見出し画像

ヒルヤモリについて(飼育編~後編その⑥~餌/サプリメント編)

ん~~もうちょっとでNIKKE2周年イベントです。
相変わらず気合入っててうれしくなりますね~
始めるなら今!今ですよ!!

ということで、今回は餌編。
人間もですが食べるもので形成されてますからね。
超大事。

ヒルヤモリの餌は主に2種。人口飼料と活餌があります。
それぞれ筆者が今現在思うところを記載します。


エサ皿

まずはそれぞれを入れる容器について。
人口飼料は基本的に液状の物になります。そのまま流木などに塗っても良いですが、半永久的に繰り返すので、ダニが湧きますし流木も次第に腐っていき衛生的ではありません。
そこで人口飼料用のエサ皿を使用するのが一般的です。
・レプタイルフードトレイ

ハチクラやアリオンから似たような商品は出ていますが、見た目だけの問題なので、コストを考えればこれ一択でしょう。
基本的に高い位置にいるので、餌も高い位置に置いてあげるべきです。
1ケージに1つあればよいです。仲が悪いペアの場合は2個離れた位置に設置する場合もあります。
このまま餌を流し込んでも良いですが、僕は洗うのが面倒なので
ペットボトルの蓋に餌を入れて、このトレーに置いています。
洗った方が良いでしょうが面倒なんで洗ってません。
まあ基本お茶か水なんで、、(笑)現地ではジュース類や炭酸飲料舐めてるみたいですし、あんま気にしなくていいかなと思ってます。
※もちろん自己責任で。

会社の福利厚生で出社すれば無限にペットボトルで飲み物が飲めるので飲み終わったら持ち帰って貯めます。もちろん周りからも奪いいただきます。みんな快く渡してくれるとても良い会社です。

>基本的に高い位置にいるので、餌も高い位置に置いてあげるべきです。
と書きましたが、まあ3045であってたり広くてもごちゃごちゃしてないケージであれば地面に置いても食べます。
個体にもよるので試してみると良いでしょう。

活餌の場合は撒いて与える方法もありますが、隠れて生体が食べられなかったり、コオロギの場合逃げてケージ内で成長して鳴かれてめちゃくちゃ鬱陶しくなる場合もあるので、生餌にもエサ皿を使用しても良いでしょう。
・レプタイルディッシュ
ローチ系やワーム系はレプタイルディッシュがお勧めです。

コオロギだと飛んで逃げるので、市販ではあまり良いものがありません。
コオロギが入っている縦長のカップを利用したり、100均にある長めの入れ物を使用すると良いでしょう。

人口飼料

今現在ヒルヤモリ用の人口飼料は売っていなく(厳密にいうとzoomedが再販したようですがどこにも見当たらない)、基本的にクレステッドゲッコーの餌を代用として使用します。
代用と言っても食性が似てるのでほぼ同じものです。
クレスの餌=ヒルヤモリの餌と考えるのは80%ぐらい間違ってません。
間違ってませんが、僕の経験上明らかに食べる物と食べない物の差があるので経験ベースで記載しようと思います。
と、その前に使用頻度について。
体を絞る用のフードも展開されていますが、基本的には高脂質高タンパク、栄養豊富な餌です。ベビーから食べてくれる個体も多く、ブリーダーによっては餌はこれだけで完結してる方もいます。
しかし、あげすぎると確実に肥満になるので注意は必要です。
人口飼料ベースであげる場合、シーズンインの場合は週に2回シーズンアウトの場合は週に1回で十分だと思います。
後述する活餌の方が低カロリーである為、併用してあげるのが望ましいと自分は思います。人間と同じで、いろいろな餌を与えた方がいろいろな栄養が摂取できるので、より健康的に育つ、、、と自分は思っています。
自然界で単一の物しか食べないってありえないですしね。
まあ、この辺はスタイルの問題です。正解はないので、いろいろ試すのが良いと思います。

