西伊豆の旅 ようこそ深〜い「戸田」へ(1日目後半)
併設の「駿河湾深海生物館」
さて、造船資料館のあと、同じ入口の脇には、スタッフ部屋なのかと思うようなところに、深~い深海生物館への入口があるのでした。
こちらは、水族館ではないのですが、日本で最も深い湾と言われる駿河湾の深海生物にスポットを当てたニッチな生物館。東京海洋大(昔の東京水産大)の深海魚同好会の記事があるところがイイ!!
トンネルのような通路をくぐると、深海魚のコーナー。
駿河湾で採れる「タカアシガニ」カニの仲間では一番大きく、戸田港で、水揚げされ、民宿や食堂でも食べられるのでした。
ということで、歴史も、深海生物館もDEEP!戸田に来たら、必ず訪ねてほしい両館でした。
湖のような戸田の湾内
さて、ここから宿まで、散歩しがてら移動。湿気もなく爽快なお天気。
御浜岬の外側を少し歩いた後に、港の内側に入ります。
投宿は「旅館みはま」
どれだけ目の前かというと、窓の下を見たら、すぐ海!この窓から釣り針を垂れても魚釣れそうな勢い。
早速、4階になる露天風呂に向かいます。残念ながら、温泉ではないですが、それを吹き飛ばしてくれるような絶景を眺めながらの入浴。
夕食は久方ぶりの舟盛り!
さて、夕食は、一般のコースで舟盛りになります。舟のメインは鯛、ブリとブダイでしょうか。北寄貝、甘えび、ホタテなど。
変わったところでは、このハゼのような唐揚げ。聞いたところ、トロボッチの唐揚げということで、ボッチは、ハゼの仲間の意味、トロはトロール船で、獲れた魚につく枕詞?のようなものだそうです。正式名は「アオメエソ」。戸田では「メヒカリ」か「トロボッチ」だそうです。
舟盛りの脇にひっそりとしていた汁物が、エビの出汁がかなり効いており、名脇役でした。そして、皆さん完食!そして、窓を開ければ、ようやく見えました富士山!
不発の夜釣り…
夕食後、先ほどの宿の下の小さな桟橋から、釣りを垂れることに。道具も餌も持ち込みで、準備。青物(アジ、サバ、イワシ)、カサゴあたりと聞いていましたが、伊豆の海は、昔とだいぶ変わってしまったので、そこまで期待せずにというところ。案の定、ネンブツダイばかり…。
翌朝もチャレンジしましたが、結局、小さなメジナやキュウセン、ちょっと変わった旅館の人も分からない深海魚の子ども?みたいなのが釣れました。リリースしても良かったですが、せっかくなので、持ち帰り、家で煮つけにして食べました。
小学生の時は、夏になれば、海に山に釣りばかりしてましたが、中学に入れば止めてしまい、数年前から釣りの趣味活動再開。東京で再開して、驚いたのは、海岸や堤防からでも、ハゼ、アジ、サバ、メジナ、クロダイと結構行けるじゃないですか。江戸前の魚は今でも量も魚種も健在!しかも船釣りすれば、アジ、カサゴあたりは、伊豆なんかよりはるかに釣れるんですよね。
船からはイカや鯛が釣れるようです。今後来た時には、一人夜釣り船乗りプログラムに、挑戦したいところです。ということで、長い1日が終わりました。(2日目につづく)