私がつぶれた理由❁10

前回はプライベートな所を書きましたが、今回は仕事面でのしくじりを書いていきます。

ここまで通して読んでくださってる方長いのに、ありがとうございます!

本人は同じ話を何回もする時間が勿体ないと思っているので、

ここで1回吐き出してストックしておけばもう過去の愚痴を吐かないで良いと考えてます。笑

親の嫌な部分、宗教への罪悪感、自分の体の痛みと金銭面のストレスがじわじわと押し寄せる中、私は復帰後2年目を過ぎる頃、徐々に元気がなくなっていきます。

様々事が重なり気力を奪われていたのだと思います。

仕事はデザイン関係なのでほぼ毎日紙面を作っていましたが、私は段々と周りと話す余裕が無くなっていきました。

仕事はトイレに行く5分間も惜しんで、なんとか自分の分の仕事を回らない頭でこなしていました。

…が、それだけで精一杯になり今度は人と接するのが怖くなります。

段々と周りと仕事の話しか出来なくなり、笑顔も消えていきました。

笑う気力も泣く気力もない、感情のないただのロボットのように自分の仕事をしていました。

(これはわかる人にはわかるのではないかと思います!笑)

もちろん、そんなムスッとした態度だと相手の気分は下がってしまいます。当時の私はその事がどれだけ、いけないことだったのか…分かっていませんでした。

ただ、言われた仕事をこなせたらここに居させて貰えて、実家に帰らなくていいんだ…医療費も払えるのだ…とそんな甘い考えだったのです。

私は仕事に眠気により仕事に集中する事が困難になり、遂に意を決して人が少ない壁側の席に移動したいと上司に話します。

気持ち的にも限界で、復帰直後の3倍は眠気が悪化していました。

その状態で健康な人の隣の席で、仕事する事がとても辛く、情け無さと申し訳なさに押し潰されてしまいした。

タイピングの音でさえ、もう速さが違うのが自分自身でわかり、元々それなりでいいと思っていたプライドも…その頃には欠片も残っていませんでした。

上司経由で仕事の早い年下の社員に仕事を引き継いで貰うこともしばしばありましたが、

終わらないと帰れない仕事なので恥を忍んで任せるしかありませんでした。調子のいい日はもちろん、人の手伝いが出来ましたが余裕はほとんど、ありませんでした。

会社という所は…

死んだ顔で働く人がひとり、ひとりと会社から消えていく………

そういう所だと、今では思います。

ある時、チーム内で上司は“私、一個下、二個上、定年間近の社員”のうち、最初は定年間近の社員の愚痴をこぼしていました。

なので、チーム内のストレスの矛先は定年間近の社員さんに向かっていました。
少し女性が多いチームだったので上司が言えば無駄に団結するのは簡単に想像出来ると思います。笑

こんなのよくある話です。

遂に経費削減も含め、定年を迎えた社員さんはチームを辞めることになります。

私は薄々、次は私なんだ…と、
気が付いていました。

忙しい職場で人がいなくなれば、更に忙しくなるのは分かりきっていました。
上司は私の休職もプライベートな事も知っていましたが、人を入れることはしませんでした。

(…いや、人が来なかったのかな、でもそれでも入れようとはしてほしかったです。笑)

もちろん、「人を入れないのですか?」とチームの人と上司に言いましたが、「…今は予定は無いね」と笑顔だったのを思い出します。

それからの日々は記憶が曖昧なほど私には辛いものでした。

私だけに、話しかけない、私が出す書類は全て跳ね返されるようになります。

どんなに取り引き先を待たせてしまう案件でも、訂正箇所をまとめて支持すればすぐ終わる所を1つずつに分けて、何度も提出する様に言われるようになりました。

そんな事されたら、周りから見れば
すぐ“出来ない奴”が出来上がります。

もう、仲の良かった上司ではありませんでした。

それでも、確かに…私が能力が低いから悪いんだと更に細かく報告や確認をしましたが、嫌われてる相手がする事など全てダメなのです。

いちいち報告してくるな!と言われます。

でも、私は残念な事に本当に自分のミスが増えていきました。どんどん今まで出来ていたことが“本当に”出来なくなったのです。

(一時は後輩が提出したらそのバナーのデザインはOKで私が提出したらNGみたいな事があったのです。…ちょっと全て跳ね返されるので、こっそり試したことがありました。笑)

しかし、自分が本当に更にポンコツになったので何も言えません。

ここが怖い所です。過度なストレスによる思考停止が徐々に私を襲っていました。…透明な水の中に、真っ黒な墨汁を1滴ずつ落とす様にゆっくりと。

長いので一旦切って、次回にします。
つづく

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