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合唱・発声 Q&A vol.6( Q.101.- Q.120.)

Q.101
ソプラノです。
速いテンポの曲において、支えがぶれるような、浮いた声になります。歌い慣れていてもぶれるのですが、どうしたら良いのでしょうか?

A.
支えがブレないテンポまで一旦遅くして、だんだん速くしてみてください。「苦手な部分はのびしろ」です。練習してみてください!

Q.102
周囲や強豪校の先生から「アルトっぽい声だね」とよく言われるのですが、この状態で一流のソプラノになろうと努力するのは無謀なのでしょうか。

A.
高校生でしょうか?若いうちだ声種が確定しないのはよくあることですので、sopらしく、や、altらしくとはあまり意識し過ぎず、自分にとって一番良い歌い方を目指してください。音大に入ってから声種変更する人もたくさんいますし、音大にソプラノとして入学した知り合いの子も高校時代はメゾでした。

Q.103
芯のある発声をするのに必要とされる「うなじの筋肉」ですが、鍛え方・意識の仕方がわかりません。

A.
ウイダーinゼリーを最後まで吸う時に緊張する首や背中の筋肉(胸鎖乳突筋、僧帽筋ほか)を意識して、合唱の練習時、常にその緊張を感じながら歌うと歌うのに必要な筋肉=支えに使う筋肉が自然に鍛えられていきます。

Q.104
k子音およびか行の発音を舌根で堪えすぎて強くなってしまう癖に悩んでいます
正しい合唱でのkの発語はどうすればよいでしょうか?(既出でしたらすみません
)
A.
息を吐き過ぎると子音kを言い過ぎてしまいます。また、歌うのに必要な筋肉の緊張を「支え」、不要な緊張を「力み」と定義する時、舌に「力み」が生じている場合は、舌以外の筋肉で「支え」る必要があります。どちらも歌うのに必要な筋肉の緊張=アッポッジョで解決できます。研究してみてください!

 Q.105
ファリネッリ式呼吸練習(胸骨の位置を比較的高めに保ちながら行う呼吸練習)だけだと、アッポッジョにおける腹壁の参加を忘れてしまうみたいです。

A
ファリネッリ呼吸だけだと声帯振動による抵抗が関与しないので、呼気の部分をmessa di voce に置き換えるのをオススメします。

Q.106
メッサディボーチェにはどんな効果がありますか?また、メッサディボーチェとキアロスクーロの関係をお教えいただけますか?

A.
messa di voce はアッポッジョ・キアロスクーロテクニックの仕上げにもってこいの練習です
音量調節を腹圧だけで行なうと、息もれしたり、逆にのどにかかって割れたり、浅くなったり、逆に暗くなったりしますので、声道の調節でキアロスクーロのバランスを取る必要があります!

Q.107
鼻にかかっている時の軟口蓋の状態はどうなっているんですか?

A.
鼻声には2種類あります。
①開鼻声
軟口蓋が下がっている(開いている・緩んでいる)鼻声
=クレヨンしんちゃん的鼻声
②閉鼻声
軟口蓋が上がっている(閉じている・緊張している)が、咽頭腔(首の中の共鳴スペース=鼻の奥〜のど仏の手前)が狭い鼻声
=黒柳徹子さん的鼻声


Q.108
先日、練習でIPAの発音の表を見せられ、舌の位置の指導がありました。
ウ母音やオ母音は舌を奥の方につけるようにとのことだったのですが、話す場合はわかりますが、歌うときにそれをやると、こもってしまって声が前にいかなくなります。
歌の先生の指導を受けると、どの母音であっても、舌は前に置くよう指導されますし、録音を聞いてもそちらの方が声が飛んでいます。
若手の有名な指導者がIPAの発音を推奨しているとかで、これが最新の技術だといって指導されるのですが私は納得出来ません。
どうしたらいいでしょう。

A.
音は共鳴管に共鳴しています。人間の声という楽器は声道という共鳴管に共鳴します。声道は鼻腔、口腔、咽頭腔から構成されます。IPAの舌の位置にすると歌いづらい場合は、声道のうち主に口腔優位の共鳴で歌っていると考えられます。うなじのアッポッジョなど、咽頭腔の共鳴を研究してみてください。

Q.109
息漏れはどうすれば止められるのでしょうか……?私は男声なのですが特に女声の発声があまりわからず、毎回合わせをするとどうしても女声が薄く聴こえてきてしまいます

A.
息もれ声はどんなタイプのものでも、閉じきったとはいえない声帯を多量の気流が通るために起きます。呼気が音になるのは、声帯が振動することによります。呼気に対して声帯の抵抗が乏しければ、息もれのする発声になります。例えば
・腹式呼吸
・のどの力を抜く
をやり過ぎると副作用で息もれします。

Q.110
アッポッジョには、腹壁をどれだけ参加させるべきですか?

A.
アッポッジョでは、腹壁は腹式呼吸のようなふいごの動きというより、

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