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【学年合唱】なかなか声が出てこない場合

●なかなか声が出てこない場合
モチベーションを十分に確認したところで、多くの場合、筆者は「では、まずはじめに、一度みんなの演奏を聴かせてください。」と言葉がけをして、一度演奏を聴くことにしています。

モチベーションを確認するだけで十分に声が出ている場合は比較的スムーズに具体的な歌唱指導や発声指導に入ることができます。

しかし、モチベーションを確認してもなかなか声が出てこない場合も少なくありません。


生徒たちが歌わない原因には、「みんなが歌わないから」「はずかしいから」などが挙げられます。

通常の音楽の授業と同じように、声が出てこない多くの場合、生徒はまわりの友達の様子をうかがい、自分だけ歌って目立つことを避けようとします。

学年合唱ではいつもの音楽の授業より人数が多くなるため、生徒たちは集団心理からいつもと違う雰囲気にのまれてしまったり、また音楽室と体育館の反響の仕方の違いから、まわりの友達が歌っている声が聴こえづらくなり、その傾向が強くなることもあると考えられます。


この場合に筆者の経験から効果があったのは、

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