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週日記 2024/11/24 - 30

11/24 Sun.

納車後の1ヶ月点検でディーラーへ車を預ける。それから芋堀りに行こうと車を出して5分経ったところで「誤ってキーを車の中に入れたまま鍵をかけてしまいました」と電話があってとんぼ返りした。納車直後に見つかったルーフライニングの汚れのせいで預けることになったのに、そんな凡ミスで時間を取らないでほしかった。汚れが見つかったときも予定を変更してディーラーを訪れていて、僕たちは車の汚れよりも失った時間を憂いている。

11/25 Mon.

毎週土曜日の夜にアップしていた日記を、ここ1ヶ月くらい翌週に持ち越している。noteの継続更新を途切れさせたくない下心もあって枠だけは変わらず土曜日にアップしているのだけど、そうすると中身を更新したときにあまり読んでもらえない。そう思っているうちは本音をここに残せないんだろうなと思う。いつか本屋さんに行ったとき、アナウンサーの藤井貴彦さんが書いた日記の習慣についての本が目に入った。僕の記憶が正しければ、藤井さんはボールペンで日記を書いていた。絶対僕より忙しいのにな。

11/26 Tue.

土曜日のフォーラムの振り返りと、次の移動書店の相談のために快さんとマック夜会。サンキッズの活動を発表した快さんが「スポーツの観点から評価してもらえることは嬉しいことなのだけど、狙ってやってるわけでも、そうなってほしいわけでもないからちょっとだけ違和感」と言う。分かる。この歪(ひず)みは決してネガティブなことではないけれど、向き合い方を間違えるともったいないなというのもお互いに何となく感じている。それをうまく言葉にできない僕たちの抵抗は、普段は思い出せないくらいの温度感で死ぬまで続く。

11/27 Wed.

楓芽がサッカーをはじめて以来、初めての雨の日。練習前に慌てて室内用のシューズを買って体育館へ行くとキッズクラス(保育園児)は1人だけだった。コーチからマンツーマンでみっちりパスとドリブルを教えてもらえて楽しそう。というより嬉しそう。何となく教えていた足裏でのボールタッチが思っていた以上にスムーズで、練習後に「お父さんが教えてくれたからね」と言われた。過度な期待が込められている分、僕は楓芽にサッカーを上手に教えられない。でも伝わってる部分もあるんだなと嬉しくなった。

11/28 Thu.

日曜日から預けていた車を引取りに、仕事終わりにディーラーへ行く。代車はガソリンを満タンにして返すよう言われていたので給油してみると、ありえない量の請求がきてびっくりした。洗車までしておきましたと言われてもこちらが失ったものの方が大きく感じて、でもこれって短絡的かもしれないよなと思ってひとまず呑み込む。帰宅して唯にその話をすると僕以上に納得いってなかった。やっぱそうだよね。

11/29 Fri.

仕事終わりにココウォークまで車を走らせて、BLOOM(企画からお手伝いをさせてもらっていたZINEのイベント)のトークショー。5月の北公民館ぶりにゲストで登壇させてもらった。特に話すことは決めていなかったので、進行役ののもりきょんと主催のmakijakuさんの話を聴きながらメモを書きしたためていく。僕はきっと、ZINEづくりを通して物事の不便と向き合っている瞬間に暮らしの豊かさを噛み締めている。丁寧な暮らしに見える暮らしの多くはそういう作品で、本来はもっと泥くさくて、ずっと面倒で、他人に見せようとは思わない。でも作家のそういうところが見えちゃってるのがZINEで、だから愛さずにはいられないんだと思う。

11/30 Sat.

夜のうちに家事を済ませてから2時間の仮眠。それから家族旅行の目的地・広島県へ向かう。「8時台につくからのんびり観光できそうだね」と話していたのに、宮島行きのフェリー乗り場にはツアーと修学旅行の人たちがいーっぱい!涼しくなって(というには寒すぎたけど)、紅く染まった木々の間を抜けていくツアーなんて最高だな。すれ違ったガイドさんが「鹿はかわいらしいですけど、マダニがいるのでさわらないようにお願いしますね」と話していたのを聞いて、さっきまで鹿をさわりたくて仕方なかった楓芽が「鹿にはさわっちゃだめだよ、お父さん」と言ってきた。ダニが何者なのかも理解しているようで、この子はやっぱりすごいなと感心した。鹿はちょっと寂しそうな顔をしていた。

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