新卒で SIer に就職してエンジニアとなってから数年間、ずっと「技術力の高いエンジニア」を目指して頑張っていた。プロジェクトマネージャなどの職種にはいっさい憧れることもなく、技術特化のスペシャリスト的なエンジニアになりたいとずっと思っていた。 キャリア相談や転職時の面接にもいつもそんなことを明言していたし、実際に技術力を高めようとずっと精進したし、自分で言うのもアレだがそれなりの技術力のエンジニアになったと思う。 自分はなぜ技術にそこまでこだわるのか、自分でもよくわからな
個人で運営している賃貸物件の検索サービス Comfy に関しての技術記事である『【個人開発】爆速な賃貸物件の検索サービスを作った』は、いままでたくさんの人に読んでいただくことができました。ありがとうございます。 リリースから本日で丸三年という節目でもあり、記事に記載したリリース当初の構成からずいぶんと変更してきたので、現状のシステム構成を公開いたします。 Comfy とはComfy は 日本全国の賃貸物件を超高速に検索できる Web サービス です。 とてもこだわって
ぼくには個人開発した Web サービスが 3 つある。賃貸検索サービスの Comfy は自分の中では代表作と思っているし、今でもずっと機能追加や運用に取り組んでいる。 そんなぼくがはじめて個人開発に取り組んだのは、およそ 7 年前のことだ。 当時は、ものすごい意気込みで始めたのだったが、結局それはカタチにはならずに終わった。はじめての個人開発は、挫折の中で撤退することになった。 当時のことを思い出しながら、ぼくはなぜ個人開発をはじめたのかを今日は書いてみる。(「なぜはじめて
「個人開発をしてみたい」 最近個人開発関連の記事は Qiita や Zenn にも多いし、そう思っている人は多いと思う。 しかし「やってみたいけど作りたいと思うものがない」という人がそれなりにいるかもしれない。 ぼくも昔、自分で何か作ってみたいけれども、残念ながら作りたいと思えるものがない、という状態だった。 なにかいい案を思い浮かんだとしても、少し調べてみると誰かが同じようなものを既に作っているからだ。 すでに誰かが作っている、しかも初めて個人開発をする自分なんかよりも経
ちょうど 3 週間前の月曜日から、早起きを始めた。 平日でも土日でも、毎日 5時半から 6 時の間に起きるようにしている。 ここ東京では、今の季節だと 5 時半ころはまだ外は暗く、6 時ちょっと前から東の空が明るくなり始める。 そんなタイミングで起きると「早起きしてるオレ最高」「めちゃくちゃいっぱい時間があるじゃん」という最高の気分になれる。 3 週間程度続いているだけなので、習慣化できたとはまだ言えないかもしれない。しかし習慣になりつつあるのも事実である。 今回ぼくが早起
昔からマネジメントには興味がなかった。そして 30 代も後半という今でもマネジメントには依然興味がわかないし、やりたいと思わない。 27 歳で転職活動をしていたとき。 「エンジニアとして技術を高めたいので、いまのところマネジメント方面のキャリアには興味がありません。ただもしかしたら 5 年後には興味が出ているかもしれません」という回答をしていたことを覚えている。 (若いころにやたらと技術力にこだわっていたことに関しては、前の記事に書いた) 「5 年くらい経ったらどうかはわ
「さいきん個人開発やってるんだー」「こういうプロダクトを個人開発で作っていてー」 エンジニアの人からそういう話を見たり聞いたりすることは多々ある。 しかし、その後「リリースした」という続報がないこともしばしばだ。 個人開発はリリースまでこぎつくことがとてつもなく大変だ。 数日前に書いた下記の記事では、個人開発のもっとも難しいこととして、マネジメントとエンジニアリングを両立についてふれた。 その記事ではリリースの判断がいかに難しいかということも書いたが、「リリースまで開発
外出している時にも記事を書きたいと思って、スマホで文を執筆してみることも多い。 しかし、プログラミングする際に使用しているモニターとキーボードを使って文章を書くのと、まるで体験が違う。 キーボードで文字を打ち込むほうが圧倒的に速いため、文章を書くのがサクサクと進むから、というのが一因であるのは間違いない。 しかしそれだけではない大きな違いを感じている。 記事の文章は、次になにを書くかを考えながら書き進めるため「なにを書くかを考えている」時間がそれなりにある。 すでにある
