コールユーブンゲンシリーズについて
初めまして。コールユーブンゲンシリーズというものを企画し、コロナ禍真っ最中の去年、その企画を達成したものです。
ではまず本記事では、「コールユーブンゲンシリーズ」とはなんぞや?というお話をしていきます。
そもそもコールユーブンゲンとは、簡単にいうと視唱(歌)の教材です。入試で課せられている大学も多くあります。主に声楽科の入試で用いるようです。
管理人は、音楽大学の作曲科を卒業し、音楽大学・音楽高校にてソルフェージュ(音楽理論)を教えているのですが、コールユーブンゲンの授業を行なっていた声楽科の先生が「どうしてもコールユーブンゲンが音楽的に歌えてない。いい伴奏がついたものでもあればいいのに...」とお話されている現場に遭遇しました。直接その会話の輪にいたわけではないのですが、メラメラと血が騒ぎ、これは明日にでも伴奏をつけてみよう!となったのです。
こうしてなんとなく始まったのが「コールユーブンゲンシリーズ」。要は、メロディにコードをつけ、少しでも音楽的に歌えるように、こんな素敵なメロディなんだぞ!こんな哀愁漂う場面もあるんだぞ!と、コールユーブンゲンを手に取る全ての方の助けになりたい、そんな企画です。
ただ初めて見ると、ピアノソロで演奏することも多く、だんだんと観賞用メインになったのも否めないのですが、、自分自身も「コードをつける」ことの大変さを身にしみて感じ、ものすごく勉強になったところです。とっっても楽しかったです。このシリーズ。最後は涙がちょちょぎれたほどです。
シリーズはずっとツイッターで更新しておりました。動画のみ、楽譜は一切出さないまま行なってきました。でも、出版化してほしいとの声を多く頂き、それなら楽譜を作ってみようじゃないか!となったのがこのnoteを登録した経緯です。
コールユーブンゲンを実際に手に取ったことがある方はご存知かと思いますが、全87曲(それぞれにa~dくらいまで曲がありますが、本シリーズは1番の中のどれか1曲、というように行なっています。そのため本当に全曲というわけではございません。)ある中で、40番台でさえ調性がハ長調なのです!これにはおったまげ、頭を悩ませ、下手すれば1週間くらいかけてコードをつけたものもありました。そして、シリーズだけが仕事ではないため、学校業務に傍ら続けてきたものです。
本当は無料で提供したいのですが、これは私の汗と涙の結晶です。申し訳ないですが、少しだけ有料にさせてくださいませ。それでも読むよ!という方、ぜひよろしくお願いします。。そして出版社の方、お待ちしてます!!!!!!!!(スライディング頭下げ)