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人生2度目のマンモグラフィ

先月の生理前、左胸にしこりと痛みがありました。今までにないゴロゴロしたしこりと、日常動作で気になる明確な痛み。怖くなって、乳がん検診・乳腺外来の予約を取りました。

女性技師とおしゃべりしながら検査

選んだのは、女性の医師と技師による乳がん検診を受けられる近場のクリニック。約1時間の検査のあと、その場で結果まで聞けます。

まずはマンモグラフィ。これがやっぱり痛かった。

前回は30代のはじめ頃。会社にマンモグラフィの検診車が来て、希望者は予約先着順で無料で検診が受けられるということで、行ってきました。前回ははじめてだったので、とにかく緊張したことをおぼえてます。

約7年ぶり(エコー検査は約3年ぶり)の今回は、2度目なのと、女性技師があっけらかんとした雰囲気なのとで、緊張はゼロ。

「マンモグラフィは受けたことありますか?」

「7年くらい前に一度あります…」

「あはは!嫌な思い出って感じですね〜」


「痛くて脇汗がすごいです」
(汗が手首のほうまで伝ってくる)
「みなさんそうだから、大丈夫ですよ〜!」

その次はエコー。グリグリとエコーの機械をあてながら話を聞いたところ、気になる左胸は、特に何もなさそうだけど、ホルモンバランスの影響で痛みが出やすいそう。あと、痛みは腫瘍に直接関係しないんだとか。

「今年の1月に卵子凍結をして、その前後はホルモン剤を飲んだり注射したりしてたので、その影響かなぁ。」

「そうかもしれませんね。何かの治療ですか?」

「いえ、今、東京都が助成 してくれるので、やっておこう〜と思って卵子凍結したんです。」

「あ、じゃあ受精前の卵子だけ凍結したんですね。使うときの制約ってあるんですか?パートナーがいないととか」

「そこのクリニックは結婚相手か内縁の夫ですね。あと、使うのは45歳までが推奨です。毎年保管料もかかるけど、保管料分も毎年2万円、最大5年分助成金が出るし、今私は37歳なのでちょうどいいかなと思って」

「やっぱり45歳くらいかぁ」

「そこから責任もって教育費を払って育てるとなると、自分の体力も落ちてくるし、定年までに稼げる金額も限界が見えてくるから、経済的にも体力的にもその辺りがリミットな気がしますね」

「でも経済面では今くらいがちょうどいいですよねー。20代前半同士の夫婦だと、まだ収入も少ないだろうし。仕事も慣れていて休みやすいだろうし」

「そうですね。とにかく、都知事には感謝です」

私たち友達だったっけ、というくらい気軽に率直なおしゃべりを楽しみながら、エコー検査が終了しました。

検査の結果は

マンモグラフィとエコー検査のあと、すぐに医師のいる診察室へ。こちらの女性医師も明るくてハキハキした方。結果は問題なし。

「マンモグラフィがわかりやすいですが、石灰化していて乳腺症があるので、生理前の痛みが出やすいです。あまりに痛くて日常生活に支障が出る場合には、痛み止めや漢方の処方をするので、相談に来てください。でも9割の人は特になにも処置しないですね」

「小さいのでご自分ではわからないかと思いますが、少し水が溜まっていたりします。ポリープになったりするかも。なので、エコーは毎年受けた方がいいですね。気になるしこりができたら、診察に来てください。マンモグラフィは2年に1回がいいです」

ということで、2年に1回あの激痛を味わうのか…と思うと嫌な気持ちになりますが、ほっとしました。

来年度からは会社の健康診断で

みなさんの勤務先では、健康診断に婦人科メニューがありますか?

周囲に聞いてみたところ、知人・友人の勤務先では、婦人科検診のメニューが組み込まれているケースがけっこうありました。う、うらやましい…!

不妊治療休暇やガン治療のための休暇は充実しているものの、旧態依然としているところもある今の勤務先は、これまでは婦人科検診が健康診断に入っていなかったんです。部署によっては女性社員が6割超、女性の管理職も増えているのに。あるのは、健康保険組合の婦人科検診の補助。でもこれ、申請が手間だし、勤務時間外に自分でクリニックを予約して行かないといけないので、ちょっとハードルが高いんですよね。以前、会社のアンケートで婦人科検診メニューの追加を希望したりもしたし、世の中の流れが追い風になったりもした模様。具体的な婦人科検診の内容はまだわからないのですが、定期検診が受けやすくなるのはよかったです。マンモグラフィを受けた胸がまだシクシク痛むので、こんな痛みのなか仕事に戻りたくはないけど…。

37歳、人間の身体も使い続けているとポリープやら石灰化やら色々出てくるなぁと思うこの頃です。面倒でも、定期チェックはしていこうと思いました。

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