2024年10月時点で使用している人口飼料。クレスパウダープロは初めて買って実験中です。

レパシーシリーズ

ヒルヤモリ限らず、爬虫類の人口飼料で一番有名ですよね。
趣向性も高く、多くの人が評価しているメーカーだと思います。
なんですが、レパシーにはクレスフードのベースとなるものが2種存在します。(昔デイゲッコーフードがあったんですが2017年ぐらいに消滅しました)

・クレステッドゲッコー MRP クラシック

・クレステッドゲッコー MRP

あえて書きましょう。ただのMRPは食わないです!!(クレスの顔が正面のやつ)
絶対にクラシックを買って!!(クレス全体が写って横向きのやつ)
食う個体もいるかもしれませんが、自分が使用してる中ではただのMRPはとんでもなく趣向性が悪く、口にしてる個体を見たことないかもしれません。
反応すらしない。某ショップさんではお勧めして、実際に店舗で使われてる事も聞きましたが、これまた何人かの飼育者の方とこの話をすると「MRP食わないよね~」と意見が一致してくれる方がいます。
恐らく、ワイルドモンスターさんが記載してくれているんですが
クレステッドゲッコーMRPが植物性タンパク質で、クラシックが動物性タンパク質で構成されている違いがあり、ここで食性的に動物性が強い方を好んで食べると推測しています。
実際、クラシックベースで作成されてる別フレーバー
・マルベリーマッドネス
・マンゴースーパーブレンド
・パイナップルエキスプレス
・チェリーボム

は全部試しましたが飼育してる個体は全員食している事を確認しました。
まあ、もし使用したことがなかったら騙されたと思って通常のとクラシック買ってみてください。(クラシックを好まなかった個体はいなかったかな)通常の食わなくてもコオロギの餌になるので無駄にはならないはずです(笑)

パンゲアシリーズ

正確な読みは「パンジア」らしいっすね。まあ日本ではパンゲアで浸透してるのでこのままです。
レパシーの次に人気の人口飼料だと思います、つい先日まで入荷が不安定で入手が困難でしたが、爬虫類クラブが在庫を多く抱えることが出来たらしく?入手が容易になったようです。
ただね~~~高いよ~~流石に。。。
まあ趣向性は良いんですが。自分はレパシーで良いかな。

・ゲッコーフード ウォーターメロン

スイカフレーバーは趣向性が高く、よく食べます。
逆に他のは使った事ないです(笑)
ハチクラさんが紹介してる動画があるのでこちらから詳細を。

クレスパウダープロシリーズ

上記2種は海外製ですが、日本製の餌です。
最近知って、イベントで安く買えたので使い始めました。
使用感としては悪くないですね。ぶっとんでくるほどではないですが、外出して帰ってくるとアダルトは空になってるぐらいは良く食べてました。
経過観察は必要ですが、レパートリーの1つになりそうです。

・ウォーターメロンバナナ味 を使用しました
(パンゲア意識してる気がする)

・マンゴーバナナ味 もあるようです

Zoomed

・デイゲッコーフード

丁度自分が初めての爬虫類を、埼玉BOでCANDLEさんからアガレガヒルヤモリを買い、餌って何が良いんですか~?って聞いたらレパシーからデイゲッコーフードが出てますよ~って言われて会場どこにもなくて絶望したのを今でも覚えていますw
そこであったのがZoomedのデイゲッコーフードです。
フレーバーは謎の白い粉ですがよく食べてました
そしたらいつの間にか廃盤に。。。と思ってたら最近復活したらしい。
公式でポストされています。

また使いたいんですが、自分が知る限り日本のどこにもない!!!
あったら誰か教えてください(笑)

他にもクレス用の餌は存在しますが、自分は使用したことないので割愛させていただきます。
なんか食べるのあったら教えてね!!!!

