介護は楽?誰だそんなこと言ったの?【後期 前編】
こんにちは、チョップです。
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この記事が、人々が持っている大麻への偏見を少しでも薄くすることができ、あなた自身が大麻について「もっと知りたい」と思っていただければ、嬉しいです。大麻の必要性について一緒に考えてみませんか?
いよいよ最後である後期編をお伝えしたいと思います。
今回もボリュームが多いので、前編・後編と分けて投稿します。
【初期編】と【中期 前編・後編】をまだ見ていないという方は、まずそちらからご覧になってください。
認知症後期は、最期の看取りや、緊急を要するもしものことがあった場合を踏まえて考えていかなければなりません。介護者が担う介護量も大きく変わり、寝たきりになっている場合だと生活介助や身体介助の全てを介護者が負担することとなります。
逆に考えると、身体的に元気な初期や中期とは違い、能力の衰えから徘徊や異食行為に悩まされることがおさまり、精神的な負担は少し和らぎます。ですが、今度は転倒やベッドからの転落による骨折のリスクなども増えます。もう一度、介護者と向き合い、看取る最後の日まで共に歩むことになるでしょう。
今回も、認知症の後期を介護するにあたって注意する点と、介護従事者としての経験から、どのようなことに気をつけなければならないか?知っておくべき制度などもお伝えします。
【認知症の後期について】
認知症後期についての注意点は以下の通りです。
1.運動機能が低下する
2.近所でも迷うようになる
3.家族の名前や顔がわからないことが出てくる
4.言葉によるコミュニケーションが難しくなる
5.寝たきりに近い状態になる
6.咀嚼・嚥下機能の低下
認知症の後期になると、運動機能が低下することで転びやすくなったり(転倒)、体温調節がうまくいかなくなって発熱を起こしやすくなったり、脱水症状を起こしやすくなります。こまめな水分補給がとても重要となりますので、夏場には特に注意してください。
一度、外に出てしまうようなことがあると確実に帰ることができません。交通ルールなどもわからないので事故を起こしたり、他人の家や敷地内に入ることもあるので警察のお世話になることや、最悪の場合、大きな事件になることもあります。
実際に、深夜から行方不明となった方が、工場の倉庫の奥で座っていたところを早朝出勤の方に発見されたことがあり、たまたまその方が認知症に理解のある方で、「話しが噛み合わない・服が汚れている」とのことから優しく保護してくださり、すぐに警察へ連絡されて大事に至らなかったことがありました。認知症の理解がない方だったら、不審者と間違われた挙げ句に追い出され、さらに行方不明になっていたかもしれません。
もう介護者の方を憶えていることはほぼないでしょう。名前も顔も、その方との楽しかった思い出も憶えていたとしても目の前のあなたとのことだったことまでは憶えていないでしょう。とても辛くて、悲しいことです…抑えきれない感情が湧き出るでしょうが、認知症の方に根気よく寄り添い続けていると、「自分に優しくしてくれる人・自分にとって必要な人」という認識が芽生えます。決して落胆せず、怒ることなく接してあげてください。
一日の中で活動的になることもなくなり、朝起きてから同じ場所に座ったまま動かないことも多々あります。動きがないと介護者としては気が楽になり、そのままにしておいてしまうことがありますが、廃用症候群には注意しましょう。必ずどこかで活動する時間を作ったり、デイサービスなどを積極的に活用してください。
動きが少なくなる分、動かないことに対して注意しなければなりません。
ベッドに寝かせたままで注意しなければならないのは、褥瘡と廃用症候群による全身の拘縮です。褥瘡ができてしまうと2時間に1回のペースで体位変換が必要となり、ネグレクト(介護放棄)として見られる可能性があります。毎日、褥瘡箇所を清潔に保ちながら、ガーゼを交換したり、軟膏を塗るなどの医療的ケアが必要となってしまいます。
全身の拘縮が始まると、関節を曲げたり伸ばしたりすることができなくなり、衣類の着脱やオムツ交換が困難になります。嚥下機能(飲み込む力)の低下により誤嚥性肺炎のリスクも高くなります。もうご自身で体調不良の訴えもできないので、日頃の観察や体温チェックがとても重要になります。
上の画像のように拘縮が進行する場合もあれば、全身が棒のようにピンと反り返るような状態になることもあります。どのような拘縮が始まるかは人それぞれですので、なるべく拘縮を防ぐためにも、普段からのケアを大切にしてください。
食事や水分の飲み込み(咀嚼・嚥下機能の低下)や、服薬されている薬や腸の機能低下により排便コントロールがうまくいかず、便秘を起こしやすくなるなど、体の不調が出やすくなるので、介護や医療面でのサポートを積極的に受けましょう。
食事の形態にも注意が必要です。
この頃には普通食を食べることが困難になっている可能性が高いので、おかずを細かく刻んだり、だし汁にトロミをつけたものをおかずにかけたりと工夫が必要です。お米からお粥に変えたり、ペースト状にしてから増粘剤を加えたものを食べてもらうことも必要です(ミキサー食)。
ドラッグストアなどで介護食として販売されているものも種類がたくさん増えており、忙しいときなどには大変便利です。配食サービスを活用することもオススメします。ですが、その分コストはかかりますので、介護者ご自身でミキサー食を作ることに慣れてしまう方が早いでしょう。
