宍道湖ぐるりの鉄旅(サンライズの巻)
新年度、始まり、いかがお過ごしでしょうか~
こちらは、バタバタで、皆さんの記事なかなか、読めず、自分の記事も、えっちらおっちら書いております…。
さて、今回は3月の鉄旅。
もう十年以上、寝台列車には乗れずにいましたが、念願の「サンライズ出雲」に初乗車。出雲、松江、玉造温泉、安来と宍道湖周辺を訪ねてきました。見どころ多いですが、鉄分も多めになっておりますW
即日完売のサンライズ出雲
今となっては唯一の寝台夜行となってしまった「サンライズ出雲・瀬戸」。夜を駆け抜けるブルートレインに対して、明け方をイメージしたサンライズという名が眩しい!
3月下旬の乗車のために、1か月前からわざわざ半休を取って、娘と一緒に、「みどりの窓口」に並びました。30分以上前に窓口に到着しましたが、10時ジャストの発売窓口カードを渡されて、駅員さんに3名分の寝台券を告げるも「ツイン取れなかったらどうします?」と聞かれ、「シングル3つで大丈夫です」ということで、要件を打ち込んでもらいスタンバイ。
10時ジャストで、駅員さんenterキーを激しく連打も「すみません、ツイン取れませんでした」と平謝り。結局なんとかシングル3つを確保。1分経たずして完売でした。
3月は学生も休みだし、平日でもこんな感じで即完売だそうです(^^;
半分以上は鉄さん、鉄子なの??
1時間弱前にホームに着き、シャワーカードを買うために並びます。シャワーは浴びてきましたが、やはり車内でということで。
「サンライズ出雲」の入線は25分前。ソワソワしている人たちが増えてきました。シャワーカードに1時間前から並ぶくらいの人たちは、ほとんど鉄郎&鉄子なのかという雰囲気。
近くでまじまじと見たのも初めてですが、やはり斬新。年季は入っていますが、1998年から運行ですから。ブルートレインの後継として、当時も衝撃のデビューだったのでしょう。
長蛇の列を並ぶこと10分。結局、目の前のお子さんで売切れ…。シャワーカードは20枚しかありません…。私の後ろ3名も虚しく退散。
夜行からの車窓は、静岡辺りまで
車内アナウンスを聞きながら、品川あたりまで、夜景を楽しみます。
多摩川を渡れば、対岸の川崎の市街がきれいです。ちょっと曇ったガラスは、列車の年季を感じさせます。防音が良いせいか、踏切自体が少なくなったせいか、昔夜に響いた踏切の音は全然聞こえません。
小田原を過ぎて、根府川前後は、真っ暗な相模湾に対岸の灯り、夜行列車から見える星々、最高です。
沼津を過ぎたあたりから、スピードUP、かなり飛ばして運行。
日を跨いで静岡駅過ぎ、安倍川の鉄橋を渡って横になりましたが、テンション高めで、すぐに眠れず…。横になりながら、「ここは天竜川だなぁ~」という記憶とともに、就寝。
列車は浜松1:12の後は、姫路5:26となっていますが、実際は、4時間以上ノンストップというわけではないです。京都や大阪あたり運転停車。どこかで運転手も交代しています。
神戸を過ぎて、新幹線では見れない、瀬戸大橋を左に眺め、舞子を通過。
倉敷から伯備線を北上
サンライズ瀬戸・出雲は、岡山で切り離し。サンライズ瀬戸は高松に向かい、サンライズ出雲は倉敷から伯備線へと進みます。
手元にはこんな本も読みながら、そうそう、昔の「ブルートレイン出雲」は京都から山陰本線を使い、余部鉄橋を渡ってましたっけ。
新郷を通過、25‰の急こう配を上り、谷田峠が伯備線の最高地点、このトンネルを抜けて、ようやく鳥取県に入ります。
ようやく、長い長い中国山地を抜けてきました~
中海・宍道湖を眺め、出雲市へ
サンライズ出雲の旅も終盤、中海・宍道湖は逆側なので、B寝台の逆側の空いている席を探しましたが一部屋だけ空いてました。
松江を出発したサンライズは、宍道湖畔をひた走ります。車窓右手に一気に宍道湖がひろがります。
我らが宮脇俊三の「全線全駅 鉄道の旅」には、「山陰本線の良さは、いよいよこれからである」と書かれており、そうなの!?
宍道湖はハイライト的ですが、そのあとは海岸沿いを行くんですね。昔の寝台特急出雲1号はここから、温泉津を通過して、だいぶ先の「浜田」まで行っていた。次回は必ず!
一畑電鉄にて出雲大社へ
この記事は鉄旅だけで終了しそう…。
続いて、ローカル線に乗って、出雲大社を目指します。山陰地方、唯一の私鉄、「一畑電車」、通称「ばたでん」。
出雲市駅の脇に「電鉄出雲市駅」があります。
列車は4駅目の「川跡駅」にて、大社線に乗り換え。皆さん、ほとんど出雲大社方面です。
10分強で「出雲大社前」に到着。
日本最古級の電車「デハニ50形」
この車両は、映画「Railways」で使われた車両とかで、なんと、約100年前の車両。2009年まで現役でした。
ここから、いよいよ、出雲大社へ。ホントに鉄(テツ)だけで終わってしまった~
(つづく)