それでは活餌に、、の前に、作り方について少々。
人口飼料は粉エサであり、どのメーカーも約2倍の水に溶いて与えるように記載されています。
ここで自分なりのポイントを2点。
①与える時は2倍、、ではなく3~5倍の水で溶く
これもショップの方と話して行きついたんですが、2倍で与えるのってクレスとかジャイゲコ向けの与え方だと思うんすよ。
そもそもヒルヤモリとクレスの体格差ってクレスの方が圧倒的にでかくて、同じ粘土であげるのはちょっと違うかなと。
2倍でも食べるんですが、繊維質でしかもちょっと時間置くだけで固まってしまうのでちゃんと舐めとれてない気がするんですよね。
また、舌で舐めるので舌触りも重要なんじゃないかなーと思っています。自然界では熟れたグジュグジュになったやつ食ってんじゃないかな〜と予想。
そこでメーカー指定の2倍ではなく、3~5倍程度で溶いてシャバシャバな状態にしています。この状態だと良く食べる気がしますし、時間置いてもすぐにはカチカチにならない(むしろ時間おいて丁度良い硬さと言うか)ので、数年このスタイルでやっています。薄まるので脂質制限にもなったりならなかったり。レオパで最近話題ですが、ブクブクに太らせるのは短命なる原因の一つですからね。自然界で裕福に餌なんか食べてないはず。

レパシーを食べるインエクスペクターターヒルヤモリ

後述するサプリメントも混ぜていますが、実際の作ってる様子を撮影しました。

パフェスプーンで3杯入れる
ちょっとだけ水を入れて混ぜる
フェルスケア(ビタミン剤)を入れる
このやり方の理由は、全部水も含め規定量入れてしまうと混ざらずダマになるからです。
まじぇまじぇ
水を足す
カルシウムを入れる
まじぇまじぇ
水を最後に足して終了。50mlぐらい。
(おいしーかもー!!!!!)

②粉だけで与えてはならない

昔、海外の動画で粉で与えているのを見て、自分もそれ見て粉だけで与えてた時期がありました。
が、動物病院の方から聞いたんですが、腸閉塞になる可能性があるらしく止めた方が良いとのこと、、、幸い落ちた個体はいないですが、やめましょう。知ってからもうやってません。

活餌

活餌(いきえ)。生きてる餌ですね。
ヒルヤモリは雑食なので、植物性の食べ物の他に、自然界では主に昆虫や蜘蛛など自分より小さい物生物も食べています。
爬虫類業界だとコオロギがメジャーですよね。
まぁよく食べるんですが、ふと自然界でコオロギを食べる機会ってあるんだろうかとふと疑問になります。とは言え、最近流行りの”正しい飼育”として成り立っている餌ではあると思うので、書いていきます。

活餌をベースとしてあげる際は人口飼料と比べ1回回数を多く
シーズンインの場合は週に3回シーズンアウトの場合は週に2回で十分だと思います。
この辺を目安に、粉エサとバランス良く使うのが良いと思います。

コオロギ

爬虫類業界だと一番メジャーな活餌だと思います。
「ヨーロッパイエコオロギ」通称:イエコと「クロコオロギ」通称:クロコの2種存在してます。
違いについてはそこまで調べてないのでわからないですが、
・イエコの方がより小さいサイズ展開がある
・イエコの方が同じ単価で量が入っている
点から自分はイエコを選択しています。
また、メインとして利用する餌の中ではコオロギが一番食いつきが良いと思います。
あげ方は前述しているエサ入れに入れるか、ケージにそのまま放って与えます。
その際は毎回でなくて良いですが、3回に2回ぐらいを目安にカルシウムをまぶしてから与えると良いでしょう。(詳しくはサプリメントで)

また、サイズについて。これはどのエサにも通じますが
大きすぎると詰まってしまったり、基本的には咀嚼せず丸飲みするので
生きてる状態で飲み込んで腹を食い千切られたりと良い事がないので
生体の頭の大きさの1/3程度を選択して与えると良いでしょう。

イエコを食べるケペディアナヒルヤモリ

キープ方法についてはもっと詳しい方が解説してるので割愛しますが、自分の環境を載せておきます。
大事なのは
・通気
・水分
この2点だと思います。排泄物のアンモニアが籠ると一気に全滅するので大き目で通期の良いケースを選び、びちゃびちゃにならないように工夫をして常時水分を与えられるようにします。
最近なにかのイベントで便利なグッズが売ってたのでそれを使っています。
Xの方に教えてもらいました。これです。