当たり前のように1日3食しっかりと食べていた頃とは大きく変わり、まともに食事を摂ることも難しいようであれば、栄養補助食品として飲料タイプやゼリータイプなど多くの種類が出ています。身体機能を維持するために、咀嚼や嚥下をすることはとても重要ですので、3食すべてを補助食品に頼るのではなく、その日の体調に合わせ、食事の代わりとして利用することをオススメします。
医師の方からも医療用医薬品としてエンシュア・リキッドやラコールなどの飲料タイプが処方されることがあります。
よくあることですが、何種類も味が用意されているにも関わらず、同じ味を大量に購入されている方がいます。その味に飽きてしまうと一切食べたり、飲んでもらえなくなるので、数種類の味を購入されることをオススメします。
今回はここまで…
認知症後期の前編は、今回はここまでとさせていただきます。
私は、認知症の方も、認知症の介護をされている全ての方にも認知症治療の選択として、大麻が使用される日が来ることを切に願います。
大麻が合法化された国では、認知症の治療薬として大麻の成分が使われています。大麻がいかに高齢者介護にとって、必要とされているのか記事を二つ載せますので、是非、ご覧ください。
【タイの国立病院で始まった認知症へのCBD処方で驚く改善】
タイ、プラーチーンブリー県にあるチャオプラヤアバイブーベ国立病院では、様々な病例への医療カンナビノイド(CBD、THC)治療が行われています。最近行われた調査では、カンナビノイド(CBD、THC)を処方されている、ほぼすべての患者が治療に満足を示しています。
医療チームからの報告によると、車椅子生活の人が普通に歩く事が出来るようになり、家族の事を思い出せなかった人のメモリが回復したケース、自分で家事や、洗濯、掃除が出来るようになった患者など、驚くべき報告が上がってきています。全体的に症状に改善が見られ、睡眠の改善、気分の向上、不快感の減少などがありました。
また、神経障害性疼痛の患者では疼痛スコアが83%改善し、ほとんどの人が睡眠の改善、食欲の増加などの効果を上げており、モルヒネに使用量が減少しています。
【大麻は代替不可能な治療薬である! 医療大麻解禁へと政府を動かした韓国の牧師】
元々は地方出身労働者のサポートなどの社会活動を行っていたガンソンソク牧師は、2017年「医療大麻合法化運動本部」を設立し、てんかんやアルツハイマー病(認知症)などの、医療用としての合法化を求めてきました。
地方出身者支援センターで働いていた時、米袋を運んで腰を痛めてしまい、三ヶ月のリハビリが必要になりました。 病院にいる間、首や腰を負傷した人達が、アヘン系のモルヒネを使っているのを見ました。 モルヒネは中毒性が高く、その治療方法に疑問を持ち、なぜ韓国ではアヘンが許されているのに、大麻はだめなのかと考えました。 退院後、大麻関連の論文や学術資料を読み、医療大麻がいかに効果的で安全かという事を改めて知るようになりました。
介護する側も、介護される側にも、大麻は必要です。
あなたの意識ひとつで、日本は変わります。
いや、よりよい方向へみんなで変えていきましょう!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
冒頭でもお伝えしましたが、この記事は、全ての介護・福祉従事者の方や在宅で介護をされている方に少しでも多くの情報をお届けしたいがために、無料で掲載しております。
少しでも「チップ」という形でご支援頂けるのであれば、noteを続けるモチベーションにも繋がりますので、サポートが可能な方は是非よろしくお願い致します。少しでも私に興味を持っていただけましたら、「スキ」と「フォロー」も、よろしくお願いします。
現在の日本で大麻を使用することは違法です。大麻に対して、多くの人が偏見を持っていることも重々承知しています。ですが、現在合法となった国も以前はそうだった国がほとんどです。
「百聞は一見にしかず」といいますが、「百聞は一服にしかず」です。そんなに大麻が嫌なら吸わなければいいだけですし、大麻の恩恵を受けたいけど、ハイになるのが嫌だ・怖いと思われるのなら、ハイにならないように摂取すればいいだけです。
ただ、大麻を必要としている人は確実にいます。その人が穏やかに暮らしたいと願う気持ちや、医療目的で大麻を使用したいと願う人の権利を、無知や偏見で奪ってはいけません。
この記事や動画が、人々が持っている偏見を少しでも薄くすることができ、貴方自身が大麻について「もっと知りたい」と思っていただければ、嬉しいです。
大麻のことについて、もっと知りたいと思ってくれた方は、是非、下記リンクをご覧ください。そして、日本にいる全ての介護従事者の方で、大麻合法化が必要だと感じている方は一緒に声を上げましょう!
GREEN ZONE JAPAN
医療大麻に関する、科学的エビデンスに基づいた正しい知識を日本に
https://www.greenzonejapan.com/
GREEN ZONE JAPAN Youtube
大麻活動家チェダー Cheddar The Japanese Cannabist
https://www.youtube.com/channel/UCNiGHkuCy7SkY-ocZNT2R7g
麻なび
大麻の情報に特化した総合ポータルサイト
https://asanavi88.com/
CBDの認知症への効能
https://cbdmednews.tokyo/
Marijuana.jp
国内最大の大麻に関する正しい知識を伝える総合メディア
https://marijuana.jp/
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