【Level10】ドラフトで最優先にピックしたい職業（農耕・畜産系）編
こんにちは、レベルのマスターです。
前回までに「増員系」「資源系」の強力な職業カードを取り上げてきましたが、今回は農耕（畑作）や家畜（畜産）に焦点を当てた職業カードを紹介します。アグリコラでは、畑と動物それぞれを手広く進める「農畜複合型」戦略も定番ですが、序盤の農耕基盤や畜産展開をしっかりサポートしてくれるカードがあれば、得点面・食料面の両方でリードを取りやすくなります。
それでは早速、ドラフトで見かけたら絶対押さえておきたい5枚を見ていきましょう！
畑番（旧版Iデッキ）
効果の概要
アクションスペース「小麦1を取る」を使うたび、追加で畑1枚を耕せます。つまり小麦の取得と同時に畑拡張ができ、2手で耕地と種を確保可能。なぜ優先？
序盤に畑を増やすには手番をかなり消費しますが、畑番のおかげで小麦取得のついでに畑が耕せるため、圧倒的な行動効率を実現します。家族が少ない序盤でも農地を着々と整備でき、小麦を種まき→パン焼きで食料化したり、得点計画を前倒しできる点が強み。ドラフトでも**「畑作＋小麦戦略」**を視野に入れる人が必ず狙う柱的存在です。
畑守（旧版Eデッキ）
効果の概要
他のプレイヤーに既に使われて占有済みになった「野菜1を取る」「畑を耕す」「畑を耕し種をまく」といった農業系アクションにも、自分だけは配置できるという特殊能力。なぜ優先？
畑作では“種まきの早取り”や“野菜の先行取得”が得点を大きく左右しますが、畑守なら誰かが先に取った後でも再度同じアクションを行えるため、畑と野菜の確保レースで圧倒的に有利です。終盤の種まき合戦でも強く、盤面点を最大化しやすいので、高得点農業戦略を狙うプレイヤーにとってドラフト最優先クラスのカードと言えます。
羊農（旧版Kデッキ）
効果の概要
（1）アクションで羊を取るたび、追加でもう1匹の羊をストックから得る。
（2）いつでも羊3を牛1＋猪1に交換できる（繁殖フェイズを除く）。
なぜ優先？
羊は序盤から入手しやすく、食料源や得点源として安定しています。さらに余剰の羊3を牛1＋猪1に交換することで、得点に偏りがちな家畜の種類をバランス良く揃えられる点も優秀です。特に終盤、「羊ばかり増えた…」という状況を牛・猪に置き換えて得点を伸ばせるのは大きなアドバンテージ。ドラフトでも畜産方針なら最優先で取りたいカードです。
露天商の女（旧版Kデッキ）
効果の概要
「アクション」や「小さな進歩」などで野菜を取るたびに、小麦2を追加で得るというボーナス効果を持つ職業カード。なぜ優先？
野菜を確保するだけで同時に小麦2が手に入るため、作物の数が一気に増えるのが魅力。小麦はパン焼きで食料化できるほか、畑へ種まきすれば得点源にもなります。農業系やパン焼き戦略を視野に入れているなら、露天商の女の効果で収穫物2種類がセットでもらえるのは破格。ドラフトでも確実に手元に残したいカードです。
動物愛好家（旧版Iデッキなど）
効果の概要
家畜を“あえて取らずに残す”とボーナスが得られるという、一風変わった職業。なぜ優先？
累積スペースに動物が１匹しかないというのは他のプレイヤーとの競合もあまり無く、安定した食料基盤を築くことが可能です。おまけに小麦まで得ることが出来るので１アクションで３アクション分くらいお得なカード。
まとめ：農耕・畜産のカギを握る5枚
畑番：畑作を2倍効率にし、小麦戦略を加速
畑守：他人に占有された農業アクションも使える切り札
羊農：羊の取得効率を倍増し、余剰羊を牛・猪に置き換えて得点アップ
露天商の女：野菜を取るたびに小麦2を追加入手、食料＆得点源を大量確保
動物愛好家：家畜を取らずに溜めるほどボーナスが入り、畜産戦略を一気に爆発
アグリコラで農業や家畜の展開をメインに考える際、こうした職業カードをドラフトで確保できれば、種まきや家畜確保を効率良く行い、収穫時の得点と食料を一挙に伸ばすことが可能になります。特に「畑系」は終盤の点数源、「家畜系」は食料＆繁殖得点を両立できる要素。どちらの方針を重視するか、あるいは両方に手を伸ばすかはプレイスタイル次第ですが、今回の5枚はいずれも「見かけたら最優先でピック！」と言えるくらい価値があるカードです。
次の記事では、さらにほかのカテゴリ（得点ボーナス系など）を取り上げていく予定。自分の得意な戦略と噛み合わせ、ドラフト時に最強の手札を作り上げてみてください。
それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました！ また次回、お楽しみに。