イエコの管理

ゴキブリ

メインとなる餌の2つ目としてゴキブリも候補に挙がります。
「デュビア」と「レッドローチ」の2種類があり、どちらもツルツルした壁を登れない為行動範囲の広いコオロギと比べて扱いやすいです。
最初はゴキブリか~まじか~って思ってましたが、まあ慣れましたね(笑)
特にデュビアはGっていうか三葉虫みたいな?レッドローチはまんまですがw
筆者は昔、コオロギがぴょんぴょんしてうざかったのでデュビアとレッドローチをメインにしてた時期もありました。
が、やはり基本的には動くものに反応するのでコオロギに戻りました(笑)
人間と同じで、同じものより様々な物を与えた方がいろんな栄養分を摂取できるので、最近は気分でてきとーに使っています。
※ちょっと余談ですが、たま~に「餌に飽きて」みたいな投稿を見ますが、爬虫類は飽きるとかないんじゃないかなと、個人的には思っています。
確かに食わない時はありますが、それはきっと温度や湿度の管理に問題がある場合が多いと思います。
管理はイエコと同じで問題ないと思います。

デュビアを食べるケペディアナヒルヤモリ

ワーム

脂質が多く、趣向性の高い餌です。まあ、なにかしらの幼虫ですね。
「ミルワーム」「ハニーワーム」「シルクワーム」「ベストワーム」
など、意外といろんな種類があります。
ただし前文で記載している通り脂質が多いので、メインの使用は避けた方が良いでしょう。
自分は食べない時の最終手段か、抱卵後/産卵後のメスに栄養を付けたい場合に使用します。
個人的には柔らかいし「ハニーワーム」が使いやすいかなあと思います。

また、ちょっとした裏技?ですが、ハニーワームは成長が早く
ボケっとしてると蛾になります。
餌として販売されていないですが、蛾も趣向性は高いです。
成虫になってしまえば流石に?幼虫より脂質は低いと思うのでバンバンあげて良いと思います。

ハニーワームの成虫を食べるブルーゲッコー(ヒルヤモリじゃなくてスミマセン)
ベストワーム。大きさ的に丁度良いが関東のショップだと爬虫類クラブ中野にたまにしかないのが難点。まあ無理に使う必要はない。
ミルワームを食べるインエクスペクタータヒルヤモリ

その他

・ワラジムシ
分解者で記載したワラジムシです。大きさ的に丁度良く、カルシウムを豊富に含んでおり、ヒルヤモリにとって都合の良い餌、、、なんですが、正直趣向性は悪いですね。ワラジムシが自然繁殖してるケージにアガレガペアが入っていますが、まあ食ってるところはみません。ほかのヒルヤモリでも試した事はありますが見向きもしないですね。気分によっては食べると思いますが、まあ餌として使うには正直厳しいでしょう。
速度は遅いですが増やすこと自体は割と容易です。

・紙魚(シミ)
紙魚とは何ぞや、、と語れるほど知識はないので簡単にですが
日本にも生息する本とかを食べてしまう言わば害虫です。
しかしその一方、見方を変えるとまあ面白い生体ではあり、どことなく可愛げも有るような無いような。一部餌ではなくペットとして流通しています。
筆者は去年りおさん @mizmomosimaからゲコマで2種の紙魚を買い、しみじみ飼育しています。
・マダラシミ
・ヤマトシミ

ヤマトシミ。日本にもいます。自宅の風呂場で1匹見つけたこともあります。
マダラシミ。こちらは海外の紙魚らしい。

これも大きさ的にと、動き的にヒルヤモリの幼体~ヤングに丁度良く、
まあワラジムシよりかは食べるんですが、何分繁殖の速度が遅いので調子に乗ってあげているとすぐいなくなります(笑)また入手難易度も高く、単価も高いので餌としては向いていないと思います。餌もテッシュで栄養もあるとは思えません。ペットとして飼いましょう。
マダラシミは比較的飼育が容易ですが、ヤマトシミは難しいです。

