ゲストハウスtocoで5ヶ月間暮らした話。
2022年の5月末から10月末まで私は東京都台東区にあるゲストハウスtocoで暮らした。
ゲストハウス暮らしを始めたきっかけはというと…
そう、このnoteで紹介されていた「高校教師住まいを捨てる」という本で、教師をしながらゲストハウス暮らしをしている人の話を知り、
面白そう!私もやりたい!と思ったのがはじめ。
ゲストハウスに住む前はシェアハウス暮らしをしていた。
シェアハウスの家賃が上がり、今より安くて帰りたくなる家をと探していたところ、ゲストハウスtocoを見つけた。
一度デイユース利用で様子を見させて頂き、たった数分でtocoにすっかり魅せられてしまった。
古民家が醸し出すオーラはものすごいし、その落ち着きと懐かしい木の香りは東京にいるということを忘れてしまうほど。
帰り道の鶯谷駅で、私二ヶ月後にはここに住むことになるなと確信した。
↑この本がきっかけ、皆様にもおすすめ^ ^
ゲストハウス生活スタート
ゲストハウスに住む?どういうこと?と思う人も少なくないだろう。
ゲストハウスとはざっくり説明すると旅人が泊まる安い宿。
いろんなタイプがあるが多いのはドミトリータイプ。
二段ベットが一つの部屋にいくつか置かれている部屋のタイプのこと。つまり自分だけのスペースはベッドの上のみ。
私が住んでいた部屋もこのタイプ。
私が暮らしていた時はまだコロナ禍だったので宿がマンスリープランを行っていた。
そのため、賃貸と同じく月々でお金を払っていくスタイル。もちろん、初期費用や光熱費などは払わなくてよい。
お察しの通り、かなり荷物を少なくしないといけない。
もともとシェアハウス暮らしだったのでそんなに多くの荷物は持っていなかったが、そこからさらにぎゅっと絞って、スーツケース1つとウーバーイーツ用のリュック1つ分の荷物にしてゲストハウス生活がスタートした。
ゲストハウスで暮らした感想
結論から言って、めちゃめちゃ良かった。
ゲストハウスtocoを見つけた過去の自分に拍手を送りたいぐらい。
日々清潔で暖かな木の温もりを感じる古民家で暮らすと自然と私の魂も穏やかになるし、荷物と自分のスペースの少なさは自由な時間を生み出してくれる。
そしてなんと言っても素晴らしい出会いだらけだった。宿のスタッフさんはもちろんのこと、数えきれない程の旅人に出会い、様々な人の人生を垣間見させて頂いた。
小学校の先生、パン屋さん、役者を目指す人や、海外で働いている人…
その日に会った人と一緒にバーで語ったり、仕事終わりスタッフさんと銭湯に行ったり、キッチンでお菓子作りをしたり、映画みたいな、夢のような生活だった。
周りからは気づかれないかもしれないが、ゲストハウス暮らしを通して私のコミュニケーションの取り方、自分の人生の捉え方も大きく変わった。
他人と暮らすことに対して抵抗を持つ人は多い。
確かに、最初は落ち着かなかったり、一人暮らしや家族と住んでいては感じないようなストレスを感じることもある。
しかし、それ以上に大きなメリットがあると自信を持って伝えたい。
自分のコンフォートゾーン以外の人とプライベート時間を過ごすと自然とメンタルが安定する。
自分の世界観も価値観も世の中の一部分でしかなくて、違う世界に行けばまた違う自分が現れるということを気づかせてくれる。
tocoで素敵な人にたくさん出会い私が感じたことは、
自分の人生に没頭している人はきらきらしている。私は、誰かが作った型に自分の人生を組み込んでいくのではなく自分の思ったことをたくさんやっていって自分の中の宝石を集めていきたい。
他人と暮らすことは人生の選択肢も行動範囲も広げてくれるのだ。
現在もマンスリープランをやっているかは分かりかねますが、一泊から泊まれる素敵なゲストハウスなので機会があればぜひ(^^)