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週日記 2024.07.21 - 27

07/21 Sun.

昨夜ビアホールに行った唯が少しきつそうだったから、朝は家でのんびり過ごす。お昼に英語の習いごとに行く楓芽と唯を送って、それから蒼空にお昼ごはんを食べさせた。休みの日に体力を回復させたいなら寝ればいいのだろうけど、元気な子どもたちをよそに自分だけ寝ることは不可能。「家にいるよりは…」と思って出掛けるけれども、外は暑いし運転はしなければならないので、結局は身体も心も疲れたまま週末を終える。インターバルはまだ見つからない。

07/22 Mon.

あれだけ休む時間がほしいと言っておきながら、昨夜は楓芽のエプロンにロゴを縫うためにかなり夜更かしをしてしまった。文句たれる前にそういう無計画さを改めた方がいいと思う。久しぶりに現地に出向かなくていい日だったけど、翌日の福岡出張が決まったので慌てて図面を拵えた。夜まで体力が持たなくて、ナナフェス(地域イベント)のホームページも、道しるべ(子育てイベント)のまとめ作業もまったく追いついていない。いつもそう思った瞬間は「やることをメモにまとめなければ!」と思うのだけど、メモに書いたら満足してどこかへ消えてゆく。

07/23 Tue.

1人で福岡まで走って、現地で社長たちと合流して打合せ。用事は早々に終わったのだけど、工事中の様子を見る機会はなかなかないのでそのまま見せてもらうことにした。お昼ごはんを食べて、また1人で長崎まで走る。三瀬峠ってこんなに長かったっけ。当たらないガリガリくん、不意に迫り来る眠気。雲を追いかけるような景色の移ろいは好きだから、スマホを下手くそに固定して動画を撮った。会社に着くとすぐ定時になったので、へとへとの身体を引きずりながら楓芽と蒼空を病院へ連れていく。薬を多めにくださいと伝えたのにいつも通りの量しかもらえない。病院の先生も、薬局に佇むサトちゃんも、僕が小さな頃から何ひとつ変わってない。

07/24 Wed.

今日からしばらく出張の予定がないから、ここのところ散らかっていた仕事を整理してみた。入社した頃はちっとも分からなかった月間スケジュールも、設計がやるべきタスクも、ずいぶん見えるようになってきた。ただ、整理する時間がない。これがスムーズになればもうひと皮むける気がする。打って変わって子育ては自分の不甲斐なさを感じるばかりで、楓芽ができると分かっていることに対して「もうすぐ5歳になるんだから」と言ってしまうことが多い。それがすべてわるいとは思わないけれど、その言葉に甘えている自分がいや。夜の家事や作業を終えて、この子の寝顔を見るたびに思う。もうすぐ5歳だけど、まだ5歳だよな。

07/25 Thu.

仕事を終えて楓芽を迎えに行くと、同じクラスの子どもたちが何人か寄ってきてくれる。話しかけてくれるお友だち、抱きついてくるお友だち、ブロックでつくった銃で僕を狙うお友だち。みんなかわいい。正直、楓芽が生まれるまでは「子どもが大好き!たまらん!」というほどではなかったのだけど、どんどん子どもたちと話す機会が増えてきて、小さなからだいっぱいで表現してくれる喜怒哀楽がたまらない。楓芽は特におしゃべりなので家でもずっと喋っていて、よく話を聞き流しちゃうのだけど、そのせい(おかげ?)で外でも同じようにずっとしゃべっている。だから楓芽のお友だちが絡んできてくれるときはその子の個性が溢れ出しているんだろうなあと思うし、溢れ出た個性を受け止められることってすごく贅沢な時間だなあとも思う。

07/26 Fri.

唯の仕事が早く終わったので、家事も寝かしつけも21時前にはすべて片付いた。それからびっくりドンキーで快さんと読書感想文教室の準備。打合せで使うような場所じゃないのだけど、南部で遅くまで使える場所がないから仕方がない。2人で少しずつ準備をしている拠点が早くほしい。話せば話すほど、読み書きの大切さが浮き彫りになる。読み書きが好きな自分が生きる瞬間にしたいと思う。どたばたの2週間を駆け抜けて、まだ返せていないものもあるけれど、ひとつずつ消化していこう。無理せず、壊れない程度に。

07/27 Sat.

みんながお昼寝をしている間に三和図書館へ行くと、森保一さんの講演会が開かれていた。20年前のサッカー教室、懐かしいなあ。晩ごはんの買い物帰りにHajikko書店で寺田さんとおしゃべり。昨夜、快さんと「作文教室、通年でできたらおもしろそうだよね」と話していたことを伝えると「うちを立てるとか考えずに、ここ好きに使っていいからね」と言ってくれた。今日もコーヒーを淹れてもらった。続けて「子どもたちにとってお兄さんみたいな存在がいないから」と言ってくれたのだけど、僕にとってのそれは寺田さんと武次さんだ。もうすぐ20代が終わるんです、そう言う機会が増えてきたけれど、まだまだお兄さんと言われることが許されるのなら、そうでありたい。変わりゆく役割や立ち回り。ほんの小さな夢も添えて。

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