子どもを「叱る」時のポイント~小学校教諭としての実践を交えて~
昨日、けんぞー/改善デザイナーさんが、
「怒る」と「叱る」の6つの違い
という記事を書かれていました。
とてもわかりやすかったですし、
私自身、教師として働いていて、
ものすごーく、大事にしていたことなので、
シェアさせていただきます♬
記事はこちら
↓↓↓↓↓↓
記事の中で、ケンゾーさんは、
「怒る」と「叱る」の違いについて、
以下のように書かれていました。
1.感情的に ー 理性的に
2.自分のために ー 相手のために
3.過去に焦点を当てて ー 未来に焦点を当てて
4.怒りと勢いで ー 愛と勇気で
5.自分の言いたいように ー 相手に伝わるように
6.感情に任せて ー 感情を統制して
読んでいただき、
お分かりだと思いますが、
「怒る」は、
・感情的に ・自分のために
・過去に焦点を当てて ・怒りと勢いで
・自分の言いたいように ・感情に任せて
子どもに対して、上記のような声のかけ方、
注意の仕方になるんです。
例えば、ケンカっ早い子。
休み時間に、友達とケンカをして、
手を出してしまった時の指導。
(怒ったVer.)
↓
↓
↓
かなり激しい口調で、
「何やってんだお前は」
「いつもいつも手を出してばっかり」
「何回言ったらわかるんだよ」
「○○とケンカした時も、
○○とケンカした時も同じことをして」
「何も変わってないじゃないか」
「ふざけるのもいい加減にしろよ」
・
・
・
・
・
こんな風に、一方的な指導(!?)に
なります。
子どもが不適切な行動を取る時には、
必ず何かしらの原因があります。
それが、大人から見たら、
些細なことかもしれないし、
くだらないと思えることかもしれませんが、
必ず原因があるのです。
でも、この場合の指導だと、
その原因については全く配慮せず、
”今””その事例”に対しての指導なのに、
過去のことまで持ち出してしまっている。
相手を否定するような愛のない指導。
↑でも、これって、教育現場でも
実はよく見かけるんです。涙
では、同じ事例での、
「叱る」指導Ver.
ポイントは、
・理性的に ・相手のために
・未来に焦点を当てて ・愛と勇気で
・相手に伝わるように ・感情を統制して
↓
↓
↓
「どうしたの?」
「何か嫌なことされたの?」
・
(原因を聞いて共感)
・
「そうか。それが嫌だったんだね」
「殴って、自分が嫌だったことは
伝えられたの?」
・
(ううん)
・
「相手に分かってもらえたの?」
・
(ううん)
・
「この方法で合ってた?」
・
(ううん)
・
「どうすれば良いと思う?」
・
(言葉で伝える!!)
・
・
・
小学生だと、たいていはこんな形で、
穏やかに解決することができます。
でも、もちろん、中には
なかなかの激戦を繰り広げてきた子もいて、
この過程の間に、
一手間も二手間もかかる子が
わんさかいましたが・・・(^^;)
10数年もこんなことを続けていれば、
はらわたが煮えくり返りそうなくらい
怒っている時でも、
体中の血がドクンドクンと音を立てて
全身を駆け巡り、アドレナリン全開の時でも
”感情を統制する”ことが、
とても上手になりました♬
怒ってしまうと、
恐怖で相手を縛ることになります。
つまり、一時的なもの。
私はそこに、子どもの成長はないと
感じます。
同じ時間を使うのなら、
子どもの成長を願い、考え、
子どものためになる時間
としていきたいですね☆
何かの参考になると幸いです(^^)
続編をまだ書いていませんでしたが、
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そろそろ書いていきたいと思います(^^;)
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