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Q.10「支え」ようとして、力を入れて歌っているのですが、「力み」が取れません。何が原因でしょうか。具体的にどの筋肉を使いますか?


A.
「支え」ようとして、力を入れて歌っているが、「力み」が取れない場合は、以下のポイントをチェックしてみてください。

①歌唱に関する力みは息を余計に吐いてしまうことが主な原因です(呼吸管理の不備)。
②適正な呼吸管理をおこなうためには、胸骨を挙上して、肺が空気で満ちた状態を保持するために腹壁で胸郭を支えます。
③②の状態を保ちながら呼気をすると(歌唱すると)、呼気筋が胸骨を下げようとする力と胸骨を下げまいとする腹壁の力が拮抗して体幹が緊張します(ラ・ロッタ・ヴォカーレ)。
④ラ・ロッタ・ヴォカーレが働くと、息を余計に吐かなくなり(十全な呼吸管理)結果、呼気圧が安定して力みが取れます。

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