・トビムシ
こちらも分解者で紹介しました。
が、餌としてはベビーに対しても小さすぎる。使えません。
以上。自分は増やすの苦手です。

活餌の餌

所謂、「ガットローディング」ってやつで、活餌自体の栄養価を活餌の餌でパワーアップさせましょうというところで、正直「まあ、確かに」ぐらいのノリで自分はやっています。実際する/しないでどれだけ差がでるのか分かりませんが、ここは人間も同じで食べるもので健康状態が変わってくるのは人間自信分かると思うので、まあやった方が良いとは思います。

手に入りやすいガットローディングフードは
・レパシー スーパーロード
・ウォンバルー インセクトブースター

この2種だと思います。スーパーロードは一部ユーザーに人気で品薄です。
インセクトブースターはハチクラで手に入ります。

使い方は与える餌をこれにするだけ、以上。

ガットローディング用フード

これは自慢(当たってよかったw)

サプリメント

人口飼料はそれだけで十分な場合もありますが、生餌は特にですが
「カルシウム」と「ビタミン」が足りてない場合があり、不足すると病気に繋がります。それをサプリメントで補うのです。
自然界ではいろんな物を食べるので、サプリメントは不要なんでしょうね。
(食事は大事)

筆者が愛用しているサプリメント類
左から「MINER-ALL OUTDOOR」「MINER-ALL INDOOR」「PHELSCARE」

カルシウム剤(ビタミンD3無/有)

一番大事なサプリメントです。
特にメスは交尾をしなくても定期的に無精卵を生成し、体内のカルシウムを消費するので、気を抜くとすぐに病気になります。
良くありがちなのが「クル病」ですね。
クル病については調べれば出てくるので各々で。「手足が痙攣が痙攣する」「壁が登れなくなる」などが初期症状です。
爬虫類全般に言える事ですが、発症してから死亡するまでの時間が圧倒的に短く、手慣れてないと完治させるのは難しいです。
その為「予防医療」としてそもそも発症させないのが飼育成功のカギとなるでしょう。
ちなみに筆者は飼育を再開してからそのような状態に陥った個体はいません。
カルシウム剤は「粉」と「液」の2パターンで販売されていますが、圧倒的に粉の製品が多いので粉を使用前提とします。
与え方は
・粉エサであれば水と一緒に溶く時に混ぜる
・活餌であればまぶす
常時摂取できるように置いておく(重要)※たま~に舐めてるのを見ます。フードトレイの片方にカルシウムを常時置いておくが◎
です。
量に関しては「適量」。無茶苦茶入れる必要はなく「入ってれば良い」ぐらいの認識で大丈夫だと思います。
また、もう1点注意したいのがビタミンD3の有無です。
カルシウムを体内で吸収するにはビタミンD3が必要で、「紫外線を浴びる」か「そのものを摂取させる」必要があります。
カルシウム剤にはそのビタミンD3があるもの/ないものの2商品で展開されている事が多いです。
ここで疑問。「え、吸収に必要ならD3あり使っておけば良いんじゃないの?」
最初は僕もそう思いました。
ですが、「ビタミンD3を過剰摂取すると異常が起こる」。。と世間的には言われています。
が!!
実際に何が起こるか業界的にも不明確で、実際とあるショップさんと話した時は「もう何年もずっとD3使ってますが何か異常が起きたことはないです
とまで言ってました。
何なんでしょうね?正直七不思議。まあ、何事も過剰摂取がいけないだけという話では。。とも最近思っています。
とはいいつつ、何か問題が生じても嫌なので、筆者はD3ありとなしを半々で使っています。

また、ヒルヤモリに限って(ではないと思うんですが)
メスは(厳密いうとオスも控えめではあるが同じ状態になる個体もいる)カルシウムを一定以上摂取すると、頬に貯めるようになります。
健康状態としては◎ですが、膨らむ前の姿に戻すこは出来ないので、スレンダーな姿をキープしたい方は注意が必要です。これを「カルシウムサック」と言います。