ぼくが個人開発をはじめてから約 5 年弱。 仕事や家庭が忙しくて個人開発に時間をさけない期間もそれなりにあるし、ベテラン個人開発者からするとぼくなんかまだまだひよっこではある。 それでも 3 つの Web サービスを運営し、数年間なんとか継続している身として、個人開発はめちゃくちゃ大変なことや難しいことが多いということは身にしみてわかっているつもりだ。 そしてそのなかでも、個人開発をする中でぼくがもっとも難しいと思っていることは、マネジメントとエンジニアリングの両立だ。
デジタル情報であふれかえる今の世の中は、言語化・数値化の圧力が強い。 「誰にでもわかりやすいような文章を心がけよ」「数字も入れて説明して」「新規性はどこにある?」「差別化要素は?」「5W1Hを意識して」「データがこう言ってる」 いろいろな活動をしていると、とにかく言葉や数字で示せと言われる。 たしかに言語化や数値化はコミュニケーションの齟齬をなくし、円滑に意思疎通を図る大切なツールだ。 統計データが直感に反する事実を示してくれることはあるし、気づいていなかった大事な示唆を
ぼくがインターネット上に初めてアウトプットと呼べるものを出したのは、2018 年。今から約 6 年前のことだ。 そのころまで、インターネットになにかを書いたり投稿したりするのがなかなか出来なかった。 したいとは思っていたし、すべきとも思っていた。 でもこわかった。なかなか勇気がでなかった。 その頃から比べると、個人開発や Qiita への技術記事の投稿をとおして、ずいぶんアウトプットにも慣れた。 そんないまの自分から、なかなかアウトプットに踏み出せなかった過去の自分に伝えた
11/1 に思い立って、毎日最低 1 つ記事を書いて note に投稿する、ということを決めた。昨日で 10 日間連続の投稿を達成できた。 まだまだ習慣のようにはなっていないが、10日間続けてみるとさすがに、下記のようにそれなりの変化がある。 1.文章力が向上した 2.アウトプットすることに対しての抵抗が少なくなる 3.自分の考え方などの内面に対しての解像度が上がる 4.ストレスが発散されており、毎日がちょっと楽しい 1.文章力の向上 11/1 で始めた段階より、かな
今の僕の一番の趣味は個人開発だ。代表的な Web サービスとして、賃貸検索のサービスである Comfy というのを運営していたりする。 他にもいろいろなことに興味がありさまざまなことに手を出しがちな僕は、趣味と呼べるものがたくさんある。ピアノを弾いたり料理をしたり、美味しいものを食べに行くこと、まだ訪れたことのない場所へ旅行すること、子どもとお出かけしたりめいっぱい遊んだりなどなど。体を動かすことも好きだし、友達とご飯を食べたりお茶したり、飲みに行ったりするのも好きだ。 そ
ありきたりだが「継続は力なり」という言葉が好きだ。 なにごとも高度な能力を身につけるためには、どうやっても量をこなしていく必要があると思っている。 スポーツ、楽器の演奏、料理…。僕の仕事のプログラミングだってもちろん例外ではなく、僕がそれなりのレベルまで達しているとすると、それは明らかに相当な時間をかけたからだと断言できる。 数年前によく聞いた「1万時間の法則」というものがある。 「1万時間の法則」とは、なにごとにおいてもプロレベルになるには、およそ1万時間そのことに取り組
睡眠はとても重要だ。 目覚ましすらかけずに決まった時間にはっと目が覚めて、「よし今日も一日頑張ろう!」と思いながら起きる朝はとても気持ちよい。 気持ち良いだけでなく、生産性が高く、楽しくよい一日を送れることが多い。 朝起きた時、「なんかだるい…」「もっと寝たい…」となる目覚めはなかなかにツラいものがあるし、そういう日は仕事の生産性も低かったり、なんとなくやる気が低いまま停滞してしまったりして、残念な夜を迎えたりする。 ここ 7, 8 年、僕は「いかによい睡眠を取るか」とい
毎日記事を一つ投稿するというのを11月1日に始めて今日で一週間。 この記事を無事に投稿できればまずは1週間続けられたということになる。習慣化できたといえる状況には程遠く、毎日のように「書かないと…書かないと…」と、なにかに追われるような気分でなんとか書き上げているような状態だ。 3日前か4日前には、「文章を書くことが意外にそこまで苦痛ではない」と書いた。しかし「毎日タスクに追われている」感覚には若干のつらさがある。 こういう時に、今後も長く継続していくためには、2つのこ