優等生と呼ばれて長き年月をかっとばしたき一球がくる (俵万智)
高校生の時、表題の歌を引用して、「この歌について、「一球」とは具体的にどのようなもののことか、自分の体験を交えて200字以内で書きなさい」というような問題が現代文の試験に出題された。試験の最後の大問に毎回200字作文が課されていて、はなから書くのを諦めている友達も少なからずいた。昨年度、教育実習で80人分の作文の添削に泣かされた身からすると、毎回のテストの最後に200字作文を出題して採点し、3日程度で返却、優秀作品のピックアップと講評まで済ませていた先生方には頭が上がらない