カルシウムサックがあるアガレガヒルヤモリのメス

メーカー毎のカルシウムに関しては、いくつも試した事はないですが
まあ正直どれも変わらんやろと思います。お財布とメーカーとその他もろもろと相談して自分に合ったものを探してください。
筆者は「MINER-ALL」シリーズを使用しています。
・「MINER-ALL OUTDOOR」がビタミンD3なし
・「MINER-ALL INDOOR」がビタミンD3入り
正直安くはないです。
使っている理由としては、「CANDLEのオーナーのハタノさんが使っているから」と「なんか匂いがフルーティだから」です。
ミネラオールとかいってるぐらいだからミネラルも豊富なんでしょ。知らんけど。深い理由はないです。

ミネラオールタワー。基本的に買い溜めします。

ただ、1点問題がありまして。INDOORは国内で販売されてるんですが、OUTDOORは国内で廃盤になっちゃたんですよね。。(飼育再開前はあったのに。。と)
で、OUTDOORほし~~って唱えてたら、去年のレオパフェスで画像のOUTDOORを見つけて買い占めました。
Xのmtisさん@vertebralis00 が個人的に輸入してるそうで、
相談すれば売ってくれると仰っていました。気になる方は声をかけてみるのも良いかもしれませんね。
あ、丁度今年のレオパフェスは11/23日ですね。ヒルヤモリに関係ないところでもこういったアイテムが手に入ることがあるので、何事も足を運ぶことが大切です。
(ちなみにINDOORは最近ハチクラさんが大量輸入してましたね。ワイモンさんは品切れ中)


ビタミン剤

これも人間も同じですが、ビタミンは基本的に体内で勝手に生成されません。ビタミンCは有名だと思います。だから野菜果物、下手したら人までサプリに手を出してるわけで。
飼育下のヒルヤモリにも当然必要で、サプリで補います。

ビタミン剤に関しては
・GEX マルチビタミン
がコスト的にも安く、比較的入手しやすいのでこれ1強です。

が、AMVIREP社から「PHELSUCARE」というヒルヤモリ専用のサプリがあるので筆者はそれを使っています。
大きな違いは「蜂花粉」が入っているようで、野生下では摂取している重要な成分だと思うので、まあそれがあるならベストを尽くしたいので使うという判断で使用しています。

PHELSUCAREの圧

またこれも正直高い&入手も困難です。
チャームで以前あったんですが最近売り切れになってました。

輸入元がXのスプリングテイルズSpringTails @SpringTails さんみたいなので
聞いてみるのはありかもしれません。
同メーカーのヤドク用のサプリが人気っぽくて、それで一緒に輸入してるんじゃないかな~
ちなみに、今年のとんぶりではブースに置いてましたね。
たぶん在庫はあると思います。

昆虫ゼリー

意外と食べます。100均のやつでOK。
ただ大した栄養にはならないので、水分補給程度に使うのが良いでしょう。

蜂蜜

PHELSUCAREで蜂花粉とか書いてあったので、最近試しに与えたら結構良く食べてました
高カロリーにはなるので、ルーティンでたまに使うぐらいが良いと思います。

果物

レパシー社等がそもそもで「マンゴー」だの「スイカ」だのフレーバーで書いてるぐらいなので、スイカを去年使ってみたら良く舐めてましたね。
ビタミンの補給にとても適していると思います。
ただ防腐剤とかは気を付けたいですね。各々自己責任で。
与えた方が良いとは思います(最近は使ってないです。)

その他

・キューピーベビーフード バナナプリン
恥ずかしながら知らなかったんですが
レプレプ @REPREP3dboa さんが呟いておりまして、実際に使用してみました。

趣向性が良いとは言えなかったですが、食べてはいました。
レパートリーの1つして覚えておきましょう。
いちば~ん最初の記事にも書きましたが、この世は情報社会です。
多くの情報持っているほど有利。これがいつか役に立つ日がくるかもしれない。(なのでXを日々使っております)

お~、ようやく書き終わった。
なんか画像とか色々調べてたら時間かかっちゃいましたね。
けどまあ、ヒルヤモリを飼育する上で悩みになる方が多そうな有力な記事が出来たと思います。
何かの参考になれば、これ幸い。

次回はメンテグッズ小物編ですが、まあ大事なことの95%はこの記事までで完結したかなと思います。
ではでは~NIKKE2周年でお会いしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?