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先生、私、明日43歳になるんです!!

予約していた産婦人科に行き、改めて検査をしてもらいました。

過去の妊娠では、赤ちゃんのベッド(袋)は確認できても、赤ちゃんは育たないという経験もありました。
もしかすると今回もその可能性もあるし、赤ちゃんが確認できるには、まだ早すぎるかなと思っていたのですが…

「赤ちゃん、ここにいますねぇ。あ、これは心臓ですねぇ。」

と、先生がさらりと伝えてくれて

「!!!!!!!!」

私は思わず両手で口をふさぎ、目を見開き、くらくらと驚きながらも、本能的に命が宿ったことに心が震えました。
しかも、親が驚こうが、動揺しようが、そんなの関係ない感じで、息吹いた命を懸命に前進させようとする、生命力のようなものを赤ちゃんから感じ、頼もしいほどでした。

診察台から隣の部屋に移り、私は思わず題名の通り

「先生、私、明日43歳になるんです!!」

正直に高齢出産に対する不安を伝えました。
先生は出生前検診に関することや、栄養をしっかり摂ることなどを教えてくれたと思います。

帰り道は暑さと、動揺や驚き、嬉しさ、喜び、希望、不安…色んな感情や想いが押し寄せて、頭からは湯気が出そうで、変化している身体に心が追い付かない状態でした。

帰宅後、夫にすぐに赤ちゃんが確認きたことを伝えました。
夫も「おぉぉぉ~~~!!!」と驚きつつ、嬉しそうで。

そんな42歳、最後の日。

そして43歳の幕開け。
赤ちゃんという、愛しい愛しいギフトを授かりました。


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