになっていると言っても過言ではないと思います。

そんな『スプラトゥーン3』をデザイナーの視点で軽く分析してみました。
完全に趣味なので知見などは期待しないでください。そして勝手な妄想を多分に含んでます。


タイトルロゴで使用している色が増えてる!

タイトルロゴを並べてみました

UIではありませんが、まずはタイトルロゴを見てみました。

改めて見るとすごいデザインですよね。
ナンバリングの数字がイカモチーフになっているのはもちろん、ゲソがモチーフの「S」、ゲーム内でも見かけるイカの目玉を使った「oo」など、イカだらけのデザインになっています。

シリーズを踏襲してロゴのデザインを変えていないようですが、今回の3からドロップシャドウの色が増えてました
分かりやすくしてみたのがイカの図です。

『スプラトゥーン3」だから3層構造なのかもしれません。でも、そんなことをしたら10作目とかミルフィーユ状態になるから違う気がします。
ただ、ロゴに厚みと色数が増したことによって、よりポップになりつつ少し重みが出ましたね。

今回のキーカラーは黄色。
2の時はキーカラーのピンクと補色関係のグリーンの組み合わせ。今回もイエローの反対側にあるパープルを組み合わせていて、いかにもスプラテイスト!ってカラーリングですね。


SPウェポンのゲージが見やすくなってる!!

まだ開発中の画面なのですが、公開されたナワバリバトルのプレイ動画で最も目についたのがスペシャルウェポンのゲージ。

右上のスペシャルゲージに注目!

めちゃくちゃ見やすくなってます。はい。
前作まではゲージの色が自チームのカラーとリンクしていましたが、今作はオレンジの発光に統一されてます。

ゲージも区切りを作ることでチャージの具合が分かりやすくなっていますし、フルチャージ状態での点滅も鮮やかになって視認性が格段に向上しています。

フルチャージされた瞬間、キャラにエフェクトが焚かれるようになっていますし、細かいところではゲージ上のキラキラ星のパーティクルエフェクトも一文字から十文字に変更されています。
フルチャージしたぞってアピールが強くなってますね。

細かく見てみて気付いたのですが、改良されているのはカラーリングだけではありませんでした。
こちらも分かりやすく図にしたものがイカの通り。

分かりにくいですが結構サイズダウンされています

実はサイズダウンされてました
しかしゲージの太さを細くすることでサークル内のスペースが広がり、スペシャルウェポンのアイコンが大きく表示されるようになっていました。

ごくごく僅かなサイズ差ですが、これも細かくチューニングされた結果なんだと思います。
全体のサイズは小さくしたけど中身は大きくした。しかも見やすくなったなんて、コンビニ弁当は見習うべきデザインです。

あとゲージに付随しているボムアイコンも単純化されて見やすくなってますね。


キル情報に何か付いてる?

相手を倒した際に画面下に表示されるキル情報。
フォントサイズは変わってないようですが、黒いオブジェクトが少しだけ大きくなって右側に何かデザインが施されてます。

〜〜をたおした!ってテキストの右側に何かありますね・・・

これなんだろう?

一瞬だけしか表示されないUIなので余計な情報は入れないはず。単純なデザイン的あしらいな可能性もありますが、何か意味があるような気がします。ちなみにプレイ動画では両チームとも同じデザインでした。


復活カウントダウンが直感的に!

デス後に表示されるリスポーンタイムのカウントにゲージがついてました。

カウントダウンの表示部分がゲージになりました。分かりやすい!

デザインはそのままですがゲージ化されたことで感覚で分かるようになってます。
反省と苛立ちの数秒間。この時間ってものすごく長く感じますよね・・・。


進化と維持の共存

ざっと見て感じたことは以上でした。

世界中にいるファンのアツい期待に応えるべく、アウトゲームの演出グラフィックは大幅に強化がされていますが、メインのインゲームは画面UIは必要最小限の改善のみに抑えることで、ユーザーがすんなり違和感なくプレイできる配慮がなされているように思います。

進化させるべき箇所と維持すべき箇所をしっかり見極めて作られている気がしました。

コスト削減や手抜きのためではなく、ちゃんと意図された“流用“なんだと思います。
噂ではステージマップが劇的に見やすくなる手法が特許出願されているとか。これも楽しみです。

・・・

リリースが楽しみ過ぎて居ても立ってもいられず、ついついブログ記事にしちゃいました!
ちなみに特別デザインのSwitch本体セットが出ることを期待して予約はしてません!!

それでは。

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